これから
「何とかタイミングを合わせて四人で切りかかるんだ。クリウは後衛を頼む」
そうしてデュバンを含めた前線四人は切りかかった。
しかし四人でかかってもドラゴンにはダメージを与えられない。
「三本の矢の例えみたいにはいかないな」
しかしドレッドは言った。
「いや、例えそうでも一本と三本は違うはずだ。精神的支柱があれば」
シギアは言う。
「ブレスをまた出されたらやっかいだからその前に倒そう、うおお」
しかしシギアが技を連続で繰り出したが効かない。
「何だこいつは」
「いや、お前も今力半分だし」
何とそこにモイドン達が現れた。
「くっくっく、苦戦しているようだね」
「やっぱりあんた達の陰謀か。嫌がらせの域を超えてるだろう! 俺がそんなに憎いのか」
「ああ憎いさ、それは王様からある話を聞いて貴様の事が更に憎く殺したくなったんだ。何故お前だけ好待遇なんだ。それと仲間もな」
ダルンが言った。
「言っておくがそのドラゴンは生物じゃなく機械だ。知り合いに作ってもらってたのさ。憎い奴をはめて俺達の戦功にするためにな」
「弱点はないのか」
「教えるかバーカ、クリウを俺らにくれたら許すが」
「何て奴らだ」
またドラゴンは火を噴いた。
「くそ!」
シギアは皆の前に立ちバリアで防いだ。
「くそ、誰も死なせないぞ」
火の勢いは強くなる。
「くそ」
その時素早い動きでデュバンはモイドンに回り込んだ。
「あっ!」
「弱点を教えなければ殺すぞ」
「分かった! 首の付け根が弱点なんだ!」
「良し! はっ!」
シギアは呪文を唱えると皆が光の膜に包まれた。
「え!」
「皆、俺は半分しか力が出せないから能力大幅アップの呪文をかけた。頼む皆で首を狙うんだ。俺は補助魔法で皆を守る。今はそれしか出来ないんだ。うっ」
シギアはふらっとした。
「俺の力大部分送った」
そして三人は切りかかった。
すると切り傷が付き中から機械が出た。
「傷から機械部分を狙うんだ!」
これでドラゴンは動けなくなった。
「ああ」
「さて、帰って王様に報告するか」
「おのれ!」
ウィッグはクリウを人質に取った。
「言えばこの女を殺すぞ」
「くそ!」
その時、一筋の稲妻が飛んできてウィッグに命中した。
「誰?」
そこには灰色の装束で全身をまとった人物がいた。
「またお会いしましょう」
女の声だった。
と言って去ってしまった。
皆はデュバンにお礼を言った。
「いきなり力を貸してくれてありがとう」
「何かね、ヘリウムで新部隊結成するらしいんだ。リーダーがシギアって言う人って聞いた」




