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短編(ヒューマンドラマ)

クールな妻に訊きたくても訊けないこと

作者: 御厨カイト


僕の妻は訊けば何にでも答えてくれる。

正直に言うとそれはとても助かる。



……助かるのだがそれ故に訊けないことも。

それは過去の男性遍歴。



これも訊いたら答えてくれそうだけど、でも怖い。

でも訊きたいし知りたい。


いや多分経験豊富なのだということは分かってる。

だってこんなにかっこいいしね。


……なんか椅子に座って読書をしている姿も様になるのって凄いなと思う。



ふぅ、ちょっとショックを受けるのは覚悟のうえで訊いてみることにしますかね。



そう考えた俺は読書をしている妻に訊いてみることにした。


「ね、ねぇ、今までさ何人に告られたことがある?」


「……いきなりどうしたの?」


「い、いやちょっと気になってさ。」


「ふーん、なるほど。そうだね……うーん数えたこと無いかな。」


「グッ、あ、そ、そうなんだ……」


い、いやこれ絶対に多いやつやん。

中々にダメージが大きい。


でもここまで来たならもっと知りたい。

多分聞き終わった後の俺のライフはゼロになるだろうけど。


「あ、そ、それならさ。そ、その中で心を動かされたような恋なんてした事……ある?」


「心が動かされたような恋……ねぇ。……うふふ、それなら」




「今、してる。」




妻は微笑みながら、ぐいとその整った顔を僕に近づけてそう言う。


「……」



……何と言うか別の理由で僕のライフはゼロになってしまった。


取り敢えず思ったのは一生彼女の隣に居ようという事だ。









皆さんこんにちわ 御厨カイトです。

今回は「クールな妻に訊きたくても訊けないこと」を読んでいただきありがとうございます。


読んで「面白い」とか思っていただけたら、感想とか評価のほどよろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] よかったですよ! 自分もリハビリ中です! 共に頑張りましょう! [一言] ブランク空けると怖いですよね……新作……。
2021/11/27 20:08 退会済み
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