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第31話:ロックオン

 リオンには謝られたものの、自宅に戻ってからしばらくの間、青葉はオカルト局に再加入するかどうかなかなか決断がつかないでいた。いくら彼に酷いことを言われたとはいえ、あそこから逃げ出したのは紛れもない青葉自身である。いったん飛び出したというのに、またひょこひょこ戻ってくるのは正直言って恥ずかしかった。


 だが恥やプライドにこだわっていられるほど、甘い状況でないのも確かである。大賢者による犠牲者は増え、オカルト局の主戦力であるリオンは足を折る大怪我をしてとても戦える状況ではない。黒幕である大賢者の特定もできていないようだし、風向きは明らかにこちら側に悪い方向で吹いている。


 青葉は先日起こった爆破事件のことを思い出した。


 鉄パイプに胸を貫かれた少女と、上半身を潰された女性。そして動かなくなったたくさんの人達。


 あの時青葉と同じ場所にいた彼女らは、千代子と同じように理不尽な暴力によって人生をブツリと絶たれてしまった。


 同じ所に立っていた青葉が、今できることは何か。答えはもう決まっている。


 青葉は部屋に閉じこもり、金治に電話で連絡を取った。


 開口一番、青葉がオカルト局に戻りたいと頼むと、金治は意外なことに黙ってそれを受け入れてくれた。齢八十、今まで色々な経験を積んできたのだろう金治は、青葉が戻ってくることを始めから分かっていたのかもしれない。


 青葉が大賢者について尋ねると、金治はすぐに今日までに手に入れた情報を教えてくれた。


 金治たちは青葉がいなくなってから、月音の「調査網」とやらでずっと調べを進めていたらしい。調べによると、大賢者はインターネットの掲示板で手先となる「小賢者」を探し、チャットで親密になってから犯行をそそのかしていたらしかった。


 これは使える情報だと青葉は思ったが、残念なことにそれ以上調査は進められなかったらしい。名前が「大賢者」だけに悪知恵が働くのか、掲示板への書き込みは全てネットカフェ――それも東京・名古屋・大阪とその時々で違う――で行われていたため、個人が特定できなかったのだ。


 だが個人を特定できなくとも、東京・名古屋・大阪間をわざわざ移動するという行動から、大賢者の犯行への執念が否応なしに伝わってくる。未だに奴の具体的な人物像は見えてこないが、無関係な大勢の人間を平気で犠牲にする残虐極まりない人間だということは、もはや明らかだった。死人の数も、事件の規模も、回数を重ねるたびにエスカレートしているし、放っておけば今回の事件をしのぐ大惨事を引き起こすかもしれない。


 一刻も早く大賢者を捕まえなければ大変なことになる。しかし手掛りが一向に見えてこない状況は、青葉にとって歯がゆい通り越して明確な苦痛だった。大賢者は今頃舌なめずりをしながら次なるターゲットと、使い捨てにする手駒をインターネットで漁っているに違いない。


 青葉は恥も外聞もかなぐり捨てて、大声で叫びながら近くの海まで走って行きたかった。そうできたらどんなに気持ちがいいだろうが、事件からしばらくたったというのに、未だ家の周りはマスコミがうろついているため、うかつに奇行にも走れない。いい加減放っておいて欲しと思っていたが、最近リオンが退院したり写真集の発売を前倒しにしたのもあって、なかなか世間が忘れてくれないのである。


 おかげで青葉はすぐ近くのコンビニに行くこともままならず、ストレスが溜まる一方だった。


 しかし部屋の中にいたらいたで、机の上に放り出してあるケータイにはさして親しくもない同級生たちから、「リオン君のサインちょうだい」とか「事件の話を聞かせてくれ」というメールがひっきりなしに届いてくる。いっそのこと着信許否にしてしまいたかったが、もうすぐ始まる二学期のことを考えるとそれは得策ではない。


 青葉の口から続けざまににため息が出た。このつまらない状況から抜け出して、早くオカルト局の仲間たちに会いたい。正直彼らに対するコンプレックスはまだ青葉の心の中から消えてはいなかったが、それ以上に、共に戦う仲間たちと会いたいという気持ちが強かった。


 その願いが妙な形で天に伝わったのだろうか、夜青葉がテレビを見てくつろいでいると、リオンの事務所から明日以降にお礼に伺いたいと電話で連絡があった。もちろん当事者であるリオンも同伴とのことである。


 話を聞いたとき、青葉は即断ろうと思った。超有名人である彼の訪問によって、我が家がどんなに大変なことになるかは考えてみないでも分かる。せっかくのお礼を断るのは申し訳ないが、家族の平穏のためにも仕方ないだろう。


