THE MANZAI20014 決勝 グループB第三組
一組目Chileから会場が笑いに包まれた温かい雰囲気のなか登場したグループB二組目木曽義仲。
借金まみれのボケのたかのが、豪邸を買いたいとツッコミのセイジにいい放つネタで、そこをきりかえすセイジに対して更なる底辺っぷりでカブせていくネタは、分かりやすい笑いと意外性をそなえていた。
番組も中盤、いい空気のなか登場は、いま今や一番人気とされる、大阪よしもとの無。
無(大阪よしもと)
空磁ボケ担当
志羽ツッコミ担当
空磁「はいどうも無です、よろしくおねがいしま~す。ボクお酒が好きでね、毎晩晩酌してるんですけども」
志羽「ええ趣味ですね。オレも酒は大好きやで」
空磁「でも毎晩1人で飲んでんのもそろそろ飽きが来てやね」
志羽「なら友達でも誘て外へ飲みに行ったらええんちゃう?」
空磁「ボク人付き合いが苦手やねん」
志羽「ならどうすんねん、動物と飲むしかなくなるで・・・エホエホエホエホフー、エホエホエホエホフー・・・」
空磁「おいおい志羽、志羽、イキナリ何を言い出すねん」
志羽「エホエホエホエホフー、エホエホエホエホフー・・・」
空磁「ほんでこの声、なんか聞き覚えのある声やなあ。わかった、うわっ、めずらしっ、西アフリカのみに生息するベニトサカイモヅルウータンやないか」
志羽「エホッ、エホエホエホエホ・・・」
空磁「何やねん、コイツ、一升瓶かかえとるけども」
志羽「エホエホエホエホ・・・」
空磁「なになに?・・・ぷはー。まさかやで!ベニトサカイモヅルウータンに勧められた酒飲んでもうたわ!まあ、それもええけどやね実はボク動物も苦手やねん、アレルギーですぐクシャミしてまうねん。」
志羽「何やねん。アカンこと多すぎひんか?」
空磁「そうやねん。だからな、0人で飲むことを始めてんねん」
志羽「なんや0人で飲むって!全然わからんぞ」
空磁「だからやな、頭の中だけで酒を飲むねん」
志羽「人生なにを選んでいくんかはひとそれぞれの自由やけども、それでも言わしてくれ、それの何がオモロイねん!」
空磁「アホか!ボクがただ妄想でやってんだけとちゃうねんで」
志羽「どういう意味やねん」
空磁「たとえ頭の中いうてもビールの喉越しも感じれば焼酎で酔っ払うことも出来んねんで」
志羽「やっぱりようわからんぞ。それは酒を一滴も飲んでいないのにか」
空磁「頭の中やからそういうことやな。ただ、正確にはな、飲まずして酔っ払うから飲んでなくても飲んでいる状態いうんかいな」
志羽「だからそういう状態に俺が一回も遭遇したことないからリアクションに迷ってんねやないか」
空磁「下手に車も運転できへんねん」
志羽「・・・どういうこと?」
空磁「ヒトの気持ちに立てんやっちゃなあ、酒を飲まんと酔っぱらえるからやね、よっぽど自制心を鍛えていかんかぎりいつでも飲み続ける状態になんねん。ほろ酔いくらいやったら生活に支障は起きひんけどもやね、人間、いつハメを外して飲みすぎて泥酔してしまうかわからへんねやないか」
志羽「頭の中だけで泥酔できるやつなんて初めて見てもうたわ」
空磁「だからもう運転やめてもうてん」
志羽「なら1人で移動せなあかんときはどうすんねん」
空磁「電車オンリーや」
志羽「お前運転せられへん状態いうたらアル中と同等やぞ。一滴も飲んでへんのにアル中なんかいなお前!」
空磁「さすがにアル中まではいかへんけどもやね、ボクが運転をやめたんはもう少し別の理由があってん」
志羽「なんやねんその理由って」
空磁「運転する前には酒を飲まへんようには心がけてるつもりや、でも頭の中がうっかり飲み出すともわからへん」
志羽「人格性解離症かお前」
空磁「そんでやね、一度運悪くアルコールの検問をやっててん」
志羽「お前どんだけ頭の中で酔っ払ってても血中アルコール濃度が上がるわけちゃうやろ」
空磁「なにをいうてんねん、そんときはホントに飲んでへんかったからよかってん、でも頭ん中が飲み始めてもうたらやな、実際の血中アルコール濃度がグングン上がっていくねんぞ」
志羽「そんなわけないやろ」
空磁「嘘やあらへんで、いっかい病院で検査してもろたことあるくらいや、ビフォアアフターで比較してもろてんで、医者も口あけて驚いとったわ」
志羽「なんやねんなその神秘、お前のからだ、どうなってん」
空磁「不思議な現象やで。おかげでいつでも酒が飲めるけどもな、でも免取りも喰らいとうないし事故だって起こしたくないからな、もう用心のため運転はせんとこう思ってんねん」
志羽「ならお前が頭の中で飲みだしたら、血液に大量のアルコールが溶け出してるいうことかいな」
空磁「そういうことやな」
志羽「お前それ、リアルブラッディメアリーやで」
空磁「そやねん。ええやろ~、0人で飲む酒は楽しいぞ~」
志羽「俺に変なもんを勧めてくんなや」
空磁「何やねん、ボクの酒が飲めへんのかいな」
志羽「急に絡むなや、俺には残念ながらお前みたいな特殊な能力ないで」
