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アリーの冒険所 1  作者: マスター・アリー
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アリーの冒険所

アリーの冒険所 1 【1説】 作:マスター・アリー


【あらすじ】愛編


~6月27日~


私は、天野愛(あまのあい)。いたって普通の女子中学生。

そうだと思いたい…。

しかし、今日はご機嫌斜めだ。いつもと違う時刻に起きたからだ。私は変わっていて、ずっと同じような生活をしないと、なぜかストレスがたまってしまう。

いつもは、5:30に起きているが、今日は6:12に起きた。確かに、学校には遅刻しないけどね。変なプライドがあって、どうしてもうずうずしてしまう。ベッドで寝転びながら天井を見て、ため息をついた。

ため息をついてから、一気に起き上がり伸びをした。そして、学校の支度を始めた。ご飯を食べ、歯を磨き、髪を整え、服を着る。スムーズに終え、とりあえず、家に出るまで部屋でニュースを見ることにした。


【1章 ニュース】愛編


いつも見ているニュースをボォーっとした目で、ずっと見ている。まるで興味がなさそうに。

見ていくと、トピックが変わってあのキーワードが出てきた。

【行方不明】

そのキーワードを見るたび、私は兄のことを思い出してしまうのだ。私は、ボォーっとしていた目を真剣な目に変えてニュースを見続けた。そのトピックを見ていくたび、胸が痛くなる。

【お兄ちゃん、いったいどこにいるの…。】

兄は去年の7月1日、そう私の誕生日の次の日に行方不明になってしまったのだ。今も、ずっと行方不明で死亡してるかさえもわかっていない。両親は、兄のことを心配しながらも私を今でもずっと慰めてくれる。

【もう会えなくなるのかな…。】

兄のことをずっと考えていると、そのトピックはもう終わっていた。


【2章 65%の星占い】愛編


「ミルーの星占いのお時間でーす★」

兄のことを思い出していると、星占いの声で頭の中がかき消された。

「びっくりするなぁ…。」

にしても、この星占いのキャスターの格好派手だなぁ…。星占いのキャスターは水色の髪をしていて虹色のカチューシャをつけている。ミルーって名前もインパクトが強いなぁ…。兄のことから離れ星占いのトピックに集中した。

「一位は牡羊座のあなたです!〜…。」

星占いの人はスラスラと説明していく。私の誕生日は6月30日だから、蟹座だね…。

自分の星座を確認し、蟹座の解説が来るまで待った。

「〜。次は、6位の蟹座のあなた!。少し嫌なことがあっても、何か新しい出会いがあるかも!?。ラッキーアイテムはトランプです!。」

聞いたのもいいもの、実はこの星占いの当たる確率は65%と聞いたことある。まず、占いとか心霊とか信じない私にとって信じがたいが、とりあえず、スクールバックの中にトランプを入れた。

なぜか、近くにあったから。偶然ね。偶然。

「そろそろ、行かないと。」


【3章 トランプのジョーカー】愛編


玄関まできて、靴を履いたら母に止められた。

「ちょっと、待って。」

「ん?。」

「あの…ね、いきなりだけど…、お誕生日おめでとう。」

えっ…。確かに、あと3日後に誕生日だけれども、急すぎる。

「お、お、お母さんね…、30日まで用事があって…その…。」

異様に、母の様子がおかしいため、呆れた目で母を見ていた。

私はため息をつき、

「わかったよ。ありがとう。」

と言い、

「学校行ってくる。」

と、少し微笑んでドアを開けた。


『バイバイ!。』


案外時間がある…。近くにあった針時計をみて、スクールバックからトランプを出してみた。

お兄ちゃんとよくトランプで遊んでいたから、今はもう使わなくなったトランプを見るのが少し辛かった。箱からトランプを出し、一番上にあったジョーカーを手に取った。

あれ、こんな絵柄してたっけ?と思いながらも歩きながら見続けていた。

トランプのジョーカーの目はまるで、吸い込まれそうな目であり、つい見続けてしまう。

ずっと、トランプを見続けていたため、周りを全く気にしなかった。

いざ、前を見ていると、そこは真っ暗な空間であった。


「次からは、しっかり周りを見ましょうね。」


【4章 ドッペルさん】愛編


トランプのジョーカーと同じ姿をした人が、目の前にいた。

「あなた誰?、それと、ここどこ?。」

「私は…、ピ、ピエロですよ!。」

「みたら、わかる。」

「あっ…、え、えっと。ここは黒の空間と言って、時間が経たない空間であり、いろんな世界、次元につながっています。」

「じゃあ、なぜ私をここにつれてきたの?。」

相変わらず、そのピエロはおどおどしながら。

「そ…それは…。あ、あなたに会わせたい人がいるからですよ!。」

「会わせたい人って、誰?」

そうすると、ピエロは下を向いて。

「それは言えません…。」

おどおどしているのがなぜかイラッときて、思いっきり仮面を外してやった。

「えいっ!。」

「「……あっ…。」」

顔を覗き込むと、私とそっくりな顔をしていた。

「あっ、あの…、驚かなくて…、いいですよ?。」

「えっ…。あのー、いわゆる、ドッペルゲンガーってやつですか?…。」

今の状況が何が何だかわからなくなってきた。だって、同じ顔…。顔を合わせる度、なんか嫌な感じ。自分の顔が特別好きってわけじゃないし。

「いや、見ても死にませんよ!。…偽装です。」

「それって…。」

「そう、作り物なんです…。毎回人によって変えて…。」

「お、おう。」

その人は、疲れ切った顔をしている。なんか、申し訳ない。私は、

「あっ、そうだ!。私、あなたのことドッペルさんって呼ぶね…!。」

と、フォローじゃないフォローを口走ってしまった。

ドッペルさんは唖然とした顔をしていた。

「さすがに、そう呼ばれるのは初めてです…。」

一瞬だけ気まずい空気になってしまった。

「そ、そういえば、愛さん。あなたを違う世界へと連れて行きたいのですが…。」

「はぁ!?。」

ドッペルさんは私のことを見て、ですよねーって思ってそうな顔をしていた。

「仕方ないのです。お仕事なので…。」

ドッペルさんは、疲れ切ったため息をついて申し訳なさそうにこっちを向いた。

「そうなっちゃいますよね…。でも、これからのことが…。」

普通に、ドッペルさんのことを心配している自分がいる。相当、大変なんだろう。この仕事が。

「大丈夫です。すべて保証しますから!!!。」

「っ!?。」

さっきまで、暗い顔をしていたドッペルさんが目を見開いて頑張って笑顔になりながらそう言ったのだった…。発言にも態度にも驚いてしまって、少し発言に困った。自分と同じ顔だし。

「…じゃ、じゃあ、その仕事とやらに協力します…。終わったら帰りますから!。」

「そ…その…。」

「ん?。」

「…いいえ、何にもないです。

大変、話してて面白かったです。ドッペルさん…。覚えておきますね。」

そう、言い。ドッペルさんはワープができる空間を作り、

「ここの中に入って歩いてください。そしたら、異世界に行けます。」

と言った。私は、言われるがままにその空間に入った。


ドッペルさんは、微笑みながら手を振っていた…


【5章 髪の長いお姫様】愛編


ワープを歩いていくと、だんだん、光が強くなっていきいつの間にか、それっぽいところについていた。その場所は、レンガで道が続いており、周りに花があって、目の前に物凄くでかい城があった。

