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壊れた世界の旅人語り  作者: 夜天夜空
第2章――グランドピークでの顛末
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第38話


まるでバケツをひっくり返したかのような雨、土砂降りの雨。


五メートル先の景色すら霞む様な雨の中、私は早足に街を駆ける。



「つまり、『Maka Star』の地下には二人を収容出来るような空間が在ると言う事?」


『そうだ。街の性質上、直接掘ったという訳ではないだろうし、見た感じからすると空間拡張系の魔法具って処かな』


「……なんと言うか、貴女といい敵といい、空間魔法のワゴンセールね」



軽く空間魔法の魔法具、なんて言うが、空間魔法自体が自在に扱えれば歴史に名を残せる高難易度の魔法だ。


その代表格の大きな小袋は、比較的安く出回っているものの、それでも一般人にはあまり容易く手を出すことが出来ない。


そもそも出回っている大半が過去の遺物の使いまわしであり、


新しく製造されたものは、ただ決められた術式を埋め込むだけの…言ってしまえば質の悪い模造品なのだ。


先ほどエルが言っていた空間拡張系の魔法具なんてものが在るとしたら、それだけで庭付きの家がいくつ買える事やら。


少なくとも私なら、そんな物を手に入れたならさっさと売っぱらって、適当な街で隠居でもするだろう。



……つまり、狙うべきはその魔法具。


それさえ手に入れば、後の人生うはうはの勝ち組確定ってね。



「それで、その魔法具ってどんな形状だか分かる?」


『形状?うーん、悪いけどその基点となっているものは見ただけだと分からないかな』


「そう、なら慎重に事を運ばないとね」


『うん、でも大丈夫。このタイプの魔法具は、何かの拍子に空間が閉じる事は殆どないから。ある意味では二人は安全だね』


「……え?」


『この空間拡張を見る限り、恐らくミニチュアの建物を、他の空間を押しのけて地下室としてその場所に固定しているんだろう。

 そう言う系の魔法具は空間自体に上書きして魔法を使ったり、空間自体を壊されなければ基本的に壊れる事はないんだよ。

 そうだな、例え壊れたとしても外にはじき出されるくらいだと思う。

 つまり、二人が閉じ込められて、二度と戻ってこれなくなったりするなんて事は無いって事。OK?』


「え、ええ」


『……?どうしたんだい。珍妙な顔をして』



私はその魔法具が無事回収しなくてはと言う意味で言っていたのだが、なにやら好意的に解釈されたようだ。


だが、確かに考えて見れば、その対処方法によっては二人が閉じ込められると言う可能性も在ったのだろう。



……まあ、そんな事をわざわざ言う必要もないわね。



「いえ、それより、敵の動きは大丈夫?」


『そうだね。今進んでいる道で問題ないよ。と言うかこれだとナビゲートは必要なかったかな?』


「そんな事はないわ。裏づけがあるだけで大分違うもの」



今私が走っているのは、先ほどエリアルシードに行くまでに通った道を参考にした人の通らなそうな路地裏だ。


それも人の気配を避けて走っているため、先ほどからのエルとの会話は雑談のようになっている。



『おっと、『Maka Star』の前に一人傭兵が、これは……水魔のハーフかな』


「げ、この天気で水魔相手かぁ」


『一応、タイミングを図ってこっそり入れるか見るけど』


「まあ、無理でしょうね」



”水魔”水辺に生きる魔族の総称で、総じて水辺での能力が高い。


厄介なのは水中や、それに極めて近い今のような大雨時、周囲の気配に敏感になったりスピードが桁違いに上がったりする事。


通常時では殆ど目立たない存在なだけに、こういった水属性が有利なときの存在感は大きい。



何とか不意が撃てれば話は別なんだけど……難しいでしょうね。


この雨なら100メートル単位で水魔の感覚は鋭くなる。


現に、彼は物陰から様子を伺う私に気づいているようだ。こちらに視線を合わせて動かさない。



「…出てきたらどうだ?」


「……まったく、やってられないわね」


「へえ、水も滴る…ってやつかい?なかなかイケるじゃないか」



店の前に陣取るのは青髪の気障ったらしい男。


出来るだけ体が雨に当たる様にか、最小限の防具に細身の剣、レイピアを佩いている。


そしてその表情はニヤけ、こちらを品定めするような下卑た目で見つめていた。



「ふん、余裕そうじゃない?」


「あはは、当たり前だ。いくら噂に名高い銀の魔剣姫(灰被り)と言えど、大雨の中で水魔に勝てるはずがない!」


「さて、それはどうかしらね?」


「くく、そちらこそその余裕、何時まで持つかな?」



そう言って何気なく彼は指を弾く。


ぱちん、という音と共に、私の頭上から水弾が降り注ぐ。


その数は3つ、その一つ一つの動きは直線的なため、避けること自体は簡単だが…速い。



「くっ、はやっ!?」


「ほらほら、まだまだ行くぞ?」



必死に避ける私に、調子づいた彼はぱちんぱちんと指を鳴らす。


その度に高速の水弾が私をめがけて四方八方から飛んでくる。


私はそれらを最小限の動きでかわし、その隙間を縫って、同時に練りあげた魔法を放つ。



ブラスト(圧風)!」


「おっと]



発動したのは突風を起こす魔法、ブラスト(圧風)


その風は雨ごと前方を吹きぬけて、相手までの道を作り、怯ませる。


私はその道を駆け抜けて、剣で相手に切りかかる。


横凪に振りぬいたその剣は、いつの間にか抜かれていた相手のレイピアに弾かれる。



「接近なら勝てると思ったかい?残念!」


「くぅっ!?」



相手から突き出される鋭い五連突きを、必死に剣と防具で受ける。


そのスピードは恐ろしいほどに速く、全てを防ぎ切る事は出来ない…っ。



けど、一撃さえ耐えられれば、次の一撃で……!



