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野心どろどろ  作者: 陶山雅司
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野心どろどろ2

 僕は現在、統合失調性感情障害です


 2級で障碍者年金をもらっています


 このことが僕がまだ障害者でいる理由です


 もし近い将来


 僕が一般のサラリーマンと同じくらいの収入が得られるようになったら


 ボクシングをやりながらのため難しいのですが


 僕は精神障碍者をやめたいと思っています


 思い出してみれば


 僕がこの精神の病気にかかったのは


 21歳の冬です


 僕がまだ現役の4回戦のプロボクサーだったころ


 試合が決まって


 友達の家で


 景気づけに酒を飲んだ後からです


 正確にはあるスパーリングの後からかもしれません


 そのころ突然、夜全く眠れなくなり


 頭の中をニセの記憶が巡って


 ノイローゼのようになりました


 なんとかボクシングの試合には出たのですが


 結果は1ラウンドKO負けでした


 その試合の結果の記事が


 報知スポーツとサンケイスポーツに少し載りました


 「たこ八郎の甥っ子プロの洗礼」


 というタイトルで


 僕は、相手が有名だったことでさらに妄想してしまい


 ボクシングジムのコーチから


 「しばらくお休みだな」


 と言われたことを引退勧告だと受け取ってしまい


 数日後ボクシングジムに行けなくなりました


 専門学校にも行けなくなりました


 僕はしばらく家に引きこもっていましたが


 ある日、首が曲がったまま動かなくなり


 身体がひきつったりして


 母に連れられて精神病院に行きました


 精神病院に対して僕は勝手に


 「オウムの施設だ」


 等と妄想していましたが


 実際にはそんなことはなく


 注射一本でひきつった身体は元に戻りました


 医者の勧めで一ヶ月半ほど入院することになりました


 

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