その場で、大きな城を呆然と見ていたらある女性の声が聞こえた。

「あらあら、こんにちは。」

私は驚き、声が聞こえる方へと振り向くと、髪色はピンクで髪が太ももくらいまであり、素敵なドレスを着た女性がいた。その女性は、とても美人で、お姫様みたいだった。

【本当に、ここの世界で会わないといけない人がいるの?】

そんなことも思いつつ、こんにちはと返した。

「あのー、ここってどこなんですか?。」

そうすると、女性は不思議そうな顔をした。

「この世界はクリスタルサンスターと言って、いろんな人たちが住んでいるわ。」

その女性は身長が男性並みにあるから、目線がかなり上だった。

「よく、違う世界からいろんな人が来たりもするのよ、あなたもその1人よね。」

「あっ…はい。」

女性は安心した顔をして、

「そうよね〜。やっぱり見たことないもの。」

と言った。喋り方で思ったが、やはりどこかのお姫様かもしれない…よし、質問してみよう。勇気を振り絞って言った。

「質問聞いていいですか?。」

「なになに?。」

「そんなフリフリな服を着て、お嬢様口調で一体…何者なんですか?。」

その人は困った顔をして言った。

「うーん…、なんと言えばいいのだろう…。一様、この城の持ち主で勝手に姫扱いされてるって言えばいいのかしら...。」

【私、今すごい人と話してる…】なんか…変な感じ。

「ん?なんでそんな焦った顔してるの?。」

「あっ…、こんな大きな城の持ち主と話していていいのかなって…。」

「所詮、この城の持ち主なだけで、そんないい実力はないわよ。」

そう言った、その人は冷たい目をしていた。

その冷たい空気を紛らわすために、自己紹介をしようと私は決め、言った。

「そ、その、そう言えば!自己紹介してませんでしたね。私は、天野愛って言います。よ、よろしくお願いします!!!。」

精一杯言った。少し恥ずかしながら。案外こういうの苦手。

「そんな、気を使わなくていいわよ!。私は、ラバード・バイオレット!。ラバと読めばいいわ。よろしくね、愛。」

かなり、キメキメのドヤ顔でラバは自己紹介をした。きっと、自己紹介する時はいつもこうなんだろうと勝手に想像した。

「あら、もうこんな時間かぁ…。残念ながら、次会うのは明日になりそうね。じゃあ、また明日ね。城にお邪魔してもいいのよ。」

そう言い、ラバは城の方向へと進んでいった。


【6章 お姫様のお仕事】ラバ編


姫って疲れるものよ。

みんなが思っている、キラキラしたことやってないんだから。

私も、初めの方はメルヘンチックで豪華な扱いされると思ったわ。でも、そんなこと無かった。うんざりするほど仕事をさせられ、うんざりするほどフリフリしたドレスを着せられ、無理に丁寧に話さなければいけなかった。

【故郷に帰りたい】そう思うほどよ。

そういや、さっきの子…まさか、あの男の妹なのかしら。そう、ふと思うと、三日前のことを思い返した。


~6月24日~


『ガチャ』


開かないでほしい、ドアが開いた。

【仕事だ…】そこには、茶髪の顔がずっとニコニコしている男が立っていた。

「No.2541。天野アスナね。」

この城の者、全員に名札をつけてるため、誰が誰だかわかるようにしてる。魔法で、一人一人詳しく書かれている閻魔表を操り、アスナのことを調べた。

読んでいくと、成績はかなりいい方で、違う世界から飛ばされて来たらしい。

「ふーん。」

「話がありまして。」

アスナは、そうニコニコしながら言った。

「なに?。」

アスナはコホンと咳をして、

「僕の元に連れてきたい子がいるんです。その子をここに連れてきてください。」

そう言った。

「はい?。私にそんなことができると思うの?。私はあくまでここの持ち主であり、人は配達できないわよ。」

なにを言っているの?馬鹿馬鹿しい。そう思いながら私は言った。

「いえいえ、こちらに許可を得たくて。」

すると、アスナが少し高そうな紙を机に置いた。

「この紙に、サインしてくれませんか?」

さっきまでニコニコしてたのに、急に表情が変わった。

【ひっ…】私も少しびっくりし、一歩後ろに引いた。

改めて、その紙を覗き込むと…。

『特定の人をこの世界に連れて行くことを許可する。

特定の日に連れてくることを許可する。

しかし、いくつかの犠牲を受けることになる。

このサインを書くのは実力がある者しか許されない。

name. 』

いかにもおかしいことがずらずらと書いている。

「こんなことが可能になるわけないでしょ。ランダムで人が飛ばされてくるのに。それに、何回も言ってるでしょ。私はここの持ち主であり、実力者じゃないと。」

「何言ってるんですか。城の持ち主だけで実力者じゃないですか。」

「…貴方ったら、かなりきわどいこと言うのね。」

「一般的にそう見られてるもので、持ち主なだけで強いと思われるのです。それもわからないのです?。ラバ様は…、自分の考えだけでしか行動なさってないのですか?。」

鋭い目つきで言われ、私はその言葉に少しダメージを受けた。

「そ、そんなこ…!。」

「そんなことより、ここにサインしてもらえませんか?。僕、サインしてもらわないと困ります。」

私の言葉をかき消し、サインを待っている姿は、なにか昔にあったかのようだった。そして、またアスナは口を開け、

「僕が【行方不明】になった時もこんな酷いやり方でここに来させられた、そのお返しです。」

そう、怖い顔をしてアスナは言った。そして、アスナは何も無かったかのように素敵な笑顔をして、

「それに、単純にその子に会いたいからです♫。」

「…。」

どう反応すればいいかわからなくなった。

結局、よくわからないままもサインをした。後から、本当にサインして良かったのかとかも考えたが、考えても無駄だと気づき、考えるのをやめた。

「ありがとうございます。」

アスナはペコリとお辞儀をしてドアを通り抜けて行った。


『ガチャ』


やはり、私はこの仕事が嫌いだ。


【7章 城の中】愛編


ラバが過ぎ去っていくと、城の方をまじまじと見た。

本当に、お邪魔していいのかな…。

少し気がひけるが、とりあえず入り口まで行くことにした。


入り口まで行くと門番が2人いて、門番は槍でバツを作り私を止めた。

「何者だ。名札が付いてないじゃないか。」

名札?、きっとここの城にいる人たちは名札をつけているみたい…。門番さんもつけているし。私はよくわからないままにも、今までにあったことを話した。

「私はいきなりここに連れてこられて、ラバという…!?っ。」

ラバと言っただけで門番は槍を喉元に近づけた。あと数センチで当たるくらいで、私はすぐに手をあげた。

「ラバ様は偉大な方だぞ!。乱暴な呼び方で呼ぶでない!!。」

「は、はい…!。すいませんでした!。」

私はすぐに門番に謝り、発言を続けた。

「…そのですね、先ほどラバ様に会ったんですよ。その場でいろいろ話して、別れる時に【城にお邪魔してもいいよ】と言ってくれたので…、ここに来ました……、あっ、はは。」

