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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

I love ベッキー

作者: 田中修平

母「早く結婚しなさい!いい歳して!」


父「いやそう責めてやるな、我が息子はホモなのだよきっとワハハ」


僕「結婚するんなら、昨日見た夢に出てきた人と結婚したいんだ」


父「それはどんなガチホモだったのかな?ワハハ」


母「夢なんて!どうかしてるわ!現実を見なさい!」



夢の中夢の中

なんだか判らないけどよく知ってるようでまったく知らない世界。


僕はいつでもそこでは活発で人生に興奮し、見るものみな好奇心で爆発しそうだ。


さっき友達の田中だった奴が観覧車に乗ると10年前付き合ってた彼女に変わり

観覧車がロケットになり宇宙を目指し太陽の肛門を攻め立てようとしている。


「僕がいけない!それでは地球が子宮になる!」と叫ぶと

隣の歯科助手がベッキーで「子宮は任せて!」と言ったので

僕はベッキーに恋をした。


目が覚めベッキーの出演する番組を全てチェックし


母親に正直にベッキーと結婚したいと話す。


母「外人なんかだめよ!日本人と結婚しなさい!どうせスラム街で金で買ったのでしょう!なにその格好まるでアメリカかぶれね!ジーンズなんかはいちゃって!それもベッキーて女のせいね!!女もジーンズも捨ててらっしゃい!!!!!!!!!」


父「まあ母さんいいじゃないか、息子はホモじゃなかっただけワハハ 息子はてっきり私のムスコを狙ってるのかと気が気じゃなかったよワハハハハ」



うるさいチンタマかぶれのハッパ吸い野郎どもめと僕はタバコを、

3ヶ月も禁煙してたタバコを吸いたくなり

コンビ二に走り

「クールライトください」って言って「あとコレも」って言ってライター差し出して

コンビ二出てすぐのドブ川の橋んとこで吸った。


ドブ川は先ほどの豪雨の影響ですげー流れだった。


僕はそのすげー流れのなかで浮かんでは沈みして流れてく人形の様なものを見た。


その木彫りと思われる人形は左手を上げ助けを求めてるように思えた。


「ベッキーだ!」と僕は叫んだ。


どうみても図工の授業で小学生が製作した自由の女神っぽい代物だった。


でも僕は自分の欲求、そうでなくてはいけない欲求にしがみついた!



「バシャン!!」という音が辺りに響いた。とてつもなく大きい音だった。



コンビ二店員数人と近隣住民達でドブ川の橋んとこが賑わった。



僕は既に愛するベッキーと肩を組み橋の上に集まる人々を

僕らの門出の祝いみたいな気分で眺め

これが結婚ていうものなのかなと思ったりした。



その後コンビ二前の橋んとこから数キロ下ったなんちゃら街道とかいう大きな通りの橋の下で


自由と言う名の虚像を手にしたドザエモンが地上に姿を現し

ニコニコ顔で夢の中へ沈んで落ちていたとさ。

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