表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

風俗

 

『――――以下は、とある男が友人に送ったメッセージである』



 いきなりこんな話をするのもアレなんだがよ、まぁ聞いてくれ。

 実はこないだ、初めて「風俗」に行って来たんだ。


 俺ら、今年でもう30歳だぜ?

 本来なら嫁さんがいて、子供がいてもおかしくない年齢だが……

 なのに二人して……この歳で未だ素人童貞……って、それはいいか(笑)


 嫁さん所か彼女ができる気配すらもないし、それ以前に未だ女性と付き合った経験すらもない。

 女っ気のなさすぎる我らの人生。でも、一丁前に性欲だけはある。

 まぁそんなこんなで、色々と溜まるもんがあって……

 で、抜け駆けして一人で卒業して来たわけなんだが(笑)


 結論から言うと”最高”の二文字だったね。

 ほら、こういう店って、初めてだとなめられるとか、露骨に面倒がられるとか言われてるじゃん?

 業種的にアッチ関係な人が多いって言うしさ。

 そんなネガティブな事ばかり考えていたんだが……そんなの全部、デタラメだったわ。

 店員はまるでかつての恩師みたいに親切だったし、嬢もみんなかわいい子ばっかりだった。


 ていうか嬢なんて、下手したら写真よりかわいいくらい? いやホントなんだって! 

 そんくらいのガチな嬢なのよ!

 そんな女の子を童貞の俺が、あんな事やこんな事に……いやぁ、最高の一晩だったね(笑)

 

 ただ一個残念なのは、その俺が指名した子、もう辞めちまったみたいでさ。

 移り変わりが激しいのかな……俺の初めての人だったのに……

 まぁ、風俗嬢にこんな事言っても仕方がないけどよ。


 いやごめんな、いきなりこんな下ネタ言って。

 この感動をこう、是非誰かに伝えたくてな(笑)


 で、ここからが本題なんだが……今度の休み、お前も行ってみねえ? って話よ。

 抜け駆けした詫びだ。俺が責任もって連れてってやるよ。

 俺がお前を大人にしてやる(笑) いやぁ、良い友人だな俺って。


 ちょうどイイタイミングで、近々なんかイベントやるらしいんだよ。

 よくわからんけど、かわいい子がコスプレしてメシとか作ってくれるらしい。

 なんのコスプレかは知らん。そこまでは聞き出せなかった。

 てか、そんなん無くったって元々コスプレ専門店みたいなもんなのにな(笑)

 

 何にせよ、行くなら出来るだけ速めに連絡をくれ。

 当日は朝早くに行かないと、いい子はみんな取られちまうからさ。

 そうだな、最低でも午前中には到着しておきたいな……

 まぁとにかく、覚悟が出来たら連絡をくれ(笑) じゃあな!



――――



「……で、あんたはこのお友達の誘いに乗ったわけだ」


「はい……でも私はその日、結局寝坊して行けなかったんです」


「目覚めたのは夕方でした。ヤバイ! って思って慌てて彼に連絡をしようとしたのですが……」


「寝坊してよかったね。起きてたら今頃アンタ、多分……」


「はい……」


「にしても……風俗ねえ……そりゃ私も興味ないわけじゃないけども」


「そうです……刑事さん、わかるわけないんです」


「だってそうじゃないですか! 私は単純に風俗に行くだけだと、てっきりそう……!」 


「まぁまぁ落ち着いて……じゃあ、最後に一個だけ聞きたいんだけどさ」


「おたくは彼と、いつからお友達なの?」


「あ……えと……その……」


「……もしかして、同じ所?」


「はい、そうです……」




「高校時代からの、友人です……」




――――おわり



わからなかったら感想欄へGO

だれか親切な人が解説してくれる(かもしれない)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  すみません。アッチ方面な人との文章から、『兄貴』を連想したケモノでした。それにしてもオチがわからない…。読解力がなくて申し訳ありません。
2017/07/15 20:09 退会済み
管理
[一言] こんにちは、ネギ愛好家です。 活動報告の文章とタイトルから気になってきました。 まだ感想を書いた方がいなくて、モヤモヤしているので、答えを教えてほしくて書き込みしました。 推測ですけど、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