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91・消え行く魔王。
「な、何が起こったッピ?」
プテリは、あまりの展開に驚きを隠せていない。
「ジョバリアは、闇蜥蜴に利用されただけなんだよ。今はもう体を得て、手足となる者が必要なくなったから……」
今まで仇だと思っていた奴が、利用されるだけされて、目の前であっけなくやられていく、それは哀れみというのか、虚無感と言うのか?
「力に溺れた、あわれな奴」
闇に飲まれていく魔王の、その様子を冷静に見ている自分が不思議でならなかった。
「な、何が起こったッピ?」
プテリは、あまりの展開に驚きを隠せていない。
「ジョバリアは、闇蜥蜴に利用されただけなんだよ。今はもう体を得て、手足となる者が必要なくなったから……」
今まで仇だと思っていた奴が、利用されるだけされて、目の前であっけなくやられていく、それは哀れみというのか、虚無感と言うのか?
「力に溺れた、あわれな奴」
闇に飲まれていく魔王の、その様子を冷静に見ている自分が不思議でならなかった。
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