そう私が言うと、槍はまたバツになり、1人の門番が疑いの目をしながら、

「良いだろう。通してやる。」

バツになっていた槍が無くなって、門が開いた。

門番が最後に

「次ここに入る時は、名札をもらっておけ。そうじゃないと、さっきの話は嘘と判断するからな。」

と言った。私は、その言葉を忘れないように頭に入れ、城の門を通り抜けたのだった。


門をくぐり抜けると、まるで別世界の豪邸が目の前に現れた。

やっぱり、やばい…。

語彙力が足りなくなるほどキラキラしていて、金が散りばめられていた。綺麗な花も植えられており、とにかく高そうなものが飾られている。

あたりを見ていると花の手入れをしている女性がいた。もう夏というのに、赤いマフラーをしていて、花の髪飾りをつけ焦げ茶色の髪をし、髪はマフラーの中に入れていた。

じぃーっとその女性を見つめていると女性はチラッと後ろをふりかえった。

すると、女性は近づいてきてこう言った、

「お客さん?。名札ついてないよ…。」

とてもやさしそうな声で、可愛らしかったが。胸元を見られていて何か恥ずかしいものを感じた。自分でゆうのもなんだが中3なのにEカップもあり、普通の人より胸が大きい…。親の遺伝とかも特にないんのだけどね。まあ、肩が重いよね。

「これから、貰うつもりです。」

「そうなのね。あなたの名前は?。」

「私は、天野愛といいます。気軽に愛でいいですよ。」

「わかった、愛ね。私は、ハナノミ・グラーピよ。ハナでいいわ。」

ハナは、ラバとは違って大人しく、穏やかな人でいい香りがする。きっと、お花に戯れてたからかな?

「それで、なんでここに来たの?。」

「ラバって子に、招待してくれたんです。」

「へぇー、やっぱ客には優しいのね。ラバは。自己紹介してた時ドヤ顔してたでしょ?。」

「なんでわかるんですか?。」

ハナは、目を丸くしている私を見て、軽く一息ついて。

「いやぁ、ラバと私は昔からの親友なの。ラバは、本名ラバー・バイオレットなのに、かっこよくラバードとか言ってね。」

ハナはクスッと笑い、

「でも、仲良くしてあげてね...、ラバはね、あれでも傷つきやすいからね。そして、これから私たちも仲良くしていく仲間だから。」

と言った。案外、発言がビシッとしているのが以外で、とても優しい人だった。

「わ、わかった…。」

「よしっ、いい子ね。ここに始めて来たのでしょ?。」

私はコクリと頷いき、そうだよーと合図した。

「なら、城の紹介してあげるわ!。行くわよ!。」

ハナは、私の手を取って走った。っ!?。

「ちょ、ちょっと!。」

「この城デカいんだから、早くしないと!。」

ハナは楽しそうに私の手を引っぱっり、そのまま走っていく。きっと、ラバと一緒にいるから少し性格も似ているんだろうな。私は微笑んで、ハナと一緒に走っていった。


やっと、城の中に入れた!!!!!。

入口の庭から城までかなりの距離があり、もう体力が半分くらい消費してしまった。

「こんなもので疲れてたらあとから倒れちゃうよ!。もっと行くわよ!。」

気合いの入った声で言われ、また走らされた。

「わぁぁぁぁ!!。もうやだぁ...。」

城の中は赤色のカーペットが敷かれており、絵や花。綺麗なものが飾られている。上を見上げると想像もつかないくらいの高さまであり、イヤな予感がした。

「とりあえず、連れていきたいところがあるからついてきて!。」

「わかったから、急かさないでぇぇ!!。」

そう言うと、ハナはピタリと止まり、ごめんねと言った。

「まぁ、いいけど…、どこに行くの?」

「名札を作るためのところよ。あなたには裁判を受けてもらうわ。」

「裁判っ!?。名札作るためだけに?。」

「えぇ、そうよ。私たちの世界は少し狂っていてね。慣れたら大丈夫よ。」

そう、ハナは言ったが、私は不安で仕方ない。早く家に帰りたい…。

「まぁ、名札作るためにはいかないとですよね!。」

嫌な気持ちを抑えるのが必死だった。裁判というキーワードで少し怯えながらハナにひたすらついていったのだった。


【8章 リセット裁判】愛編


ハナについていくと、裁判らしきところにつき私は足が痛くなって、しゃがんだ。太ももがとにかくに痛い!痛い!!!

