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召しませ神殿医術師  作者: てるてる坊主
南方神殿

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18 南方神殿⑪

有休休暇5日目

 線虫はいい。

 人の代謝に関する遺伝子をもち、寿命は四週間。どこにでもいるし、動物に薬を試すよりも早く結果が出て飼うコストもかからない。


 人がもっている遺伝子の中でも重要なものを七割ほどもっているから、人に近い結果が得られる。


 新薬の効果をみるにはまさにうってつけなのよね。


 糖尿病だけではない。


 線虫は、人の老化と同じように年をとると運動や神経機能が落ちていく。人の健康寿命や老化などの研究にも使われている奇特な生物なのだ。


 体長がミリ単位の小さなミミズだからスコープがなくて今まで見つけられなかったけれど、ヴォン・ヴォニエールから人捜しのお礼にと貰ったスコープが今ならある!


 わたしはさっき見つけた線虫をみてにやりと笑う。現代日本でみた子たちと変わらない透明感、動き、フォルム、全て完璧だわ。


 ベッドサイドからじっと見つめる視線に気づき視線をあげる。


「風邪をひいている身で外に出て熱心に何かを探しているかと思えば。その線虫をどうするんです?やっと大人しく寝てくれたかと思えば、わが子のように可愛がって。うじマゴットの次は線虫が癒やし相手ですか?随分嬉しそうですね」


 ヴォン・ヴォニエールは能面のような顔をして不満を吐いていた。


 つい、ヴォン・ヴォニエールとどう接していいか分からず、現実逃避をしてしまっていた。


 しかも護衛の都合と言ってビジネスホテルの一室くらいだったわたしの部屋から、超高級ホテルのスイートルームのような洗練された部屋に案内されキングサイズのベッドで寝かされていた。


 西方神殿のお貴族様専用の客室はまるで扱いが違う。


 わたしはお風呂上がりに髪の毛も乾かさずに棺に入れられたせいで、身体が冷え案の定、風邪をひいてしまい助けられてから養生中なのだった。


「その⋯⋯」


 色々気まずいのよね。


 まさかいつの間にか、婚約していたなんて。


 現状と自分の感情が追いつかないでいた。


 そもそも相手が悪い。


 婚約はもう少しお互いをよく知ってから、取り決めた方がいいと思うんです。


 だから今回の件はなかった事にしません?


 なんて言ったとしよう。


 平民のわたしからお貴族様に物申せば、どうなるか。

 しかもうちの神殿長の上司にあたるのよ。

 格上にも程がある!


 玉の輿とかそんないいもんじゃない。


 ヴォン・ヴォニエール、いやヘルメス筆頭神殿長という人物と婚約したのが正式なものだったというのが問題なのよ。


 ヘルメス筆頭神殿長と言えば五神殿ある内の総責任者。しかも食堂で盗み聞いた話しでは大貴族の方との縁談が持ち上がっていて勢力図が変わるかどうかの駆け引きをしているらしい。


 その渦中にわたしが入るとどうなるか。


 ヴォン・ヴォニエールの防波堤にはなるだろう。

 

 神殿全体からしたら平民出身の婚約者だから大貴族や八騎伯との思惑には影響ないし問題はないでしょう。

 でも大貴族や八騎伯からしたら面白くないし、何なら排除したいわよね。利用価値の問題で。


 これは面倒なことに巻き込まれたんじゃないかしら。


 いっそこのまま東方神殿とかに行って雲隠れしちゃおうかしら。


 さすがに知らずに婚約を承諾してましたなんて言えない。


 だって知らなかったのよ!興味がなさすぎて。


 ケイローンの首飾りを交換するのが現代日本の婚約指輪の交換と同じ意味だなんて。




 お貴族様はお互いのブローチやカフスボタン、平民はボタンを交換するなんて。


 恥を偲んで分からなかったら聞けばいいのにね。


 あの時、平常心でいたいがために知ったかぶりをしたわたしの馬鹿!!


 ヴォン・ヴォニエールと一緒に過ごした日々を振り返ると、とんだふしだらな女だと思われたに違いない。


 今思えば、野盗の皆さんとのやり取りに憤怒の形相だったのはやきもちもあった⋯⋯いや、それはないかもしれないけど、唇を奪われそうになったのはそれなりに身の危険を心配してくれたのだろう。


 わたしのせいで馬車で仮眠とれなかったから、安らかな睡眠を提供するために身体をはって責任をとろうとした時だ。


『子ども扱いですか?エイル、状況が分かっていませんね?』


 ヴォン・ヴォニエールが言ったこの意味!


 状況が分かると、わたしって⋯⋯、わたしってなんて不埒なんでしょう!!


 赤面ものよ!


