緊急会議は特にしない。
冥界の王室間にて、ハーデスは玉座に座りキリエの話を聞いている。
ハーデスはキリエ達の報告を聞いて言った。
ハーデス「まぁ、問題無いっしょ~」
キリエ「え、でも、と・・・いえ、ハーデス様・・・」
ハーデス「キリエちゃん。大丈夫。一人の人間くらい放っておいても」
想像していた反応と違い、キリエ達は胸を撫で下ろす。
ハーデス「他の隊が行く場合があるけど、第七特務部隊に責任は無いから安心してね」
『『バンッッッ』』と王室間の扉が開いた。
近衛兵モブ死神「失礼いたします!!!!!!!!!!!!!!」
ハーデス「ぬっ?・・・どったの???」
近衛兵モブ死神「に、に・・・・人間が・・・・人間が来ましたぁぁぁああああ!!!!!」
ハーデス「あい??」
響「あ、どもぉ~」
スッと現れる響。頭を掻きながらゆっくりハーデスのもとへ歩いてくる。
第七特務部隊は唖然とする。
響「ここが・・・・冥界???」
キリエ「な・・・・」
キリエ「なんで来れるのぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお????!!!!!?!?!?!?」
大絶叫するキリエの後に、囁くように問いかけるハーデス。
ハーデス「キミ・・・どうやってここに??」
響「あ、はい。名刺貰ったので・・・」
ミア「返答になってない気がします・・・・」
ハーデス「ここは冥界だよ?地球とは・・・概念的に魂化するか、死ぬしかないけど・・・」
響「走ってきました」
沈黙が流れる王室間・・・
響の返答に、脳の処理が追い付かない死神たち。
響「こう・・・なんていうんだろ、イメージしてから走って飛んで、地面掘ったら来れました」
ハーデス「うーーーーーん・・・それで来れたんだし・・・来れるんだね」
ミア(マ〇オの裏技じゃあるまいし・・・)
響「ところで、この・・・冥界って???」
ハーデス「死神たちが暮らす世界さ」
普通に会話しているが、響とハーデス以外は突発的な出来事に戸惑っている。
響「オレ・・・・死なないといけないんですか??」
ハーデス「いや、死ななくていいよ」
響「そうなんですか。一応確認で来たので・・・・」
ハーデス「律儀にありがとね」
響「その人たちは大丈夫なんですか??」
第七特務部隊を指さして問う。
ハーデス「ん??なにが??」
響「失敗なんでしょ??俺を殺す任務」
ハーデス「問題ないよ。この娘たちには何もしない」
響「じゃあ良いや。心配になっちゃって」
キリエ達は顔を見合わせて驚く。
自分を殺そうとした死神たちの心配をするのかと。
キリエ「あの!!!」
帰ろうとする響に声をかける。
響「んっ?」
キリエ「貴方は・・・何なの???」
響「え」
キリエ「私たちが心配だって・・・・なんで?!」
響「あ~~~~」
リリス「なんでわざわざ確認に来たんだよ!!!」
サクヤ「・・・私たちは・・・貴方を殺そうとしたのに?」
響「まぁ・・・女の子は大事に・・・って妹に言われて・・・」
キリエ「いも・・・うと・・・??」
響「今日の話をさ、妹にしてみたんだけど・・・・」
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『陽炎 このみ』は響の妹であり、孤児だった過去、幼いころに陽炎家に引き取られた。
響とは2コ違いの専門学生であり、2人で生活している。
リビングでご飯を食べながら話す2人。
このみ「・・・で、その女の人たちは帰っちゃったの?」
響「ああ。失敗したとか何とか」
このみ「お兄ちゃんもモテ期かぁ~~~・・・・」
響「モテ??」
机をバンッと叩くこのみ。
このみ「お兄ちゃん!早速謝らなくちゃ!!!!」
響「オレが?」
このみ「きっと振り向いて欲しかったんだよ!!!」
響「そういうもんなの??」
このみ「多分!!!!!!!!!」
響「説得力皆無だな。でもそうなのか」
得意げに話すこのみに対し、謎の信頼感を置き、納得する響。
このみ「名刺貰ったんでしょ??きっと職場で頑張ってる姿も見てほしいってアピールだよ!!!」
響「オレは学生だぞ??」
このみ「年下好きな女性も多いんだって!!!!お兄ちゃんイケメンじゃん!!!」
響「それは知らんが・・・だとしたら仕事で失敗したという件。謝罪に行かないとな」
このみ「そうだね!!きっとお兄ちゃんのこと考えすぎて、仕事にならなかったんだよね!!!」
響「菓子折りとかいるのかな・・・・」
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ミア『『んっっっっっっっっだょ!!!!!!!!それ!!!!!!!』』