傷を無視して、相手が構えなおす前に、全力で剣を振り下ろし、それと同時に魔法を発動。



スラッシュ(風閃)!」


「っ!?」



それは、魔法と剣による魔法剣技、『クロススラッシュ』。


同時に、交差するように繰り出されるその剣筋は、単体の剣を持つ相手には効果は抜群だ。


だが、その一撃はむなしく空を切る。


通常では考えられないような反応速度で滑るように後退した彼は、焦ったように剣を構えなおした。



「あ、危ない危ない。そんな隠し玉があるとは」


「あら、まだ続くわよ?スラッシュ(風閃)スラッシュ(風閃)スラッシュ(風閃)スラッシュ(風閃)!」


「くっ!?」



この技の真価は連続して放てる所にある。


攻撃範囲の広い十字斬撃を連続で放てば、いくら剣激が早くとも守りに回らざるをえなくなる。


そして細身のレイピアが、厚身のサーベルを相手に受けに回れば当然……。


ぱきんっ、と音を立てて半ばから折れる、と。



「ちいっ!」


「これでおわ……って、あら」



最後に駄目押しを与えようとしたら、その場に相手はいない。


どうやら彼は全力で逃げに回った様で、一気に10メートルほど後退していた。


つまり、また最初と同じような中距離戦と言うことだ。



「あはははは、いいねぇ、さすがは銀の魔剣姫(灰被り)なんて二つ名で呼ばれるだけある!」


「……その名はあんまり好きじゃないわ」


「でも、この距離でどうやって戦うかなぁ?初めみたいに、もう近寄らせはしないぜ?」


「くっ……」



こちらの話を聞く気があるのかすら分からない彼は、ぱちん、と再び水弾を撃って来る。


宣言した通り、今度はその隙間が殆どなく、こちらからの反撃の隙が見当たらない。



……だが、私に同じ戦法が、そう何度も通じるわけもない。


この状況を見越して、少し広い十字路の中心まで誘導したのだ。



隙が無くとも、避けながら呪文を詠唱する。



「吹き荒れるは風鳴――」


「!?……水よ!」



呪文の詠唱に気づいて水弾の密度を増やされるが、もうその水弾の動きは見切っている。


多少避ける速度を上げつつも、呪文の詠唱を再開する。



「其の周囲悉くに吹き荒べ――ブラスト()ヴェール()!」


「ぐうっ!?こ、これは……!?」



周囲を吹き荒れた風は、私の周囲約1メートル程度の範囲の水を、全て弾き飛ばす。


無論、それは私の体についた水滴も、其の殆どを弾き飛ばしている。


そして、私は雨粒の天井に向けて手を延ばし、全力で魔法を発動する。



「そしてぇ、スパーク()!!」


「ぎあ!?」



方向性を定めない雷、それは電導率の高い雨粒を伝って周囲に拡散する。


特に、水魔たちは電導率が高く、そして雷に弱い。



薄暗かった周囲は、雷が落ちたかのように一瞬照らされ、雨粒の天井が落ちてくると共に再び薄暗さを取り戻す。


残ったのは、再びびしょぬれとなった私と、黒焦げになった地面、そして地面のように真っ黒に焦げて倒れている、水魔。



…もう、起きてくる事はないだろう。



私が一息つくと、指示結晶(オペレート・アイ)から声が聞こえて来る。



『あー、あー、聞こえる?』


「聞こえてるわ。とりあえず水魔は倒したわよ」


『あーうん、見てたからそれはいいんだけど』


「?……他に何かあったのかしら?」



なにやら言いにくそうにもごもごと躊躇って、しかしはっきりと答えるエル。



『あのね、トキ達の救援、必要なさそう』


「え?」


『いやー、なんか自力で牢屋脱出してるんだよねー。あっはっは』


「……」



なんとなく、トキの事だし、そうなる予感は在ったけど、実際にやられると脱力感がすごい。


私、何やっていたんだろうなぁ。と、黒焦げの水魔に目を向ける。