 だがそんな青葉の家族を思いやる気持ちは、一人の女によって無残にも打ち砕かれた。ふきが青葉が迷っている間に電話を奪い取り、勝手に承諾してしまったのである。もちろん青葉は怒ったが、成層圏よりも高く舞い上がったふきが話を聞くはずがない。


 青葉の抵抗空しく、リオンたちの訪問は二日後に決まってしまい、予想どおり、翌日から家の中は嵐のような騒ぎとなった。ふきは店番もほったらかしで、リオンを向かえるべく大森家始まって以来の大掃除を開始し、鉄和は鉄和で、突然のアイドルの訪問に慌てふためき、「日本語は通じるのか」と青葉に聞いてくる始末である。


 青葉はそんな状態でリオンを迎えられるのか心配だったが、ふきの意地と根性の結果、当日までに家の中の大掃除は完了し、高い茶も茶菓子も揃え、彼らを出迎える準備は何とか整った。


 後はリオンたちを待つばかりである。


 大森家に張り詰める緊張感がピークに達した頃、リオンと田所はやってきた。


 鉄和は油の切れた機械のような動きで、リオンとその後ろに続くマネージャーを居間に通す。動揺の余り、普段はしゃんとしている鉄和の背筋は、今や不自然なほど猫背になっていた。青葉の父親とは対照的なリオンの爽やか過ぎる笑顔と、マネージャー田所の人当たりのよい顔が目に眩しい。


 二人が向かい合うようにテーブルに着いたところで、青葉はリオンが制服らしきブレザーを着ていることに気付いた。てっきり高校には通っていないものだと思っていたが、そういうわけでもないらしい。忙しいアイドル生活と学業を、どうやって両立させているのだろうか。


 青葉が勝手に不思議がっている間に、リオンはもう挨拶を始めていた。他人に好意を抱かせるために計算し尽くしてあるだろう極上の微笑みは、垢抜けない大森家の中で完全に浮いている。リオンの人並み外れたカリスマ性が、平凡な空間にいるせいでなおさら引き立てられているのだろう。外見から立ち居振る舞いまで、大森家と同じ所を探すほうが難しい。特に顔立ちなんて、鉄和と同じ男性だとは思えないほど差がある。


 派手過ぎない程度にハネを作った薄茶色の髪と、きらめく翆玉のような虹彩。欠点が見当たらないほど整った顔立ちには、上向きの口角が愛矯を添える。


 青葉にはリオンの周りだけ、光り輝く薄い皮膜で隔絶されているように見えた。そして目の前にいるのが、全国の女性が夢中になって憧れる「リオン君」なのだと実感する。


 リオンが完璧なのは、外見ばかりではなかった。


 今日のリオンは十五六とは思えなほど礼儀正しく、それでいて少年らしい明るさと素直さが見え隠れしていた。青葉は彼の普段の言動を知っているから、猫をかぶっているのだと分かるが、何も知らない人間にはまず見抜けないだろう。常日頃から青葉はリオンが芸能界で生きていけることに疑問を感じていたが、その答えが今分かった。奴は「身内」以外の人間対して、多重人格かと思うほど外面がいいのである。


 いつもは若い男の悪口ばかり言っている鉄和も、リオンには圧倒されたようで、目を丸くしたままぴくりとも動かなかった。それどころか「お嬢さんがいなければ、僕の命はありませんでした」と言われた時には、涙ぐんでいたほどだ。


 すっかりリオンのペースに飲まれたまま、時間は過ぎて行った。もともと彼らは長時間滞在する予定ではなかったので、すぐに帰る時刻がやってくる。


 帰り際、リオンはオリジナルグッズの入った紙袋を鉄和に渡しながら、思い出したように言った。


「あ、そうだ青葉さん」


 青葉は返事をしながら、リオンのさん付けにむず痒さを覚えた。


「これ、僕のケータイ番号とメルアド」


 後ろから、ふきが息を飲む音が聞こえる。青葉は首をかしげながら、リオンが差し出した名刺のような紙を受け取った。


「僕、足折っちゃったせいで仕事もできないし、遊びにも行けなくて暇なんだ。良かったら電話してよ」

「いいの?」

「嫌ならこんなことしないよ。これプライベートな方の番号だから、誰にも教えないでね」


 微笑むリオンの横では田所が、青葉の斜め後ろではふきと鉄和が、それぞれ口をあんぐりと開けて驚いていた。


「めっずらしいこともあるもんだなぁ。リオン君がプライベートのケータイ教えるなんて」

「まぁ、ね」

「三件しか番号登録されていないんでしょう?彼女が四番目ですか」


 田所はほうほうとうなずきながら、興味深げに青葉を眺める。


「ほら、何してんの田所さん。もうお暇するんでしょ」


 リオンは不躾な視線を送る田所を促しながら、懇切丁寧に頭を下げて大森家の門を後にした。だがふきと鉄和はリオンがいなくなってからも、まだ緊張が解けないのか岩のように直立不動のままである。


