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ヤミとカゲ  作者: まいまいഊ
-静寂の記憶は、ときに彷徨い-
58/100

57・魔方陣に乗ってみる。

「これは場所移動の魔方陣だね」

 遺跡探索をするために、基本的な魔方陣の知識は頭の中に入ってる。

 この魔方陣は長年使われていないようだが、まだ魔力は残っているらしい。微かな光を放ちながら、来訪者を待っていた。


 この手の魔方陣は、中心に乗ることでその魔力が開放される。

「行こうか、プテリ」

 一人と一匹は、魔方陣の上に乗った。

 魔方陣が輝き、空間が縦に横に伸び、そして、渦を巻く。それにともない、浮遊感が襲ってきた。

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