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雪降る季節  作者: 狐猫
9/11

サブタイトルとかなくていい希ガス

いつもの優しいゆいのお母さんとは思えないほどの変貌ぶりであった。

「唯も御影みかげちゃんも怖がっちゃうよ……」

「お前がそんな風になるのは、何年ぶりだ?」

 御影の父親は、唯のお母さんがこの雰囲気になった事が過去にもあるような言いようだった。

「覚えてません。あなたを殴った事など」

「「えぇ……」」

 御影も唯も初めて聞くことに戸惑いながらも、手を握り合っていた。

「それで、用件はなんだ」

「御影ちゃんのクリスマス・イブ、クリスマスの日を自由にしてください」

「断ると言ったら?」

「断れなくします」

 断れなくすると言う言葉から想像するにすごい事になると想像している御影と唯は暴力沙汰にならない事を祈っていた。

「わかった、いいだろう」

「なら次いでに、家庭教師の話も無しに」

「それは別であろう?」

 次いでと言いながらそっちが本命な気がしている。家庭教師の話を無しにしてしまえば、一週間くるはずの家庭教師が来なくなり、クリスマスに時間ができると言う魂胆である。

最初にクリスマス・イブとクリスマスと言ったのは相手の出方をみるためであろう。

「どうしますか?」

「母さんそこらへんに……」

「いいだろう。最終成績がでるまで待ってやる」

 御影の父親が負けたと思う。この二人の過去に何があったかは知らないが御影の父親に『うん』と言わせる事ができるのは唯のお母さんだけであろう。

「やったね! 御影!」

「やったよ! 唯!」

 黙ってみていた御影と唯が喜びを表すと今まで殺伐としていた空気が穏やかになっていった。

「御影ちゃんには弱いんですね」

「うるさい」

「あの子に似てますもんね。あなたはあの子に弱かったからね」

「ほんとによく似ているよ」

 御影自身は知らないが、御影は御影のお母さんにものすごく似ている。

「そういえば今日はイヴだよね」

「唯、泊ってく?」

「ならお母さん達も泊っていきましょ」

「勝手にしろ」

 御影の父親は自分には関係ないと言わんばかりの口ぶりで呟いた。


 ――これからクリスマスの前夜祭が始まるのだった――


お久しぶりでうす。7月上旬なのにあつすぎぃって感じですよね。ほんと。だるいですよね。季節外れのクリスマスネタとかwって感じですね。

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