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71・戦力外通告を言わないやさしさ。
「それに……2対1じゃ、分が悪い」
魔物は蜥蜴とグイを見ながらそう言った。
「おいらもいるから、3対1っピ!」
数に入れてもらえなかったことに気がつき、液体のままながら懸命に存在をアピールするプテリ。
(ごめん、君は戦力外なんだ……)
あえて誰もそのことに、口には出さないその優しさ。
「……とにかく、これを返して欲しくば、他のガラクタも全て持って、魔王城へ来い。ふっふっふ」
魔物は、黒い風に包まれて消え去った。
「それに……2対1じゃ、分が悪い」
魔物は蜥蜴とグイを見ながらそう言った。
「おいらもいるから、3対1っピ!」
数に入れてもらえなかったことに気がつき、液体のままながら懸命に存在をアピールするプテリ。
(ごめん、君は戦力外なんだ……)
あえて誰もそのことに、口には出さないその優しさ。
「……とにかく、これを返して欲しくば、他のガラクタも全て持って、魔王城へ来い。ふっふっふ」
魔物は、黒い風に包まれて消え去った。
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