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横浜の柴犬たち  作者: アンコウ
序章
3/3

3話 やはり俺の青春謳歌物語《アオハル》は間違っている!

昨日のことがあったため億劫な気持ちで迎えた2日目、

裕翔と同じく中学時代からの知り合いの早詩優奈(はやしゆな)と一緒にクラスに入った。

なぜだろうか?伏田がキまった目で睨んでくる。


「は~いそれではこれで授業をおわりま~す。」

授業が終わり、昼休憩になると。


「暁君ちょっといい?」


「私と連絡先交換してくださいっ」


「こ、これ手作りクッキーです!」

はぁ......

予想はしていたし昨日もそうだったけどあまりにも多い。

ここまで来ると無視したくなってくる。

とはいえlinneの友達欄が増えることには変わらないので受けるだけ受ける。


「じゃあこのID読んで」


「ズルい私のも!」

よしこれで友達欄500達成!

いやぁ~......いい、実に良い

なぜか伏田から視線を感じる。

うん気の所為(せい)かな?


「暁、一緒に飯食おうぜ!」


「久しぶりに男の雑談ってもんをしようぜ!あんちゃん」

いや、お前女だろ


「久しぶりだな幸菜(ゆきな)


「もっと敬ってくれたまえ!」

名前は菊池幸菜(きくちゆきな)だ中学時代からの知り合いで中学時代、暁グループと呼ばれていた中の一人だ。


「仰せのままに~」


「良い!それで良いぞ暁、この優越感がたまらん~」

幸菜は相変わらずだな。ちなみに中学時代にはこのコンビで漫才をやっていた。


「いいから早く食べようよー」

こっちも暁グループの1人の黒瀬希(くろせのぞみ)だ。


「ぇ、いたの?」


「もっう~そんなこと言っちゃって~なかすぃ~」

なぜかこいつの俺への呼び方は......なかしだ。

うんわかるよ分かる、ダサい。

「早く行こうぜ!今日は屋上飯だ!」

そう俺は呼びかける。

そう学級委員長特権でこの学校では|マスターキー《トイレと更衣室、プールは除く》が貰えるのだ。

うん、それはマスターキーではないっ!


屋上に到着した俺たちは風呂敷を広げ、弁当を食べながら駄弁っていた。


「とーうちゃーくっ」


「も~う、うるさいよ柚羽。」


「おまたせ待った?」

柚羽と優奈と翔が到着した事により暁グループ再結成だ。

「翔はデートの待ち合わせみたいなこと言うな。」


「おまたせ待った? repeat after me!」


「そして繰り返すな!」


「「「ぷぷっ」」」


「ははっやっぱおもろいなお前ら!」

中学時代からあんまり変わってないな。

うん、安心安心。


「よし!じゃあここに暁グループ再結成と全員無事合格を評して、乾杯~~」


「「「「「「かんぱ~い」」」」」」


そして、しばらくの間駄弁っていると昼休憩終了の合図がなる


「キ~ンコ~ン カ~ンコ~ン」


「もう終わりかよ!」


「今日は午前授業だし、放課後打ち上げ行こうぜ!」


「いいね裕翔!いっそ花火でも打上げる?うちあげだけに!」

この空間にいると嫌なことを忘れられる。


「なんの打ち上げだよ!!」


「そんなの暁の頭、爆散記念の打ち上げだよ!」


「お前ぶっ飛ばすぞ!!」


「「「ぷはっ」」」


「じゃあ決まり!!3時に駅前のまねしねこで~」


「「「オッケー」」」


そうして約束を釣りつけたあと楽しみな気持ちでスキップ気味で教室に戻っていると、


「あれどうしたのかな?暁君そんなに楽しそうに?」


あ、ヤバイ。こうなったら。秘技!


「バイビー」

俺は脱兎のごとく男子トイレに逃げようとしたが。


その刹那

「どうしたのかな、逃げることでもあるの?」

瞬時に千夏に手を掴まれた。

なんなら脱臼しそうなレベル。


マズイ、この時、暁は死を察した。


「マッサカー ソンナコト マッタク アリマセヌヨー」


「は~い、騒いでないで学級委員の仕事してくださ~い。」


天使だ。 あいらぶゆー あいにーじゅー


「ッチ、黙れよクソババァ」

ん?空耳かな?


そう、この学校では帰る前のSHRもありその担当が俺たち学級委員ナノダ!

昨日までやりたくなかったけどここで効いてくるとはコレはまさか(ちまた)で噂の真のフラグかいしゅーと言うやつか?


「はい、これで終わります。」


「気を付け!礼。」


「「「さようならー」」」


そうしてSHRを無事終えると......


こっワぇ

隣の千夏の目はキまっていた。

久しぶりにあそこまでのは見た。


ん?漲る(みなぎる)、目の保養なのか?


なぜか自分でもよく分からない所存で裕翔と家に帰っていると、

その場では言わなかったが

気になる噂があった。

その噂はと言うと。


「昔の初恋で幼なじみの子が横浜に帰ってきたというものだった。」

裕翔とは幼なじみでその子とも面識があるから

信憑性は有るし、とても嘘をつくようには思えない。


「本当なのか......なっちゃん?」



俺は決心した。

(何をとは言わないが。)


いやカッコよくてキザったるいセリフが台無しだぞ俺!!















面白ければブクマ、評価お願いします。


※この題名(タイトル)は渡航様の「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」をリスペクトした上での題名です。

面白いので是非読んでみてください。




PS

1話の文字数を700文字程度から2000文字程度に変更し

これから週に2~5回程度の投稿で6時30分に変更します。

急な変更申し訳ありません。

何卒よろしくお願いします。

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