「大丈夫?。普通の人ならさすがに疲れちゃうよね、ごめんね。…グリーム。」

すると、体が急に回復してきた。まさか…!。

「これって、いわゆる魔法なの!!!。」

私は、目が星になるようなくらいキラキラした眼差しでハナを見つめた。

「え、えぇ…そうよ。愛もそのうち手に入るわよ。」

「本当!!!。ワクワクするなぁ♫。」

目をキラキラさせて、テンションが上がっている私を見ているハナは内心焦っている。

「とりあえず、裁判所に行くわよ。」

ハナは先に裁判所に向かっていった。私は後ろからついていく。


「ここよ。」

ハナはいくつかあるなかの一番大きい扉を指差した。

少し緊張してきたのか、二回コツコツと靴を鳴らし、手をグッと握った。

「本当に、裁判を受けないといけないの…。」

「そう言ってるでしょ。裁判って言っても、そんな怖いものじゃないから安心しなさい。」

そう言って、ハナは私に肩をのせ

「それに、これからも私達で仲良くしていきたいでしょ。」

「そうだね。」

ハナは私の方を見て微笑み、

「さあ、いってらっしゃい。」

そう言うと、ハナは私の背中を押したのだった。


扉の中に入ると、ニュースとかでよく見る裁判所が広がっていた。

「す、すごい…。」

目の前に広がっている景色に圧倒されていると、またもや美人の女性が隣を通り過ぎた。

「なんのようです?。」

女性に言われると、一瞬体がビクつき

「...名札作りに来ました。」

とオドオドと女性に言った、「わかりました。」と女性が言い、「こっちへ来なさい。」と私を指図した。

指図された方へ行くと、1人の裁判員がいてさっきの女性が1番真ん中の席へとついた。きっと、裁判長かな…。

すると、真ん中にいる女性がガベル(裁判で使われる叩くヤツ)を鳴らし、

「今から、リセット裁判を始める。」

と、裁判所に声を響かせた。

「じゃあ、僕がこれからのことを説明していくね★。

まず裁判長、フレ・ストーム様だよ!。」

フレ・ストームは、水色の髪が腰まであり、金の髪飾りをしている。服装は白黒のワンピースだ。なんか、強そうだなぁ…。神々しいってゆうか...。

「そして僕、グレスト・ファーレジだよ!。仲良くしてね♡。」

グレストは、焦げ茶色の髪でなぜか左目を前髪で隠している。服装は黒色のスーツだ。全体的に身長も低いし可愛らしい。女の子みたい。

「よろしくお願いします...。」

「まぁ、そんな緊張しなくていいさ。君に3つの質問を聞くだけだから★。ところで、君の名前は?。」

「天野愛といいます。」

その言葉を聞いたフレ・ストームは一瞬なにかを思い出したかのように私の方を見た。「なるほどね。」とひとこと呟き。ニヤッとした顔で

「始めようか。」

そういったのだった。


「質問1。ここの住民になるか教えてください。」

元の世界に戻りたいと思っているが、戻れなさそうな気がしてとりあえず、

「はい。」

と答えた。

「質問2。クリスタルを所持するか教えてください。」

クリスタル...?よくわかんないけど「はい」と言っておくか。

「はい。」

「質問3。生きたい?それとも死にたい?」

「えっ。」

普通ここでは生きたいと即答するのが普通なのだが、なぜ私は戸惑っているのだろうか…。でも、ここで死んだらお兄ちゃんにも会えない。

「...生きたいです。」

「そうですか。それでは、リセット裁判は終わります。」

終わった感じがしないなぁ。


すると、グレストからNo.3630と名前が書いてある名札を渡された。本当にこれで良かったのかな。

私は裁判所から出て廊下で待ってるハナに手を振った。

「お疲れ様。まだ、愛と居たいのだけど…、親友との約束がそろそろあるから、また話しましょう。」

ハナは微笑んでコツコツと靴を鳴らし、階段を降りていった。


【裁判終わるまで、待っててくれるとか…めっちゃ優しいじゃん…!!!。】


【9章 変な人】愛編


『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!。』

いきなり、近くの部屋から叫び声が聞こえた。恐る恐る声が聞こえる方へ行ってみると、綺麗な茶髪のボサボサロングの髪で白いワンピースに黒白のネクタイリボンを着けている女の子がいた。

少し、様子を見ることにした。

ドアからチラリと見ていくうちに、その子はだんだんおかしくなって言った。

『私は、前まで神様だったのにぃいぃぃ!!。』

この子はいったい何があったんだ…。

『私の名前が思い出せない…、どうすればいいんだ…私は。』

なんだろう、すごく心配になってきた。

恐る恐る部屋に入っていって、その子に近ずいた。

「あ、あの〜…、大丈夫ですか?。」

その子は私の方へ振り向き、私の肩をガシッと掴んで

「お前、私の名前を知っているのか?それとも、私の敵か?。」

と言った。前髪が長めで少しだけ目が見えているのがさらに不気味。

「初対面で貴方の名前知ってるわけないでしょ。敵なわけないし…、初対面で貴方のことをわかるなんてありえないですよ!!。」

あんまり、人と関わりのない私は人間関係が上手く出来ずに口が悪くなったりしてしまう。直したいのだけども…。

その子はびっくりした顔をしている。

「ありえない…。」

「ん?。ありえない?。」

「私の名前は…、アリーだ!」

さらに私の肩を強くガシッと掴んで

「ありがとう!。お前のおかげで自分の名前が思い出せた!。お前の名前は?。」

「えっ、天野愛だけど…。まあ、名前思い出せて良かったね…、ははっ…。」

「愛か!。よろしくな。」

そう言い、アリーはニコッと笑った。

さっきまで、目付きが鋭かったのに笑った時は本当に可愛いんだなぁ。女の子って感じ。

「こちらこそ、よろしくね!。アリーちゃん。」

「アリーちゃん…?。アリーでいいよ。」

「そっか、じゃあ、アリーって呼ぶね。」

「これから、私達は友達ってやつだな!。私、友達いないから愛と初めての友達になる!。」

そうアリーが言うと、手を繋いで私もアリーもニコッと笑った。学校で友達がいなかった私にとって友達ってのは新鮮だった。だけど、『裏切られるかも。』とどうしても思ってしまう気持ちがあって、実は不安。でも、アリーとは絶対に仲良くしたい。気が合わなそうな気もするけど、お互い初めての友達として仲良くしたい。

「うん!。私もアリーと初めての友達になるね。これから仲良くしようね♪。」

「うん!、よろしくな。」

いきなりアリーの見た目とかの話になっちゃうけど、アリーはすごいボーイッシュで声も低めでいい声してる。うん、本当にね。それに、全体的に落ちついてるからいい雰囲気を出してる。クールな美人というのは確か。でも、今の見た目じゃ他の人に見られると怖がられそう…。最低でも、前髪だけでも切ってもらわないと…。でも、私散髪とかできないし…。

「アリーって名札つけてないんだね。」

「名札?。なんだそれ。」

「なんか、この城では名札がないと立ち入り禁止みたいな感じになっててさ。」

「へー。名札って、愛が胸に付けてるやつか?。」

「そうだよー。制服姿だから、もっと学生みたいに見えるよね。まあ、学生なんだけどさ。」

1人で少し笑ってて、アリーに少し不思議な目で見られて後々恥ずかしくなった。

「なぁ、愛。」

「なに?。」

「私…最近かもわからないけど、ここに飛ばされてきたみたいで。周りの状況も自分のことも、愛が言ってることもたまあにわからなくなるんだよ。定期的に頭が痛くなるし…。」

「もしかして、それって記憶喪失てきなの?。」

「そうかもしれないんだよ。でも、昔は神だということは覚えている。トラウマとかも少し覚えて…、でも、他のことは全く思い出せなくて。」

どうしても嘘に聞こえる発言もあったが、あえて言わずに言葉を飲みこんだ。

「ならさ!、私達友達だから、アリーがわからないこと私がわかる限りのことなら教えてあげるよ!。」

「本当か!。ありがとう!、さすが愛だな。友達になって良かったよ。」

アリーは最高の笑みで、私に飛びこんで抱きしめてきた。

「おっとっと、急だなぁ…まあ、よろしくね。」

そして、私も軽く抱きしめた。


何秒か経って抱きしめていた体を緩めて、アリーはまた、不思議な顔をした。

「なあ、愛。さっき言ってた名札の事なんだが…。」

「ああ、そのことね。名札多分作れるよ!、すぐに!、ほら、一緒に行こ!、裁判所があるんだ。」

私は、あの時のハナのようにアリーの手を少し強く握って、裁判所へ向かった。

「おい!。愛!!!。待ってよ!。」

「大丈夫!、すぐ近くだから。」

3分くらいアリーのことを引っ張って走った。手を離し、振り返って

「もうついたよ!、後は3つの質問に答えるだけだよ。」

と自信気に言った。特に、自慢することないけど。

「そ、そうか…。でも、愛。もう終了ってなんかの紙に書いてあるぞ。」

アリーは看板を指差し私に言った。

「あっ…。ちょっと裁判官に頼んでくる!、それに、この紙は看板って言うんだよ!覚えておいてね、アリー。」

よくわかっていないのかアリーは唖然としていた。なんか申し訳ないけど、すぐにいろんな言葉いろんなこと教えてあげないとまともに話せなさそう。とりあえず、関係者に聞いてくることにした。


