第三話 拒否
騎士に任官し、執務に励む毎日・・・
比較的真面目なのは、フローラくらいで、あとは頭が空っぽな奴らばかりだ。
やれ、黄金騎士の誰がいいだの、青銅騎士の誰がかわいいだの・・・
私をストレスで殺す気か!
執務の傍ら、私は時々両親と共に遺跡の調査などに出掛けることが多くなった。
妹、ユイ・アイン・ライテスが、総合学院を飛び級で卒業し、王宮に出入りするようになったある晩・・・
「!!!」
家で入浴しようと、服を脱いだ時だった。
突然性器から出血が・・・
その瞬間、頭に血が上った。
「火炎・・・」
反射的に、性器に手をやり、焼こうとしていた。
「ディスペル!」
それを、すんでで止めたのが父だった・・・
「何を血迷っている!」
「だって・・・」
「それをしてしまえば、お前は誰か婿が来ても、幸せな家庭は築けんのだぞ!」
「私は・・・」
「義務だけで自分を、押し固めるな!」
「恋愛が、したくなければそれでもいい。だが、地球では、恋愛を捨ててしまったため、空っぽになってしまった者が、いくらでもいる。とにかく・・・お前の『理解者』を探すことから始めろ。」
その言葉は、きつく感じた。
「私は、「アホ親父」でいたい。地球での鬱屈が溜まっているからな。」
そう言うと、父は風呂場から出ていった・・・