『い、いや、まあ出てきたときに水魔がいても危ないでしょ?ユエがやった事に意味は在ったんじゃないかなー……なんて』


「……意味、ねぇ」


『ほ、ほら、完全に無事に脱出できたわけではないし、まだ建物の結構奥の方にいるから出てこれるかは分からないし!』



……完全に無駄手間、という訳でもないか。


もう空間魔法の魔法具を回収出来れば、後はどうでもいいや。



『あ、でもトキ達を閉じ込めてた空間魔法の魔法具、壊れちゃったみたいだね。なんかトキが割れた水晶玉を振ってる』


「……へぇ」


『え、えっと……ユエ?』


「ねえ、エル」


『は、ハイ』


「この街をうろついてる敵の位置、分かるんだったわよね?」


『は、ハイ?』


「ちょっと、案内してくれる?」


『りょ、了解であります!』



私は店に背を向けて、ゆっくりと歩き出す。


……結局、無駄手間、かな。…はぁ。



作者 「ハイどうも、皆さんこんばんわ。あとがき対談のお時間です」

ユエ 「…こんばんわ」

作者 「……なにか、怒ってらっしゃる?」

ユエ 「別に、トキが生きてるって分かったんだから、私じゃなくても良いんじゃないの?」

作者 「え?いや、確かにそうなんですが」

ユエ 「私いま少し忙しいんだけど」

作者 「…一応聞いておきますけど、最後のあれ、結局何をするおつもりで?」

ユエ 「……ちょっと、傭兵の木っ端共で憂さ晴らし、なんて、考えてないわよ?」

作者 「傭兵さんたち、南無……」

ユエ 「ほらほら、そんな事はどうでもいいから、今回解説多いでしょ?」

作者 「あー、そうですね。それでは上から解説して行きましょうか」

ユエ 「まずは…空間魔法、かしら?」

作者 「空間魔法とは、誰もが適正自体は持っていると言われる、無属性魔法のある意味での到達点と言われるところです」

ユエ 「誰にでも適正があるから誰にでも極められるかと言うとそうではないわね」

作者 「比較的に術式が発展していたはずの聖王暦の時代にも、其の時々毎に十数人程度しかいなかったと言われています」

ユエ 「空間魔法、って一言に言うけど、結局どんなのを空間魔法って言うの?」

作者 「えーと、空間そのモノに作用する魔法で、ミニチュアの家を大きくして住める様にしたり、相手との距離を縮める加速方法とか、ですかね」

ユエ 「へえ」

作者 「ちなみに、ごく限定的ではありますが、ユエの使ったステルスウォーカーも空間魔法です」

ユエ 「え?」

作者 「認識出来ない”空間”を創っているのですよ」

ユエ 「通りで、魔力を馬鹿みたいに消費するはずだわ」

作者 「理解していなかったんですか?」

ユエ 「術式自体は一度しっかり見たおかげで理解したけど、その分類なんかは後回しにしちゃうのよねー」

作者 「適当…と言うか大雑把ですね」

ユエ 「あはは、良く言われたわ」

作者 「と、お次は水魔について解説しますか」

ユエ 「作中でも解説していたけど、水辺に住む魔族よね?」

作者 「其の通り、特徴として、水の加護が強いため髪色が水色や青系統で、水辺での力がぐっと上がります」

ユエ 「あの反応速度とか気配察知とか、そこかしこからの水弾は厄介ね」

作者 「まあ、実際はあんな大雨のときくらいしか目立つときはないので、傭兵としての数は少ないです」

ユエ 「それ以外ではめだった能力とかないからね」

作者 「今回も、丁度雨が降ってきたと言う事で、偶々いた一人が店を見張っていました」

ユエ 「と言うか、あまり出歩かれていると逆に危なかったわね」

作者 「水魔と一言に言っても、魚からの発展である魚人系と、水霊使いと呼ばれる水精霊に愛されて半分同化している水人系がいます」

ユエ 「今回のは?」

作者 「水人系ですね。魚人系は本当に水辺から動きません、と言うか動けません。只管に水が必要になるので」

ユエ 「じゃあ、グランドピークには殆どいないと言っても過言じゃ無いのね」

