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ヤミとカゲ  作者: まいまいഊ
-降り注ぐ雨は、ときに厳しく-
25/100

24・そして、天空の世界に一番近い場所。

 水の臭い、湿った空気は故郷を思い出す材料になる。

 故郷が滅んだ時も雨が降っていた。故郷に出来た水の川は赤かった。生暖かかった。

 あの状況では、死んでもおかしくなかった。

 しかし、こうして生きてここにいる。これも運命の一つだろう。


 でも、でも、また魔物がいる。魔物が来る。

「もうだめかも」

 今はもうない故郷。あの青い海と、白い雲と、緑の嶋と……。

 グイはこの故郷から離れた場所で、一人死んでいくことを悲しく思った。

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