 痺れた足を治したかっただけなの。


 浮腫で腫れた足も投げだした方が楽だった。


 ただそれだけなの。


 でも婚約者という立場にたってみたらどうか。


 神殿の管轄区で『さぁ、どうぞ一緒に寝ます?』みたいな!!


『どうぞお召し上がりくださいませ』みたいな!?


 足を露わにして添い寝ポジションでごろ寝してました。してましたとも!!


 絶対、誘ってる!?って思われたに違いない。

 だからあんなに当惑した顔をしていたんだ!!


 もうこのまま風邪をこじらせて肺炎で死なせて下さい。


 婚約の何たるかを知らなかったから無しの方向で考えて欲しいと言ったとしよう。


 男の純情を弄んだ悪女などと言われて今度こそ不届き者として神殿追放、国外追放レベルになってしまう。


 はい、考えただけで断罪劇の始まりですね。


 わたしは一人、悶え死ぬレベルの赤っ恥に打ちひしがれていた。


 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥なんてことわざがある位なのよ。


 先人も同じような赤っ恥を経験したからこそ、こんなことわざができたのだろう。

 わたしだけがおっちょこちょいなのではない。


 大丈夫、大丈夫よ。


 地球規模で考えたらわたしの恥なんて無きに等しいわ。


 地球温暖化に比べたらわたしの問題なんて些末なこと。


 わたしの人生なんて地球誕生から換算すればほんの一瞬よ。


 そんな短い人生において、わたしは重大な決断をほんの一瞬でしてしまっていた。


「エイル、君からは距離を感じるんだが」


 恨めしいと言わんばかりの声が聞こえてくる。


 わたしはヴォン・ヴォニエール、いやヘルメス筆頭神殿長の目をまともに見れないでいた。


 ベッドサイドのスツールに腰掛け、熱心に看病してくれていたのだ。


「わたしにしたらゼロ距離なので、もう少し離れて頂けますか?」


 どんな顔をしていいかわからず、布団を頭から被る。


「一度、距離をおきましょう」


 わたしの身のために。


 既婚者だと思っていたのはわたしの勘違いで、いきなり両想いだったと言う衝撃の事実と戸惑いの感情の波が処理しきれないんですよ。


「それは⋯⋯別れようということかな?」


 ヴォン・ヴォニエールは今までになくトーンの低い震えた声になる。


 恐る恐る布団の隙間から顔を見ると青ざめた顔で無表情になっている。



「いや⋯⋯そうではなく⋯⋯」


 怖い!怖すぎる! 


 目は鋭くギラついているし、口元もへの字に結ばれている。


 キレイな顔の人って無表情だとやたら怖く見えるのは気の所為かしら?


 これは怒っている?


 心なしか空気が重い気がするわ。


 わたしは思わぬ反応を目の当たりにして、心臓がバクバク音を立てていた。


 何で風邪で養生したいだけなのに、こんな重圧感に耐えないといけないのよ。


 威圧感が半端ないんですけど。



「それは⋯⋯エイルを中央神殿に連れ帰り、ゲニウス神殿長から外堀を埋めるか⋯⋯いっそ帰る神殿がない方が手っ取り早いのか⋯⋯」


 どうして物理的に西方神殿へ帰れないようにするんでしょう。


 怖い⋯⋯。


 逃げ場のないウサギがライオンにじりじり追い詰められている気分なんですけど。


 なんだか居た堪れない。


 始めからわたしに逃げ場も退路もない。


 ならば懐に入るしかないでしょう!


「いや、その、ヘルメス筆頭神殿長が大切だからこそ。わたしの風邪をうつしたら大変ですし!」


 ヴォン・ヴォニエールは急に穏やかな顔になり、弾けるようけ笑顔を見せる。


 不穏な空気がいつの間にかなくなり、ホッとする。


「看病くらいするでしょう。婚約者なんだから」


 額や首、脇に挟んで温くなったタオルをこまめに水で冷やして絞り、また同じ場所に置いてくれていた。


 太い血管を冷やすと熱が下がりやすいので気持ちいい。



 ただ、そのついでとばかりにヴォン・ヴォニエールはやたらと額や首を触る。


 絞められた首の赤みが気になるようだった。


 タッチング効果が気に入っているようで、やたらとよしよししてくる。


 おでこや髪を触られ、まるで愛玩動物になった気分だった。


 そう、わたしの頭を悩ませているのは『婚約者』だ。


「すみません。その婚約者ってことなんですけど⋯⋯」



 ふいに布団をめくられ、ヴォン・ヴォニエールと目が合い思わず赤面してしまう。


「布団を被るから、こんな赤い顔になって」



 布団の問題ではないんです!


 生き恥の問題なんです!


 もう、どんな顔をしてヴォン・ヴォニエールをみたらいいのか分からない!!