コンコン 「失礼しまーす。」


「急になんでしょうか。」

その声は先程、裁判で会ったフレ・ストーム様だった。やっぱ、いつ見ても美しいなぁ…。

「だから…。なんなんですか?。」

「あっ、その…名札作りたいんですけど…。」

「貴方は看板を見てないんですか?。」

「見ましたけど…、私のお友達が名札作ってなくて…、住むところもなしい…。」

フレ・ストームは少し呆れた顔で、

「いつもは10人しか名札は作らないのですが、今回だけはいいでしょう。さすがに、ここに住んでいる人達を早く死なせるのはめんどくさいですし。」

「えっ、」

「なんでしょうか。やっぱり、名札を作るのはやめておきますか?。」

「あっ、いえいえ!、作ります作ります!。」

早く死なせる…。この人は一体何者なんだろう。せっかくできた初めての友達を殺すつもりなのかな…。そんなの、やだ!、絶対に。

「ところで、そのお友達は…。」

「あっ、呼んできますね!。」

「1分以内に来ないと今回はなしにしますからね。」

「わかりました!。すぐに呼びます!。」


「アリー!!!。」

私はアリーに聞こえるように大声で見えるように大きく手を振った。

「早く来て!。」

「あっ、わかった。」

アリーは走ってこっちへ向かった。

「どうしたんだよ、そんなに急いで。」

「1分以内に来ないと今回はなしにするって!、だから、早く!。」

私達は喋らずに裁判所まで走った。


「55、56、57。あら、おかえり。遅かったわね。」

私は「ただいまです…。」と言い、

アリーは、はあはあと息を荒らげていた。

「この子が例のお友達?。」

「あっ、そうです!、アリーって言います。」

「アリーです。よろしくお願いします。」

横を向いて顔を見た。だけど、アリーは緊張なんかいっさいしてなかった。


【10章 言葉の通じぬ裁判】 愛・アリー編


「とりあえず、こちらへ来てください。

あっ、貴方は来ないでください。」

フレ・ストームが私のことを止めて、アリーを裁判所へと連れてった。大丈夫かが心配。でも、死なせるくらいならアリーの力で生き延びてて欲しい。

「わかった。」

しかし、アリーは緊張してる顔はしてなかった…。


「あっ、フレ・ストーム様ー!。」

グレストが手を振りながらフレ・ストームに声をかけた。

「ああ、グレスト。いつもの席について。」

「えっ、まだ、仕事あるんですか!?、もーうー、息抜きでおいしいケーキでも食べに行こうと思ってたのにぃー…。わかりましたよ、フレ・ストーム様。」

「私も、したくてやってるわけじゃないんだから…。アリーさん、これからリセット裁判をしていきます。簡単な質問を3つ言うので、「はい。」か「いいえ。」で答えてください。」

フレ・ストームはガベル(裁判で使われる叩くヤツ)を鳴らし、

「じゃあ、始めますよ。」

と、私の顔を見て言ったのだった。

グレストが質問を始めていく。

「質問1。ここの住民になるか教えてください。」

「あのー、住民ってなんだ?。」

フレ・ストームとグレストは『えっ』と思ってる顔をしている。

「住民も知らないんですか…。住民とは、簡単に言うと、住む人々って感じの意味で…す。」

フレ・ストームは曖昧な答え方をした。

「へぇー、うん、わかった。住む。」

「ねー、アリーちゃーん。それは、はい。でいいのかな?。」

「うん。」

「貴方は、敬語というものを知らないのですね…。まあ、いいですけど。」

フレ・ストームは多少イライラしている。グレストは少し間を置いて、質問を続ける。

「質問2。クリスタルを所持するか教えてください。」

「なんか、良さそうだから所持する。」

「最後だよー。質問3。生きたい?それとも死にたい?」

「そりゃ、生きたいよ。」

「うーん…。これで終わりでいいか…。大丈夫ですよね?、フレ・ストーム様…。」

グレストは、フレ・ストーム様の顔を、苦笑いしながら愛想笑いをした。

「そうね。もう、これでいいです。」

もう諦めついた顔をフレ・ストーム様はしている。そして、No.3640と書いてある名札を渡された。私は、すぐに受けとった。なんとなく…。


【11章 ラバとハナの再開】愛編


「アリー、おつかれ。」

「おっ、ありがとう。」

どんな、状況で裁判が行われたが何となくわかる。しかし、アリーは、平然としてるよね。心配だなぁ…。

「どうしたんだ?、愛。」

「うぅん、なんにもないよ!。ただ、少し考え事をしてただけだよ。」

ぼっーってしてる時に声をかけられたから、少し驚いてしまった。それと同時に『これからどうしよう…。』と心配してる自分がいた。


「なあ、愛!。」

「ん?。」

アリーは、どうやら何かを見つけたらしい。

「あそこに、休める所があるぞ!。」

「あっ、本当だ。疲れてきたし休む?。」

「そうだな。今はゆっくりするか。」

私とアリーはトコトコと歩いていって、休憩できる所まで進んでいった。

「よっこいしょ!、おお!、このイス、すごい居心地いいな!。」

「本当だねー。机の上にお菓子置いてあるし、いい感じだね。食べていいかわからないけど。」

私とアリーは、あはははと笑って休憩をしていった。でも、こんなに大きな城なのに、なんでこんなに人がいないんだろう…。ラバもハナも不思議な人だし…。


~10分後~


「あっ、愛だ。」

「えっ、ラバ?。」

ラバと偶然あった。座ってただけだけど。しかし、不思議そうな顔をしている。そりゃそうか、見たこともないだろう、アリーがいるから。

「あはは、私達もここで少し休憩しようと思ってたのよね。ちなみに、その隣にいる子は?。」

ラバは私に聞いてきた。アリーは、いつでも何を考えているかわからない。とりあえず、返事をするか…。

「ああ、この子はアリー。さっき、友達になったんだ。」

そして、私は一応2人に教えとこうと、2人の耳元で、

「この子、かなり不思議な子で、記憶を半分くらい失ってるから、取り扱いにはご注意を…。」

と伝えておいた。

隠し事のようなことをしたのか、アリーは嫌そうな顔をしている。


「あいー、変なこと言ってないだろうな?。」

「う、うぅん!、言ってない!、言ってない!。」

アリーはずっと疑った顔をしているが、私たち3人は表情を気にせず流すことしか出来なかった。

「あっ、そういえば!。」

すると、急にラバは空気を読んでくれたのか話を流してくれた。そして、続けて

「リセット裁判の時、クリスタルを所持しますか?みたいなこと言われたでしょ。」

私とアリーはコクっと頷いて、ラバの発言を引き続き聞いていった。

「2人はきっとクリスタルを所持するって言ったと思うから、ついてきて欲しいところがあるのよ。」

「ん?、どこなんだ?。」

アリーが尋ねると、さっきから静かに話を聞いていたハナが急に言い出した

「名前はダサいけど、クリスタルセンターってところがあって、そこで貴方達の体を検査してもらって、これから貴方達が所持するクリスタルを決めてもらう…、ところよ。」

「ハナって急ね…。まあ、ハナが言った通り、2人に体を検査してもらいたいのよ!、今、私とハナも時間あるし、4人でついてこないかしら?。早めがいいのだけど…。」

「私は大丈夫だが…。」

アリーが言うと、

「あっ、私も大丈夫!。」

とOKを出した。

少し経って、急にハナが語り出した

「クリスタルセンターのことは私がよく知ってるわ。だから、私が指示するわ。私が知ってることはラバはわからないし、私がわからないことはラバが知ってる。だから、親友として成り立つのかもね。」

