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『或る狂いのエッセイ集』

『発見狂い』

『発見狂い』


  ・・・既知より未知を



人間が、何かを発見する時、この世に生きていて良かったと、心が躍り狂うことがある。それは大変、嬉しいことなのだが、同時に、既知のものへの思いが衰退し、未知のものへと、意識が向かう人生になる。そうとなれば、自分は、もう発見狂いの中で、もがいていると、言えるだろう。



新しい、美味しい食べ物を発見した、普段集めているウエハースの新しい種類を発見した、楽しい散財を発見した、もう、何でも良いのだが、発見に狂いだす時、それは、世界に対して、自分を楽しませてくれよ、と、挑戦している様なものだ狂いである。世界狂いである。



目に見えないものを、発見するということは、非常に難しいことだ。しかし、それは、例えば、誰かの孤独かもしれない。そんな、ちょっと気取ったセリフも呟く様になれば、それこそ、自己陶酔的、発見狂いの始まりであって、脳内であれやこれやと、忙しい狂いが、人生の時間を埋め尽くしてしまうだろう狂いである。まさに、発見狂いである。

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