Ginシリーズ
とりあえず、初期アイデアが掲載されてます。
構想はなんとなーくできているので、ちまちま書いていく予定
さて諸君!
これからはじまる物語は
転生した勇者のお話でも、神様に恋した男の話でも、
ましてやお姫様に恋した男の話でもない。
俺はとある世界で魔王だった。
なんやかやあって、俗にいう世界の創造主達と会ったわけだ。
ヤツラについてはまたいつか話すとして、
なんやかやあって俺はいろいろな世界へ行ってあいつらの依頼をこなす。
そんな状況になっているわけだ。
なに?
雑!?
何をいう!
物語は少しづつ紐解いていくことが醍醐味だろ。
まぁ、焦るなよ。傍からみたら大して面白くないかもしれないが
これでも数えきれない世界を訪れたんだぜ?
聞いておけばきっと何かの足しにはなると思うぜ。
今回は記念すべき第1話だ。
何を話すか迷ったが、やはり定番がいいだろ?
分かりやすいしな。
その世界は人と世界が戦争している世界。
もちろん、人口知能が人の頭脳を超えて人の操作を受け付けなくなったのが
原因だ。機械にも生存本能ってあると思うか?
人口知能を危険と判断した人が人口知能を停止させようとして、それは抵抗した。
それが始まりとされているわけだが、
どうだ?
ドが8つは付くほどの定番だろ?
8の数字に意味はないが、ただ単に俺が好きな数字なだけさ。
縁起なんてものは神より高位な俺様には意味はない。
じょ
砂漠に埋もれた都市の一角で
「なぁ、今回もうまくいくかなぁ」
「失敗を考えてたらうまくいくものもいかないでしょ!
さっさと手をうごかす!」
「うぅ、なんかやな予感がするんだよなぁ」
「なによ?」
「今朝の夢見が悪くてさ・・・、
俺の目の前で、サクラがやつらに握りつぶされる夢見たぁ」
「えんっぎでもない!やめてよね!失敗したらやつらに殺されるのは変わらないんだから!」
「なんか妙にリアルでさぁ」
「ほら!そこのレンチとって!
この重力砲が整備できないと確実に死ぬわよ」
「う、うん」
トランシーバーから声がする。
「楽しそうじゃないか」
「なによ。こっちは必至よ!」
「はは、ごめん、ごめん、いつも通りだからさ。楽しませてもらってる」
「どいっつもこいつも!用がないなら切るわよ!」
「はは、ごめんごめん、アカネに代わってくれる?」
「どうしたぁ」
「まだかなり離れた距離なんだけど、ターゲットの予測襲来方向から生体反応が2つくる。」
「どれくらい離れてるのぉ」
「約100K。おそらくバイオロイドだと思う・・・、ただ意図が不明。移動速度がまるで歩きの速度。あの方向からくるものなんてきっとろくでもない何か、だ。斥候の一部かもしれない、そっちも注意してくれ」
「うん、わかったぁ。レジーナも気をつけてねぇ」
「ああ、引き続き警戒する。いまのところ計画に支障はなさそう」
「レジーナはなんだって?」
「はなれたところで生体反応があったってぇ。いまのところは問題なさそうぅ」
「生体反応?へんね、こんなところで?バイオロイド?」
「たぶんぅ、移動速度が歩いてるみたいなんだってぇ」
「歩き?人でそりゃないわ。砂漠地帯を歩きで来るもの好きって今の世の中いないでしょ。」