目次 次へ 1/27 1 世界 ものには色があって然るべきだ。 まっすぐに伸びる木々の葉は鮮やかな緑、野を駆ける兎は真っ白に輝き、 そして青紫のイソトマが咲き乱れる。 この世界には色がある。 まさか木々は真っ白で、兎の身体からは色素のない粉があふれ落ち、 粉末と化したイソトマなどあってはならないのだ。 そんな世界は神の創(つく)り間違いだ。 では僕の生きるこの世界はなんと表すればいいだろうか。 決まっている。 間違いなくこの世界は 神の創り間違いだ。 時間のある限り少しずつ書いていきます。