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かつての反動でひきこもり(でも母親)


「母さん、起きて―――ッ!」


 ……ひとまず、うるさいから寝る前に読んでいた本をぶん投げる。

 当たったであろう鈍い音、ふぎゃっと言う間抜けな声、本が床に落ちたであろう音。


 よし。


 静かになったから寝なおそう。


「あっ、二度寝しないでよ!」


 復活が早すぎるな、この息子は。

 ちょっと鍛えすぎてうたれ強くなってるな。


 ちっ。


「舌打ち止めてくれない?結構傷つくよ?」


 どうでもいいから寝かせて。

 森の奥の遺跡から発掘した魔法書を読んでたら、日付変わってたんだって。

 超眠いんだって。


「……母さん、日付変わる前には寝るって約束したよね」


 あぁ、そういえば、息子達に約束させた時に自分も約束したんだった。

 失敗した。


「というか、もうばっちり起きてるよね?はい、さっさと顔洗ってダイニングに来てね。朝食出来上がってるから」


 ……図太くなってきたな。さすが私の息子。

 しょうがない。

 約束を破ってしまったし。

 基本的に、私室までやってこない息子が起こしに来たんだから、何かあるんだろうし。


「ねむ………」


 ああ、面倒くさい……。





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