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25・励ます声。
「しっかりするっピィ!」
プテリは、ふるふる揺れながら言う。
「何かを恐れていては、何もできないっピ」
絶望にうな垂れるグイの目の前で。
「……って、おいらのパパが昔言っていたっピ」
誰かの受け売りだった。が、今のグイには心強く思えた。
――再び遺跡が揺れた。脆い床の石が崩れ、グイたちはその歪の中へ滑り落ちた。
「今日は落ちてばかりっピョ……」
グイ達が落ちたすぐ近くには、青い鱗を装飾としてあしらった壷があった。
「しっかりするっピィ!」
プテリは、ふるふる揺れながら言う。
「何かを恐れていては、何もできないっピ」
絶望にうな垂れるグイの目の前で。
「……って、おいらのパパが昔言っていたっピ」
誰かの受け売りだった。が、今のグイには心強く思えた。
――再び遺跡が揺れた。脆い床の石が崩れ、グイたちはその歪の中へ滑り落ちた。
「今日は落ちてばかりっピョ……」
グイ達が落ちたすぐ近くには、青い鱗を装飾としてあしらった壷があった。
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