 わたしは思わず反射的にまた布団を被る。


「何で避けるんです」


「避けてません!」


「いいえ、避けてます。身分を隠していたのを怒っているんですか?」


 本人も自覚はあるようだ。


「仕方がなかったんですよ。ヘルメスとして動くと神殿全体が隠蔽体質になって口裏を合わせて聞きたいこともはぐらかしてくる。ヴォン・ヴォニエールと言う神殿騎士として動くからこそ、神殿の不正や町の困り事を見つけやすいんですよ。騙すつもりはなかったんです。それにエイルは身分に興味はないって話していたから、ぼくにはエイルしかいないと」



 そうなんですか?


 まぁ、隠蔽体質なのは分かるんですが。


 ヴォン・ヴォニエールって偽名と身分詐称でなかったことにできないかしら。


「分かりました。事情はよく分かりましたんで。だから、こんな所にいないで早く南方神殿の事後処理をした方がいいんじゃないですか?」



 南方神殿の不祥事は一夜にして中央神殿に報告された。


 ミイラ作りに関与した者は神殿の三分の一にのぼり、中央神殿の神殿騎士が召喚され事情聴取が行われた。


 メリロット元副神殿長、カレノール卿のご息女とメイドは身内の人間を呼び身元確認をした結果、三人とも本人で間違いないことが分かった。



 フォルツァ神殿長は王宮で拘束され、首謀者であることが分かった。南方神殿では伝統的な製法でミイラを作るとそれが不死の妙薬の効果があると伝えられている。




 皇帝陛下にそれを献上するため、まずは神殿内で適任者として選ばれたのが病気療養中のメリロット元副神殿長だった。


 しかし上手くミイラが作れず、次に選んだのは健康的な女子。神殿関係者が人を攫うのは躊躇われたため野盗の皆さんを使って攫わせた結果、カレノール卿の御息女とメイドだった。


 そしてわたしはフォルツァ神殿長に素材として使えると思われ、南方神殿に紹介された。ロートリエールの町で聖女と言われるようになり、他国にも売れると考えたのがリナイド副神殿長で早々にミイラ作りをすることになったのだとか。



 ヴォン・ヴォニエールはヘルメス筆頭神殿長として五神殿を統括しているけれど、上がってくる報告書は全て問題ないことばかり。


 自分の目で確認したい事案や意見書が届いたら白衣のガーディアンと言う中央神殿の神殿騎士として監査の役割をもって見聞しているという。


 こんな盛りだくさんな情報、わたしは頭がパニックになりながら頑張って整理している所なんですよ。



「そうやって追い出そうとする。男の本能を知っていますか?」


 追い出すって言うか一人にして欲しいって言うか。


「食欲、睡眠欲、性欲ですか?」


「狩猟本能。逃げたら追いかけるんですよ」


 ヴォン・ヴォニエールはヴォン・ヴォニエールで一体何をこじらせているんでしょう。


「じゃ逃げないので、ヘルメス筆頭神殿長」


 西方神殿に帰ると足がつくから、こっそり東方神殿に旅立とうと考えているのが、バレてる?


「ぼくはヴォンちゃんと呼んで貰いたいんです」


 なぜに?まぁいいや。今はあまり刺激したくない。

 不敬扱いにしないで貰えれば。


「ヴォンちゃんが筆頭神殿長なら、各神殿に言えば色々用意して貰えたり出来ますか?」


「出来ますよ」


「不死の妙薬が空振りだったので、別プランをご提案したく。神殿の総力をあげたら皇帝陛下の治療が出来るんじゃないかと思いまして」



 ヴォン・ヴォニエールは興味深そうに顔を近付ける。


 近い!近すぎる!!


 嫁入り前の娘にその至近距離は不要です!