「「そ、そうだねぇ。」」

私とアリーは同時に言った。

「さあ、行きましょ。」

裁判所の時と同じように、ハナについて行った。

「今は、10階…。クリスタルセンターは12階にあるわ。時間はあるし、歩いていこっか。」

私たちはハナに言われる通りに歩いて12階に向かった。また歩くのかぁ…と嫌な部分はあったけど、この世界のルールなんだろうな…と思い、とりあえず前にあることをすることしかできなかった。

11階、12階と上がっていき、クリスタルセンターらしきものの前にたどり着いた。


【12章 クリスタルセンター】多数人編


『愛編』

すると、ハナは言った。

「ここよ。ここで愛とアリーちゃんが所持するクリスタルを検査するの。少し耐えてもらうこともあるけれど、我慢してね。」

ハナはギギギと音を立てながらドアを開けた。音的にきっと重いんだろうな…。

「さあ、入って。」

私とアリーは相槌をしてクリスタルセンターに入っていった。


「誰でしょう?。」

水色のまとまった髪で灰色の縁のメガネをかけて研究服を着ている少し身長が低めな男の子が言った。

「か、可愛い…。」

ふと、言ってしまった。いくつなんだろう?身長とかも気になるなぁ…。質問してみたいことが多く頭の中で出てくる。

そう、この男の子…私のタイプだったのだ。

「なに、ジロジロ見てるんですか?。少し気持ち悪いですよ…。」

「あっ、ごめんなさい!。あのー、年齢とか身長とか気になるんですけど…。」

ラバは苦笑いをしていた。

「はぁ…。普通は自分のこと名乗ってから質問するべきですよ。僕は、ユマ・ガローナ。あの人は双子の兄のヨマ。」

「やっほー。兄やってまーす!。」

ヨマは私に手を振ってニコニコしている。ヨマはユマと同じ色の髪色だがギザ髪で少し天パみたい。メガネはしてなくて研究服の着方もボタンを全部外して少しだらしない感じにしている。

「あっ、よろしくお願いします!。 ユマさん、ヨマさん!。私は天野愛です!愛でもなんでもいいです!。」

「変わった名前ですね。それじゃあ…天野さんって呼ばせていただきますね。」

「あっ、俺は愛で!。」

「わ、わかりました!。」

「あっ、言い忘れていましたね。歳は24で身長は161cm…。」

少し不満そうな態度で言っている。そして、ユマはコーヒーを入れ始めた。私は、思い切って言いたいことを言った。

「可愛いですね!。小柄で!。年齢の割に若々しく見えるし!。」

コーヒーが入ったマグカップをドンっと音を立てて机に置いた。

えっ、もしや、怒ってる…?。

「だ、誰が、小柄だー!。僕はこんな背が低くなりたくてなってるわけじゃないのに!!!ヨマは174もあるのに、僕はなんでこんなに背が低いんだよぉ…。」

「ユマ、落ち着けって…笑。」

ヨマがユマを腕で暴れているのを止めようとするが、

「はーなーせー!!!。双子なのにこんなに共通点がないのはおかしいって!。ヨマは目もいいし天パだしなんか…チャラいし!。僕は…大人びたかっこいい研究者になりたかったんですよ…。」

「ユマ、お前少し酷いこと言うな笑。ほら、新しくクリスタルの検査を受けに来る子も来たんだしさ、落ち着いて仕事しようぜ。」

ラバとハナは2人で、

「「あはははは。」」

と苦笑いしていた。

「わかりました…落ち着きます…。みなさん、こちらの部屋に来てください。」

クリスタルセンターの中にある大きめな部屋をユマは指さして、みんなをつれていった。

その部屋には、大きな机と8個の椅子。そして、水族館のようなでかいガラス張りの空間があった。そして、ガラス張りの空間の近くには、本当に研究だなぁと思えるコンピュータなど機械などがいっぱいあった。

「凄いな、愛。」

「そうだね、ここで検査してもらうのかな?。」

「そうですよ、まあ今からいろいろ準備しますので、コーヒーとかお菓子をいただいてください。」

「俺のオレンジとグレフル食べんじゃねーよ。」

そう、ユマとヨマが言うと【研究者以外立ち入り禁止】と書いてある部屋に入っていたのだった。


「愛、ユマくん案外敏感な性格だから、怒らせちゃダメだよ。後ろで見てて少し恥ずかしかったよ。」

「ぶっちゃけ、私も…。」

ハナとラバが私に注意をかけた。ラバはもっと私に言いたいことがあったんだろうけど、優しいから言うのを辞めたっぽい。態度でわかる。

すると、アリーは急に言い出した、

「愛は、人と関わるのが苦手なんだ。私も今日親友になったばっかだが、なんとなくわかる。私は、愛より知らないことだらけだけど、愛のことならよくわかる。それと、これからも今以上にわかっていくはず。だから、強く責めないでくれ。あと、仲良くしていきたいしな!。」

「ア、アリー…。ありがとう。」

私は嬉しい気持ちでいっぱいなのかいつもより最高の笑みでアリーを見た。


「お取り込み中すいません。準備できたので、こちらの部屋に来てください。」


「あっ、はーい。」

私とアリーはそう言い、呼ばれた部屋へと入っていった。


「本当にあの二人大丈夫なのかしら?。」

「大丈夫よ。でも、何か違うものがありそうね。」

「そうなの?、ハナ。」

「予知よ。なにかダメージを受けたりしたら私が回復させたらいいし。ちゃんと見てもらいたいね。」

「そうか…。違う世界から来てるからかしら…。」


「改めまして、ユマ・ガローナです。」

「ヨマ・ガローナだよー。」

「これから始めていくことは、クリスタルを調査することです。貴方たちは、まだ自分のクリスタルを把握してないのです。早いうちにクリスタルを把握しないと最悪の場合捕まってしまいます。」

「マジかよ…。」

アリーは少し焦っているようで、検査も怖がっている。

「もっと言うと、処刑されることもあるんだぜ…。だから、俺らもいろいろ大変なんだよ。」

「そこまでするものなのかな…。」

私も怖くなってきた…。でも、しなきゃ逮捕される…。うう、怖いなぁ。

「そうですね、怖くなる気持ちもわかります。でも、大丈夫です。すぐ終わります。僕達も頑張りますので。」

「後でお金くれよな!。」

「「えっ。」」

「いや、私達お金なんて持ってないんだが…。」

「最低でも、数日間待ってくださいよ…。」

私とアリーは、いろんな感情でいっぱいになってきた。お金とかかかるとは思ったけど、このタイミングで言われると厳しい。

すると、ユマはムッとした顔で

「ヨマ!そんな事言わないでください。まだ、愛さんとアリーさんはお金を持ってない状態なんですよ!。無駄口を叩かないでください!。」

お金が無いってはっきり言われるのもなかなか辛いな…。でも、んん、あー…。

「でも、数日後に請求書は渡しますからね。2ヶ月以内に払ってもらわないと金額増やすので、覚悟してください。」

私ははい。と、アリーはわかった。と言った。

「なら、検査に取り掛かります。言いづらいですが、この検査には服を脱いでもらうようになっているのですがぁ…。」

ユマはすごく嫌そうな顔をしている。もちろん、私もアリーも抵抗がある。

「えー、服を脱ぐのか?。」

「はい、そうです。」

「下着もですか?。」

「そうですよ。ここの空間に入ってもらうんですけど、このスライムのような液体に入ってもらいます。この液体に体が触れると自分の体が調査されていき、これからのクリスタルのことについて詳しくわかっていきます。もちろん、この液体は消毒などして新しいものにしてあります。説明はいいですね?。」

