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#2

 「お返しはこれで良いかの婆さんや…」

人でごった返しているだだっ広いデパ地下にある様な売り場コーナー。

 そこでとある老夫婦があれこれと品定め?をしている。

 「次郎にはこっちの方が良いじゃろう」

 「そうかのお?わしはこちらの方が良いと思うのじゃが…」

 白い髪が特徴的な老婆が赤い箱を手に取る。

 その上面には、ー無病息災祈願セット 竹 ー と書かれた紙が貼られている。

 「今年就職した孫達にはこちらの方が良いじゃろう」

 そこには、ー新生活安泰祈願セット 竹 ーと先程のものと同じ様に貼られている。

 「婆さんや、竹ではなく思い切って松の方が良いじゃろう。 お供えものもみんなたくさん供えてくれたからその分返礼も豪華にしなければのお」

 「そうじゃのう…ではこちらを一つ持って帰ろうかのお」

 


 

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