作者 「はい、移動する街であるグランドピークにはあまりいませんね」

ユエ 「ハーフとかもいるの?」

作者 「いますよ?そこまで多くはないですが」

ユエ 「へえ、私は魚人系ってあんまり好きに慣れないのよね」

作者 「ほう?」

ユエ 「前に水辺で酷い目に合ってね。まだ水辺での水魔の怖さを知らなかった頃に」

作者 「其の辺は一度体感しないと分からないですからね」

ユエ 「あいつら普段はまったく目立たないくせに……ブツブツ」

作者 「さて、今回はユエの傭兵剣士たるところが垣間見えました」

ユエ 「ああ、”クロススラッシュ”ね?」

作者 「風の刃、かまいたちによる斬撃を繰り出す魔法スラッシュ(風閃)を使った十字剣撃」

ユエ 「あれ、無詠唱に物を言わせて連続して放てるから便利なのよねー」

作者 「十字斬撃をあらゆる角度で連続して出してくるとか、悪夢ですかね?」

ユエ 「スラッシュ(風閃)は使い勝手がいいから、近距離戦闘にはよく使うわ」

作者 「トキはまずそれを突破しないと行けないと」

ユエ 「別にあいつと戦う気はないけど」

作者 「ちなみに、詠唱は『引き裂く風刃、導く先を一閃せよ』です。多分作中で詠唱される事はないです」

ユエ 「…なんで書いたのよ」

作者 「一応、ですかね?」

ユエ 「いや、聞かれても。と、詠唱ならブラストヴェールは出てたし、後はスパークかしら」

作者 「えっと、『風悉く武き雷を此処に現せ』ですね」

ユエ 「なんか、短いわね、詠唱」

作者 「方向性も威力も何も指定していないただ電気を作るだけの術式なので」

ユエ 「まあ、今回は回りに電導率高い物があったからね」

作者 「本来あの使い方をすると辺りに火事が起きます」

ユエ 「いやー、周りの店も引き上げてて、十字路じゃなければ周りの店は大炎上ね」

作者 「笑い事じゃないですよ!?」

ユエ 「結果良ければ良し!ってトキ達も言ってたじゃない」

作者 「学んじゃいけない所を学んでいる!?」

ユエ 「しっかし、トキ達は自力で脱出したって?」

作者 「其の辺の顛末は次回に語りますね」

ユエ 「前回はそこまで書くみたいな事を」

作者 「思った以上にあの水魔の方が粘ったので」

ユエ 「……思った以上に私が弱くて悪かったわね」

作者 「いや、そんな事はいってないですよ?」

ユエ 「あんなの相手じゃなければ数人がかりで掛かられても一瞬で終わらせるのに…ブツブツ」

作者 「まあ、運も悪かったと言う事で」

ユエ 「だからメイン張りたくないのよ!」

作者 「メインじゃ無かろうがなんだろうがユエの不幸は変わりませんって!」

ユエ 「……」

作者 「空間魔法の魔法具も壊れましたし」

ユエ 「……ぐ、後で覚えてなさい、トキぃ…」

作者 「本人の知らないところで、順調にユエのトキに対するヘイトが募りつつありますね」

ユエ 「とりあえず平気な顔して帰ってきたら魔法一発打ち付ける」

作者 「殺さない程度で」

ユエ 「ソウがいるから平気ね」

作者 「…トキ、南無」

ユエ 「さて、じゃあ次回はトキ達の場面に戻るのね」

作者 「はい、脱出劇とと其のついでのお話になりますね」

ユエ 「ついで?」

作者 「依頼の件です」

ユエ 「…そっちが本題な気もするけど」

作者 「ついでですよ?あくまで」

ユエ 「作者がこの感覚だもんなぁ」

作者 「さて、今回はこの位ですかね」

ユエ 「そうねー」

作者 「それでは皆さん、次回も終わらない夢の中でお会いしましょう!」

ユエ 「お疲れ様でした」

作者 「っと、今日買って来たアジのりが気がついたら無くなってますね」

ユエ 「……何枚入り?」

作者 「100枚?」

ユエ 「……高血圧とか、気をつけてね」

作者 「あ、あはは」


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