私はコクっと頷いて、こう思った。絶対めっちゃ金かかる…。きっと、アリーもそう思っているだろう。

「愛、とりあえず服脱ご。恥ずかしい思いは早く終わらせた方がいいから。」

「そ、そうだね。」

「大丈夫です。裸の姿を見る時は検査中だけです。変な目では見ないので、安心してください。脱いだらこの検査室に入ってください。」

私とアリーは黙って服を脱いでいった…。


「お互い脱ぎ終わったな。」

「検査室、入ろっか。」

「そうだな。」

検査室に入ると、二つそれっぽいのがあった。

「ここだよね…。」

「私もわからないが、入ってみるしかないな…。」

入ると、小学生とかに体験したプールの授業みたいな感覚がしてもっと恥ずかしくなってきた。

「冷た。」

冷たくて鳥肌が少したっていく。

「入ったようなので、検査を始めていきます。僕達は別室から透明ガラスで貴方たちの様子を見ます。できる限りじっとしててください。」


『ユマ・ヨマ編 (主にテレポート)』


おいおい、ユマ。愛って子が胸デカイから少し恥ずかしがってんじゃねーよ。笑

そ、そんなことありません!!。

にしても、もう一人の子は貧相だな。

そんなこと言ってはいけませんよ!それが、その子にとってのひとつの個性なんです!。

ははっ。いい人ぶってるユマも可愛いもんだなぁ。お兄ちゃん笑っちゃうよ。

確かに、僕は弟の立場ですが、双子です!自分のことお兄ちゃんとか言わないでくれませんか?。

いいじゃねぇか!。だって身長もかなり違うし。

そこは、突っ込まないでください!!。


~数分後~


「おっ、おい。検査結果が…。」

「なんですか?、…って。」

「ほら、見て。ウィズクリスタル…。確率の低いクリスタルじゃん。」

「そうですね。全く似てないのにどうして?。」

「わかんねぇ。それと、愛って子は全属性だぞ。ほぼ、チートのクリスタルをもってやがる。」

「これからに期待できそうな結果になりましたね。このことを、二人にどう伝えようか…。」

「とりあえず、書類に書いておこう。」

二人は、必死にパソコンを使って書類を書いていった。

「ウィズクリスタルの説明ってこんなに難しいのかよ。」

「全属性の説明もなかなかです…。」

「とりあえず、検査は終わったからこっちに帰ってもらうか。」

「そうですね。」


『愛編』


「お二人方、検査終わりましたよー。服を着て、こっちに来てくださーい。」

私とアリーは服を着て検査室から出て、ユマとヨマが待っている部屋へと向かった。

「やっと終わったな、愛。」

「そうだね、アリー。すごく冷たかった…。」

「案外長かったな。」

「もういやになっちゃうよぉ。でも、終わったしあとは結果だけだね。」

「どんな、クリスタルか気になるなー。」

うんうん。とか相槌を言いながら話していると、いつの間にか部屋に付いていた。

「お二人方、お疲れ様です。これから、検査結果を言っていきます。

一人一人結果を言いたいのですが、予想外の結果になったので、二人同時に言っていこうと思います。ヨマ、詳しく教えてあげて。」

「おう。まずね、どんなクリスタルになったか教えていくぜ!。君たちは偶然か特別かよくわかんねぇけど、確率の低いクリスタルだったんだよ。そのクリスタルの名前は『ウィズクリスタル』、二人でひとつって感じだな。」

「ウィズクリスタル…?。二人でひとつ…?。それがどうしたんだ?。特に特別なことでもあるのか?。ただの宝石なんだろ?。」

私も思っていることをアリーは質問した。本当にどうなってるかわかんないなぁ…。

すると、ユマがコホンと咳払いをして言った、

「それが、特別なんです。普通の人のクリスタルより頑丈でいろんな能力があります。しかしその分、デメリットが多いです。お互いどちらかがダメージを受けた場合もう一人の方も傷を負います。それと、互いの気持ちがシンクロしない限り、自分たちの力を発揮できないし、コントロールもできません。でも、今のところ見てると仲良さそうでコントロールできると思いますよ。」

そう言うと、ユマはニコッと笑った。

「あー、それと、クリスタルを埋め込んだ時にお互いの印象が似るよー。もしかしたら、胸もおっきくなるかもな。あはははは。」

「そういうことは、言わないでください。すいません、僕の兄がこんな人で…。」

「いいんですよ!。で、いつクリスタルが手に入るんですか?」

私はそう問うと、

「数時間後には埋め込まれていると思いますよ。でも、愛さんの場合、急な疲れが来ると思います。」

「なんで?。」

「…全属性だからです。全属性は全ての属性が使えるので、なかなかの力が要ります。時間が経てばどうってことないのですが、しばらくの間はベッドなので休んだ方がいいですね。」

「私って…そんな。力が…。でも、耐えなきゃ。」

「ウィズクリスタルの片方の私も、愛のこと支えてあげるよ。まだ、二ヶ月あるんだし…。」


書類を書き終わったのか、ヨマはのびをしている。

「んー。疲れたー。ほら、ここに詳しく二人のこと書いといたから。請求額も書いといた。この封筒に金額入れて出してくれよな!。」

「あ、ありがとうございます…。」

書類の請求額の方を見るよ『57ラル』と書いてあった。私は日本人だから、どのくらい高いのか全くわからなかった。

すると、金髪で少し髪がボサボサの二つくくりした幼そうな女の子が、何も興味無さそうにこっちを向いた、

「ふーん。ウィズクリスタルで全属性ね。なかなかな子を見つけたのね、ユマとヨマは。今月の売上は高くなりそうね。貴方たちが早く払う限り。」

ユマとヨマはハッとしその子に挨拶をした。

「ラミーさん!。お疲れ様です!!。」

「ラミーさん!。元気してましたか?。」

「いつも通り。というか、この部屋久しぶりに来ましたね。少し内装を変えたの?。」

そう聞かれたヨマは頷いた

「ふーん。あー、それと、あなた。」

ラミーさんは私のことを指さし、

「あなた日本人でしょ。57ラルって言われても単位わからないよね。日本円で言うと57万。」

「えっ。そんなの払えませんよ!。てか、なんで日本円がわかるんですか?。」

「たまあに、日本人に教えてもらうの。もう、話すのいい?。」

「あっ、はい。」

「じゃあね。請求楽しみにしてますからね。ふふっ。」

「あの、女の子はなんなんだ?。」

「ラミーさんだよ!。この研究室で一番偉い人なんだ。3週間に一回ぐらいしか自分の部屋から出ないんだよ。俺も、ラミーさんのことよくわかんねぇ。謎に包まれてるんだよな。ユマ。」