「おとーさんもおかーさんも、リオン君もう帰ったよ?」

「あ、青葉。あ、あ、あんた」

「お母さん何?」

「リオン君のメルアド!」


 何を思い違ったのか、ふきは青葉の両肩を掴んで激しく揺さぶりだす。鉄和が「バカ、落ち着け!」と言いながら慌てて止めに入り、ようやく事態は収拾した。


「お母さん何なの?いきなりひどくない?」

「アンタ、アンタ自分が何もらったのか分かってるの?」

「えーと、ひょっとしてコレ?」


 青葉は今しがたリオンからもらった紙きれを見せてみる。


「やめなさい!!そんなただのメモみたいに!ソレがどれだけ価値のある物なのか分かってるの!?」

「価値って、ただのケータイ番号じゃん」

「『ただの』じゃない!『リオン君の』ケータイ番号なの!ソレがあればリオン君と直接話せるのよ!」

「当たり前じゃない?電話なんだし」

「当たり前じゃないわよ。リオン君と直接話せるなんてどれだけ幸せなことか分からないの?ファンだったら百万、いや一千万でも買う人がいるわよ」


 いくらなんでもケータイ番号ごときにそんな大金払うわけないだろうと、青葉が怪訝な顔をしていると、ふきは大げさに肩でため息をついた。


「ああ、育て方間違えたかしら。いっそワタシが青葉なら良かったのに」

「馬鹿言ってんじゃねーよ、オメェ」

「でも……」


 文句がありそうなふきを宥めながら、鉄和が青葉に苦笑いを向ける。


「まぁ、青葉も大変だったけどよ。スゲェ友達ができて良かったじゃねーか」

「そだね」

「あのリオン君とやら、若ぇのになかなか良さそうな奴だしよ。俺もなんかファンになっちまったよ」


 ちゃらちゃらした若者が大嫌いなあの鉄和が、リオンを褒めて照れたような様子で笑っている。ついこの間まではリオンのことを「いけ好かない奴」だと非難していたのに。


 ――リオン。恐るべし。


 青葉は彼の実力を改めて思い知り、背筋がすーっと寒くなった。




――――――――







 いくら待ち伏せても、大森青葉が自宅から出てくる気配はなかった。いい加減にマスコミにうんざりして引きこもっているのだろう。長年記者らしいことはしてなくてもそれくらいは想像がつく。


 新白崇(にいしろたかし)の背中にYシャツが汗でべったりとくっつき、もともとあった不快感がさらに増長された。


 なぜこんなことになってしまったのだろうと崇は毒づく。目の前の家の中にいる小娘は、ほんの数日前まで絵に描いたような平凡な少女だったのに、たった一夜で今や時の人だ。しかも崇が作ったきっかけのおかげでだ。


 崇があの時、あの爆弾の作り方を山之辺に教えていなければ、大森青葉は今も単なる平凡な女子高生のはずだった。田舎の父が残した蔵からアレら(・・・)を発見したのは自分なのに、まさかこんな小娘に出し抜かれるとは。アレらを利用して良い目を見れるのは、この世で崇だけに存在する権利だというのに。


 思えば崇はアレらのおかげで、ここしばらく随分と楽しい思いをしてきた。 崇は半分崩れかけたような蔵でアレらを見つけた時のことを思い起こす。


 古い木箱にまるで封印するかのようにしまわれていた、奇妙な形をした物体たちと古びた手記。手記にはその物体が何なのか、どうしてソレらが作られたのか詳しく記されていたが、あまりに突拍子過ぎる内容に、崇はそれをしばらくの間信じる気も起きなかった。


 始めて手記の内容を信じてアレたちを使ってみる気になったのは、今からちょうど二年前。自分の才能を妬んだ上司に疎まれて、勤めていた大手新聞社を辞めフリーライターに転進した頃だった。自分のように才能に恵まれている人間が、低レベルな奴に足を引っ張られて落ちぶれていくことに、あの頃の崇は社会と世間の理不尽さに気が狂いそうだった。


 だから少しでもスカッとすることはないのかと、軽い気持ちでアレらの中にあった「流針」を手に取ったのだ。「流針」は普段は人間の頭よりも大きなガラス瓶に入った銀色の液体で、蓋を開けると思いどうりにどんな形にもなるという。手記に書かれた説明を読んだ崇は、物はためしだとソレを抱えて近くの川原に出かけて行った。