「いつもぼくとは仕事の話ししかしないんですね。はい、話しを聞くんでまずは薬を飲んで寝て下さい」


 受け取った薬袋の中身をみると白い粉と何やら黒い粒が混じっている。




「あの⋯⋯この薬、何か黒い粒が混じってるんですけど⋯⋯何ですか?」




「南方神殿の秘伝の薬で⋯⋯」




 わたしは南方神殿の薬に引っかかった。


 昨日わたしは薬にされかけたのだ。


 南方神殿謹製の薬なんて信用に値しない。


「いや、南方神殿のは科学的根拠のない薬だと分かったんで、信用なりません!何が入った解熱剤ですか?」


 わたしを薬にしようって神殿の薬なんか何が入っているか分かったもんじゃない。


「いや⋯⋯その⋯⋯」


 ヴォン・ヴォニエールはたじろいだ。


 いつも精悍で堂々としているのに、今日は様子が変だ。


 やたらとわたしとの関係に不安がっているし、いつもと距離感が違う。


 何か怪しい。


 目線はやや下気味に伏せがちだし、何か隠してる?女の直感がそう囁いた。


 ここは線虫に食べさせてみる。


 線虫は代謝において人と一緒なのだ。毒味役としてもちょうどいい。


「何をするんです!?」


「薬の調合で有名な南方神殿のお薬の効果がどのくらいあるのか、この目で見てみたくて」


 もちろん嫌味だ。


 今のわたしなら毒薬は本望だけど、せめてどんな反応が出るのか見てみたい。


 線虫を暫く観察するが何も反応はない。


「ヴォンちゃん⋯⋯特に反応はなさそうなんですが、この成分は何ですか?」


 毒薬ではないけど、普通の解熱剤でもない。


 でもヴォン・ヴォニエールは何かを隠している。果たして何を飲ませるつもりなのか。


「それは⋯⋯」


「じゃぁ、ヴォンちゃん飲んでみて下さい、さぁ」


 わたしは真剣な顔で問い詰め、ようやくヴォン・ヴォニエールは観念した。


「イモリの黒焼きが入っている」


 つまり、それは有名な媚薬?


 イモリは繁殖力があるから、それを黒焼きにしたら媚薬になるとかいう迷信の域の代物ではないか。


 ただの炭だから、飲んだところで害はないけど。もちろん媚薬効果もないがプラセボ効果でそういう気になる人もいる。


「何で媚薬を盛ろうなんて思ったんですか?」


 こんな地位も名誉もあって、眉目秀麗な御仁には不要の長物だろうに。

 わたしに使う必要があるんだろうか。


 いや、待って。

 もしや誰かの諫言があったのかもしれない。


 わたしが婚約者だと聞いた衝撃の顔をペルキア神官長あたりが見逃さなかったんじゃないかしら。南方神殿の媚薬と減刑を取り引きしたかもしれない。


「これは、違うんだ。エイルの気持ちがどんどん離れていくのが怖くて。ぼくがエイルを大切に思えば思うほど、遠ざかっていく⋯⋯」


 ヴォン・ヴォニエールは今まで見たことがないくらい焦っていた。


 だからって得体の知れない媚薬とか盛られても困るんですけど。


 このままだとヴォン・ヴォニエールにも悪い気がする。


 わたしも観念した。


「実は白状しますと、最初はヴォンちゃんを既婚者だと勘違いしていたんですよ。わたしの故郷では左手の薬指にはめる指輪は既婚者の証みたいな習慣がありまして。初めてお会いした時、指輪を嵌めていたでしょう。これは好きになってはいけない人だと思ったんです。それが、つい昨日ヴォンちゃんと婚約をしていた事実に気づいて、そんな重要事項を自覚したわたしが気持ちの整理をつけたくてどう接していいか分からなくてですね⋯⋯」


「そうか⋯⋯。道理で」


 ヴォン・ヴォニエールにしたらわたしが好きにならないよう壁を作っていたのだから、焦る気持ちも分かる。


 わたしは既婚者だと思ったから、好きだと悟られないようにしていたし。


「媚薬とかなくても⋯⋯、ヴォンちゃんのこと、好きですよ」


 もうこれは告白だ。いや、懺悔に近いのかもしれない。


「え?」


 ヴォン・ヴォニエールは不意を突かれたように目を丸くする。


「聞こえなかったら、別にいいです」


 わたしはまた布団を頭から被る。


 ヴォン・ヴォニエールはそっと布団の隙間から覗き見た。目と目が合い思わず赤面する。


「顔が赤いですよ」


「熱があるんです!風邪なんで仕方ないんです!!」


 わたしでも自覚する位、顔が火照っているのが分かった。


 悔しいけど、自然な反応なんでどうしようもない。


 ヴォン・ヴォニエールが覆い被さったかと思うとお互いの唇が優しく重なっていた。



「風邪は人にうつすと早く治るんですよ」


 また迷信めいたことを⋯⋯。

 ヴォン・ヴォニエールは囁くように呟き、手と手を握りしめる。


 そして優しく唇が重なったのだった。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


第二章として南方神殿編がこれにて完結となります。

主流ネタではない小説をここまで読んで頂き感謝しきりです!!

私事ですが仕事がたてこみ、次回更新のストックが切れてしまいました。

まだ第三章以降を書く予定でおりますが、無理に小説を更新するよりも時間をかけてでも自分のベストな状態で小説を更新したいと思い、一度キリの良い所で完結しようと思うに至りました。


次回、東方神殿編〜現代日本のアンチエイジング知識を駆使したい!〜そんな豆知識を取り入れつつの恋愛小説を書く予定でおります。(自己満足の域です)

5月位には更新したいと思っております。

もしご興味もって頂けましたら、またどうぞよろしくお願い致します。

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