空磁「釣れないやっちゃなー、ホンマ人格疑うで」
志羽「お前に言われる筋合いはないで全く。ほんならええこと思いついたわ、今までの飲み方をミックスさせんのはどうや。俺、さすがに0人で飲むことはできへんけどやね、動物のくだりならイケルで」
空磁「なるほど、いわゆるチャンポンやな。ええアイデアやで、これなら互いに酒が楽しめるかもわからへんで」
・・・・・・
空磁「ク~!一発目からストレートでウイスキーや!一気に酔うてきたで~ホンマに」
志羽「ケロパ~ン、ケロパ~ン」
空磁「なんや、この優雅な鳴き声は、主に東南アジアに生息するオオヒナガマダラセキレイが鳴き始めてるやんけ」
志羽「こちらロマネ・コンティ~1981年モノでございます~」
空磁「うわぁー、決壊やーー!天井から大量のビールが降り注いで来よったぞーーじゅうたんびしょびしょやーー」
志羽「うわははははは、今宵、吾輩の10万とんで52歳のバースデーである・・・」
空磁「店長、開いてる?」
志羽「ケロパ~ン、ケロパ~ン」
空磁「なんや、また鳴き出したで」
志羽「お客さ~ん、困るんですよね~、飲み食いした分はちゃんと払うてくれな~」
空磁「乾~杯~」
志羽「ケロパ~ン、ケロパ~ン」
空磁「クシャン、近くに動物が居るな」
志羽「生ビ~ルのお客様~」
空磁「こっちやこっちや~」
志羽「ご一緒にポテトはいかがですか~」
空磁「結構です」
志羽「ランチパック」
空磁「よっしゃ、剛力彩芽やな、なんやねん新商品のプレーン味って、ただの食パンやないかい」
志羽「犯人に~告ぐ」
空磁「誰かが死んだとき~、誰かが死んだとき~」
志羽「ケロパ~ン、ケロパ~ン」
空磁「乾~杯~」
志羽「ヤマト発進!」
空磁「爽や~かサワデ~」
志羽「タ~イムショック」
空磁「店長、開いてる?」
志羽「ショ~トコント、墾田永~年私財法」
空磁「ヒューマンヘルスケアーの、エ~ザイ」
志羽「ケロパ~ン、ケロパ~ン」
空磁「どんぐりこ」
志羽「ダブルフィリップ、トリプルサルコ~」
空磁「ク~」
志羽「ケロパ~ン、ケロパ~ン」
空磁「クシャン、近くに動物が居るな」
志羽「名物瓦そばです~」
空磁「乾~杯~」
志羽「らっしゃい」
空磁「打ったー、6、4、3からの逆バンジーーー」
志羽「ABで鯛を鶴~」
空磁「店長、開いてる?」
志羽「ご一緒にポテトはいかがですか~」
空磁「歌舞伎俳優~のエメ若エベ~ピ門です~」
志羽「わたくし片~岡鶴太郎は、モ~ニング娘を、卒業し~ます」
空磁「芋焼~酎ロックでおか~わり!」
志羽「らっしゃい」
空磁「映画、Ⅱに燃えろリターン、劇場でご覧下さい」
志羽「以上お~天気でした←スパイダーマン見切れてる~」
空磁「私は、ポーチドエッグ、き~みは?ワタシはアギーレ、どうぞよろ~しく」
志羽「らっしゃい」
空磁「ク~」
志羽「油~粘土餅つきは毎月12日~に開催~中!」
空磁「さあ!最後の直線で追い上げたのはティファニー製のサングラス度入りーー」
志羽「パルリャマ~パルリャマ~アラアラアラアラパルリャマ~」
空磁「店長、開いてる?」
志羽「発射1秒前、4、3、2・・・」
空磁「ドラえ~もんドラえもん~ジャイアンがゴリラすぎるよ~、カテキョ~」
志羽「なんだこの芋づるは~、なんだ~芋づる式に逮捕ができるぞ~」
空磁「爽やかな朝食はパンシロントーストで始まんねや」
志羽「空中書き初め」
空磁「店長、開いてる?」
志羽「空中書き初め」
空磁「大臣!大臣!一言!大臣!掟ポルシェ大臣!・・・」
志羽「あ~きたきた締めのロボたん、かぱ、たっぷり詰まったミソがサイコーやね~ん~」
空磁「爽やかな朝食はパンシロントーストで始まんねや」
志羽「らっしゃい」
空磁「ひっふっみ~、やりづらいんですわこのラマ~ズ法~」
志羽「もうアップアップが~るずですわ」
空磁「クリスマスケ~キといったら~、ナビスコプレミアムクラッカ~」
志羽「らっしゃい」
空磁「芋焼~酎ロックでおか~わり!」
志羽「エンタイトルツーベース」
空磁「液体ムヒ」
志羽「発表します!団体戦は個人戦」
空磁「始めまして、印字ミスです」
志羽「空中書き初め」
空磁「歌舞伎俳優~のエメ若エベ~ピ門です~」
志羽「空中書き初め」
空磁「乾~杯~」
志羽「らっしゃい」
空磁「爽やかな朝食はパンシロントーストで始まんねや」
志羽「らっしゃい」
空磁「空中書き初め」
志羽「空中書き初め」
空磁「空中書き初め」
志羽「空中書き初め」
空磁「空中書き初め」
志羽「どうもありがとうございました」
BGM
矢部「おわりましたねコラージュ漫才、さあ聞いてみましょう、小朝師匠」
小朝「評価は分かれると思いますけど、私は評価しますね。頭の中でお酒を飲むというテーマ、そして飲み始めてからの錯乱状態の表出、見事でしたね。オチの空中書初め、ですか。映画市民ケーンの薔薇の蕾を彷彿とさせましたね、流行るといいですね」
矢部「ありがとうございました、つづいて四組目です」