 ターゲットはすぐに見つかった。川原を歩いていたら、生意気そうな小娘に溶けかけのアイスを引っ掛けられたのである。小娘はすぐに謝ってきたが、イラついていた崇はそれでも許せなかった。いわゆるエリート街道を進んできた自分に、たかが小娘が謝ったくらいで許されると思っているところが気に食わなかったのだ。


 文字どうり針にも形を変えられる「流針」により、娘はすぐに穴だらけになった。崇はソレを見て驚愕すると共に、えもいわれぬ喜びを覚えた。


 疎ましい奴らが無残にも死んでいく姿はなんて清清しいものだろうと。


 しかも「流針」ならば凶器から警察に足がつくこともない。


 しめた、と崇は思った。だが都合の良すぎる道具にはリスクが付きまとうのが世の常である。崇はその晩に意識を失い、運ばれた病院で大病が突然発症したことを知らされた。原因は不明だったが、崇は手記を読んでそれが「流針」を使ったことによる副作用だと分かった。


 崇が退院するまでには、一年以上の月日を要した。せっかく手に入れた便利すぎる道具なのに、使えなければ意味がない。崇は最善の方法を考え、そして閃いた。


 危険な道具ならば、何も知らない人間に使わせれば良い。


 同じような対象に対して不満や憤りを抱く人間を探し出して、そいつらを実行犯に仕立て上げれば良いのだ。


 同じような考えを抱く人間がたくさんいることは、常日頃利用しているネットの掲示板で知っている。そいつらを上手く使ってやれば良い。


 崇が一番初めにターゲットに選んだのは、道端でえらそうに注意してくる不特定多数の人間だった。奴らは低学歴でレベルの低い人間に違いないくせに、さも正義面をして見下ろしてくる。


 まず崇は自分と同じような主張を書き込んでいる人間を掲示板で見つけ出すと、チャットに誘いこんだ。そこからじょじょに仲良くなり、そのうち「奴らにひと泡吹かせてみないか」とそそのかす。作戦は上手く行ったようで、彼が起こしたと思しき事件が何件か起こった。しばらくして彼から何の連絡もなくなったのは、副作用で死んだか倒れたかしたからだろう。


 崇は上手く事が運んだことに味を占め、次々にターゲットを定めていった。


 少し綺麗で才能があるからといって、マスコミに顔を出し、得意げに振舞う女。こいつらがいるおかげで、世間一般の何の役にも立たない女どもが勘違いし、傲慢になった。


 帝東大学は、崇に嫉妬して会社から追い出した上司がいた大学だった。あそこの大学の卒業生は少し勉強ができるからといって、周りを見下している。なくなってしかるべき所だった。


 そしてアイドルのリオン。奴は男のくせに洒落た格好をし、女に色目を使った商売をしているクソガキだ。まだケツの青い小僧のくせに、女に騒がれて調子付いている。ああいう男がいるから、男が女に媚びるようなまねをしなければいけなくなったのだ。


 愚かな世間は盲目的に奴らを偉いと思ってもてはやしている。本当は大したことない奴らが脚光を浴び、崇のように本当に才能のある人間が、低レベルな人間に引き摺り下ろされ、平凡な人生を送らざるを得ない社会。勘違いをして大きな顔をしている奴らにも、それを有難がって余計に奴らを助長させている世間にも、思い知らせてやらなければならなかった。


 だから西田好美が二人の女を殺したと分かったとき、崇は本当に嬉しかった。続いての二件は目的こそ果たせなかったものの、社会の関心を大いに引くことができた。


 崇の力によって厭うべき奴らは抹消され、世間は起こった事件によって右往左往する。誰も崇が裏で糸を引いているとは分かっていなかったが、それでも良かった。「あの事件は俺が起こしたんだ」と思うと、崇の胸の中に誇らしさが涌きあがってくる。


 だがその爽快な気分も大森青葉の出現によって全てかき消された。あの小娘は崇の用意した舞台を利用して、一晩にして有名人になり上がった。何の才能も特技もない、使えない役立たずの女子高生が、エリートと呼ばれる道を突き進んできた崇を道具のように利用したのである。


 崇は大森青葉が許せなかった。何の価値もない小娘が格上の崇より世間に評価されていること、その格上の崇を踏み台にしたこと。そのどちらも許せなかった。


 あの女だけは生かしてはおけないと崇は思った。あの細い体をこの世で一番無残な死体に変えてやりたい。それもいつものように他人にやらせるのではなく、自らの手で。たとえ道具の副作用で体がぼろぼろになったとしても、このままあの女が褒めやそされているのを黙って見ているよりマシだった。


 長い思索の道から覚めると、崇は照りつける太陽に目を細めながら、大森青葉の家を睨んだ。一体どんな方法で殺してやろうかと、頭の中はそれだけでいっぱいになる。先ほどまで不快だった蒸し暑さは、今では露ほどにも気にならなくなっていた。

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