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お嬢様と学ぶお嬢様言葉!


皆様ごきげんよう、ノワールですわ。

本日はタイトル通りお嬢様言葉を一緒にお勉強いたしましょう。

では本日は、挨拶から初めて行きますわよ!

基本的には「ごきげんよう」と言っておけば相手も返してくれますわ。

でも、これぐらいなら皆様もうご存知でしょうから、もっとマニアックな所を攻めていきますわよ。

例えば非常にプレイ人口の少ないクs、お排泄物ゲームのマルチプレイで日本人とマッチングした時の挨拶を伝授いたしますわね!

当然ですがチャット機能が有ることが前提条件となりますわ、普通の挨拶としては「よろしくおねがいします」辺りが妥当なところですが、それでは物足りないというお嬢様には、

「あら、ごきげんよう、あなたこんなお排泄物プレイしてるなんてよほど暇なのですわねww」

と、言うのをオススメしますわ。


※絶対に真似しないでください、又今回のことを鵜呑みにしてトラブルが起きてしまった際、当方は一切の責任を負いかねます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

おはようございます、ノワールお嬢様ですわ。

いや~いい朝ですね!天気は晴天、小鳥たちの可愛らしいさえずりが聞こえて来る気がします。

爽やかですわね、ここに紅茶何かがあれば完璧でしょう。

酷い頭痛と、鳴り止まない耳鳴りを除けば。


朝起きたわけですけど、私、何時寝ましたっけ?というか何しましたっけ?確か先生と魔法の...ああそうでした確か先生に属性を調べてもらって、それで何がありましたっけ?えーと、確か大爆発して気を失ったんでしたね、指先で大爆発が起きたんですよ!私魔法使えたってことですよね?そうです確かにあれは大爆発でした、誰がなんと言おうと大爆発でした、そりゃあもう私が一撃で気を失うほどですもんね、それはもう私の初めての魔法にふさわしい大爆発でしたわね。


「おじょうさま、おきた?」


枕元でそう言ったのは新米の見習いメイドのララちゃん、何処から引っ張り出したのかわ分からないが、子供サイズのメイド服を纏った天使がおはようと声をかけてきた。可愛い。私も寝ぼけた頭でおはようと返すと、ニコー♪と笑ってトタトタと走って扉を出ていってすぐに、廊下と隣の部屋が騒がしくなってきたと思ったら私の部屋の扉が開いてお母様が飛び込んできた。そりゃあもう、物凄いダイブである。お母様の後ろでお母様付きのメイドさんたちが大慌てで止めに入るが、そんなメイドさん達の頑張りを歯牙にも掛けずベッドに座る私に向けて思いっきり飛び込んできた。

ドーンと来てバフっとなってモニュって感じの衝撃が私の顔面に襲いかかってくる。

目覚めの一発、これは効きますね、これは完全に目が覚めました、頭痛も耳鳴りも吹っ飛びました、これはもう最高の朝ではなかろうか、この一発は転生してからというもの久しく飲めていない目覚めの珈琲一杯に匹敵するのではなかろうか。


「ノワールちゃん!目が覚めたのね!起きたのね!痛い所無い?!体調は?!大丈夫?!」

ちょ、お母様!そんなに締め付けると、くる、ヤワ、苦しい!

「う、うぐう、うぐぐ」(お、お母様、苦しい)

「あら、ごめんね、苦しかったかしら」

「いえ、大丈夫ですわ」ふわふわ幸せでした。

と言うか私どれぐらい寝てたんでしょうか、お母様の心配の仕方が酷いですわね、私もしかして、だいぶ寝てた?


「あの、お母様、私、どれくらい寝てました?」

「三日ぐらいかしら、それより!体は大丈夫?!頭が痛かったりしない?!」

三日、そんなに寝てたんだ、マジか、魔法一発で三日間気絶か、認めたくはないがこれは私の魔力量、多く見積もっても貴族の平均の下ぐらいかしら、低く見積もると、いや、考えたくないわ。

「三日、そんなに、ああ、体は特に違和感はありません、大丈夫ですわ」

「それなら良かったわ、でも、今度から魔法を使う時はもっと慎重に使いなさいね」

おや?使うなとか、覚えなくていい、ぐらいなこと言われると思ったのだが、魔法使っていいの?


「また、魔法を使って良いのですか?三日も気絶したのですよ?」

「良いのよ、貴女はリリー辺境伯家の長女なのですから、少しぐらい魔法が使えてもらわなくては困りますわ」

これはつまり、人前で使っても恥ずかしくないレベルの魔法を使えて、更に一撃で気絶しないようにしろ、って事だろうか、大分先が長そうだ。

「精進いたしますわ」

「ええ、ゆっくり頑張りなさい、ああ、それと、これからしばらくの間はリーラさんの許可なしに魔法を使うことを禁止します、いいですね」

え!マジで?練習時間が大幅に減るぞ、いや、急ぐ必要は無いとは思うがそれでも、やりたいものはやりたい。

「リーラさんの許可が取れれば、彼女の目の届くところでなら使っていいわ、だから、くれぐれも、隠れて使って気絶するなんてことがないようにね」

おっと先回りされたぞ、今日今直ぐにでも出力を抑える方法を探ろうと思ってたのに、師匠の許可がなきゃ出来ないとは、はあ、まあ色々教えてもらいながらじゃないと出来ないだろうし、まあ、良いか。


「じゃあ、お腹も空いてるだろうしお昼ごはんにしましょ、ノワールちゃんは着替えて食堂においで」

「わかりましたわ」

うん?昼?

窓の外を見てみれば、まだ起きて三十分程度だと言うのに、お日様はほとんど真上にいる、いい朝ですね(ゴリ押し)



翌日、あのあとぶれいくふぁーすとを食べたあとぶり返した頭痛で更に寝込み、起きたのが今朝の六時頃、今はもう頭痛も耳鳴りもなくなり、体調も回復した。昨日頭痛がぶり返した時にはお母様の慌てようは凄まじいものが有った。今朝、元気になったと報告すればまた慌てた様子で色々体調のことを聞かれたが平気だと言って、なんとか落ち着かせた。それでも相当な心配をしたそうで今日は魔法は控えたほうが良いかもしれない、あまり心配をかけたくないしね。そろそろ先生が来るだろうが今日は座学にしてもらおう。


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