「そうですね。あれでもまだ12歳なんです。」

「「えっ!?。」」

「確かに声も見た目も幼かったけど。合法ロリだ…。」

私は、そうボソっと言ってしまった。


検査も終わり、結果も出て書類を持った私とアリーはハナとラバがいる所へ向かった。

ラバはハッとして、

「あっ、終わったんだ!。お疲れ様。どうだった?。いい結果でたかしら?。」

「変わった結果になったらしいぞ。えーと、なんだっけ…。」

「ウィズクリスタルだよ。アリー…。」

「「ウィズクリスタル!?。」」

ハナとラバは驚愕し、椅子を倒して立った。

「あ、あんな珍しいクリスタルを?。クリスタルサンスターにも二組ぐらいしかいないのよ?。これからの事に期待できそうだけど、変な目で見られないかが心配ねぇ…。」

ラバは心配してくれてるみたい。嬉しいけど、まだこの世界のことわかってないし、57万なんて…。

「愛、請求額は自分たちで払いなさい。」

「えっ。」

「友達だからって私たちに頼っちゃダメ。」

「別にいいじゃない…、ハナ…。」

「ラバは黙って!。」

「ヒィ…。」

「私たちがいくらお金があるからって、頼っちゃダメ。自分たちで払いなさい。クリスタルサンスターにだってちゃんと職場もバイトもあるの。自分たちで探して、自分たちで働きなさい。甘えちゃダメ。自分たちでやりなさい。」

「は、はい…。」

「愛、私も働くから…。」

「うん、頑張る。自分たちで払います…。」

「口だけじゃダメよ。まあ、頑張って!。」

ラバは応援するように言った。ハナも後ろで微笑んでた。少し、元気出たかも。

「やりきろうな、愛。」

「うん。」


【13章 お兄ちゃんは優しい?】 愛編


ハナとラバとも離れ、研究室からも出て、アリーと二人になった。

「いたっ。」

肩と肩がぶつかっていたっと言ってしまった。誰かにぶつかった。誰だろう…。

「あっ…、もしかして、お兄ちゃん…?。」

その人はニコッと微笑んで、

「ピンポーン♪。ごめんね、気づいて欲しくてわざとぶつかっちゃった♪。」

「えー…。お兄ちゃん、普通に声かけてよ…。」

「えへへ、ごめんごめん。お兄ちゃん、久しぶりに妹の愛に会えて嬉しいよ♪。」

そういうと、私のことを力強く抱きしめた。

「あっ、ちょ、やめて!。」

「うわー…。」

アリーは引き気味な顔をしていた。じ、地獄…。

「へー、ウィズクリスタルなんだ。」

抱きしめた時に、私が書類を落としてしまい、お兄ちゃんは素早く書類を手に取っていた。

「愛って偉い子だねぇ。全属性って、お兄ちゃんと同じじゃないか!。」

「えっ、そうなの?。」

「そうだよ♪。やっぱり、兄妹は似ていないとね♪。あっ、そうだ!。お兄ちゃんがいつも使っている部屋行こうか!。んー、アリーちゃんは来ても来なくてもどっちでもいいよー。」

「なんで私の名前を…、私はやめておくよ…。」

「ふーん。そっか!。なら、愛行くよー!。」

「えっ、えっ、きゃー!!!。」

「はい、着いた!。お兄ちゃん、瞬間移動的なこともできるんだ♪。スカートめくれてたけど、お兄ちゃん以外には見えてないから心配しないでね♪。」

この野郎…。って思ってしまうが、やめておこう。

「この部屋はなんなの?。」

偉い人の部屋みたいな感じで、大きく横に長いテーブルに椅子が置いてあった。書類も少しテーブルに置いていた。

「改めて、愛、久しぶり♪。この部屋はね、お兄ちゃん専用の作業部屋だよ。ここで、いろんなお仕事をしてるんだ♪。」

「へー。」

「お兄ちゃん、1年間待ってたんだよ。でも、また会えてお兄ちゃん嬉しい♪。愛も嬉しいよね?。」

「う、うん!。こんな世界に来たら、もう一生会えないだろうなって思ってたよ。」

「まあ、お兄ちゃんがこの世界に呼んだんだけどね♪。」

「えっ、なんかありがとう…。今日、日本にいる時、会いたいなって思っていたんだ。会えて嬉しいよ!。お兄ちゃん。」

目を滅多に開かないお兄ちゃんは目を開いて嬉しそうにしていた。

「…わあ!。お兄ちゃんも本当に嬉しい♪。世界一愛してるよー!!!。愛ー!。」

そう、もうお気づきだろう、私のお兄ちゃんは『シスコン』なのだ。


お兄ちゃんは私の手を引っ張って、椅子に座らせた。

「まあ、ここに座って。お兄ちゃんはここに座るから。」

お兄ちゃんはテーブルの真ん中にある椅子に座った。向かい合わせだった。

「愛の書類と請求額ちゃんと読ませてね…。」

本当に謎だ。なんで毎回書類見る時もご飯食べる時とかもずっと目を閉じているのかな…。

「あっ、目を瞑っているのが気になるって?。」

「えっ、バレてた?。」

「もちろんだよ♪。お兄ちゃん、目瞑ってても周り見渡せるんだ。」

「そんなことできるの?。」

「だって、お兄ちゃんの能力はいろいろあるからね。そのうち教えてあげるよ。へー、57ラルも取られちゃうのか…。」

「お、お兄ちゃん…少し手伝っ…。」

「ダメ!。自分たちで払って!。」

ハナと同じこと言ってる…。やっぱ、そうだよね。これからが、怖いな…。

「でもね、お兄ちゃんらしいとこは見せたいから、生活費はだしてあげる!。」

「えっ、本当?。」

「本当だよ。辛そうにしている愛を見たくないもん。もちろん、アリーちゃんの分もだしてあげる。」

「ありがとう!。お兄ちゃん。」

私は、満面な笑みを見せた。

「今の愛は最高に可愛いね!。」

「えへへ♪。」

「まあ、とりあえずこのふたつを渡しておくね。」

封筒とバイト募集中な店がいっぱい書いてあるものを渡してきた。

「このふたつは、"アリーちゃんと一緒にいる時に一緒に見てね"。」

「う、うん…。」


【続く】



【作者からのいろいろ】

・マスター・アリー (作者)

ここまで読んでくれてありがとうございます。アリーって響きが好きでいろんなところでアリーって名を使っていますが、気にしないでください。

愛ちゃんがメインな感じですが、何説か渡っていくごとにアリー編が増えていくので、楽しみにしててください。アリーちゃんの成長を見てあげてくださいぃぃ…。呼んでてわかる通り、私は少し変わった小説の書き方をしてます。○○編という感じでその子目線の立場で書いています。それも、楽しんでいただけると嬉しいです。

・アリー・マスター(編集者)(もちろん同じ人)

マスターは変な書き方をしていたりするので、すごい修正に時間がかかります。(怒)それでも、少しだけでも、読みやすかったりわかりやすかったりしていたらいいなと思います。

私も、初心者なのでこれからも頑張りたいと思います。全体的に、『あ』の量が多い…。


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