エピソード2 たくさんの水戦少女!
勝龍「…そういえば、ここってどういうところなんだろう」
翔龍「あっ!じゃあ案内する!」
勝龍「ほんと!?ありがとぉ!」
加賀・改「…楽しそうね」
赤城・改「そうですねぇ~」
加賀・改「…あの、赤城さん」
赤城・改「どうしたの~?」
加賀・改「…その、二人きりの時に…なでなでしてください」
加賀・改「…二人がいるのに、なでなでは…その…恥ずかしい…です…///」
赤城・改「…ふふ、可愛い♡」
勝龍「それじゃあいこぉ!!」
翔龍「おー!!」
第一寮 戦艦型空母地区
勝龍「ここが第一空母寮…」
勝龍「改めて見ると…おっきいなぁ…」
翔龍「ここはまだ小さい方だよ~」
翔龍「駆逐艦なんて多すぎて毎年寮が拡張されてて…」
勝龍「駆逐艦って何人くらいいるの?」
翔龍「えっと、今ここにいる艦娘たちが 二百三十四隻で…」
翔龍「それの大半だから…大体百三十五隻くらい…?」
勝龍「ひゃ、百三十…!?!?」
翔龍「うん!多いでしょ?」
勝龍「多い…多いよぉ…」
???「おい!そこにいるのは誰だ!」
翔龍「りゅ、龍翔お姉ちゃん!?」
龍翔「あ?なんだよ翔龍かよ」
龍翔「…って、おぉ?おぉぉ??」
勝龍「え、えっと…?」
龍翔「もしかして、君新入り?」
勝龍「そ、そうですけど…」
龍翔「やっぱそうか!私のこの目は騙せな…」
翔龍「ああいう人は放って次いこ~」
龍翔「っておい!!無視するな!!」
第二寮 航空母艦地区
勝龍「わぁ…!!ここが空母地区…!」
勝龍「ひろぉい!」
ドンッ
勝龍「わっ!?」
???「あらら…ごめんねぇ」
勝龍「いたた…えっと…貴方は…?」
蒼龍「私は蒼龍!蒼龍型空母の一番艦!」
???「一番艦って、蒼龍一人しかいないくせに~」
蒼龍「こら飛龍!聞こえてる!」
飛龍「ごめんって~」
蒼龍「あっ!逃げるなぁぁぁ!!」
飛龍「やーだねー!」
蒼龍「待てぇぇぇ!!飛龍ぅ!!」
第三寮 駆逐艦地区
勝龍「ここが戦駆逐艦地区…」
勝龍「でっかぁい!!」
翔龍「でしょぉ?鎮守府最大級の大きさなんだよ~!」
翔龍「でも、まだこれ改修中なんだ~」
勝龍「えっ!?もっとおっきくなるの!?」
???「あの!新しく配属された水戦少女ってあなたですか!?」
勝龍「ふえ!?そ、そうですけど…何か…?」
吹雪「私は吹雪型駆逐艦一番艦 特型I所属の吹雪です!」
吹雪「挨拶にって思って…」
勝龍「吹雪…ちゃん…?」
吹雪「はい!吹雪です!」
吹雪「あっ!もうそろそろ行かなきゃ…!」
勝龍「あの…どこに…?」
吹雪「吹雪型の皆とご飯です!では!」
ゴンッ
吹雪「あぅ!?」
勝龍「大丈夫!?」
吹雪「うぅぅ…柱に当たっちゃったぁ…」
勝龍「ちゃんと周り見なきゃ」
吹雪「はい…しゅみません…」
吹雪「はっ!皆とのご飯!急がなきゃ!」
タッタッタッ…
勝龍「…なんか、慌ただしい子だったなぁ…」
翔龍「駆逐艦の皆はあんなものだよ…」
第四寮 巡洋艦・水上機母艦等他艦艇地区
勝龍「わぁ…ここもひろぉい…!!」
翔龍「ここは巡洋艦地区!この鎮守府の中で二番目に大きい場所なんだよぉ!」
???「ぽわぽわぁ…」
???「だねぇ…」
勝龍「…なんか、あの子たちぽわぽわしてる」
???「ふあぁ…?多摩~…あの子だれぇ…?」
多摩「分からないよぉ…球磨~…」
勝龍「…なんか一旦置いておいた方がよさそう…」
???「おや?君は新入りの子かなぁ~?」
勝龍「ふえっ!?」
???「あはは!そんなに驚かせるつもりはなかったんだ~」
???「ごめんね~」
勝龍「あの…誰ですか…?」
最上「私は重巡洋艦最上!皆からはお姉ちゃんって言われてるんだ~」
翔龍「あれ?最上さん、今日は駆逐艦の子たちと一緒じゃないんですか?」
最上「うん、そうなんだ~」
最上「多分今はご飯かな?もうすぐで戻ってくると思うから、私は行くね~」
翔龍「はぁい!頑張ってくださ~い!」
最上「はいよ~」
第五寮 戦艦地区
勝龍「わぁ…ここは凄い…なんか…強そう…?」
翔龍「ここは全面装甲が厚さ20mmもあるんだってぇ」
翔龍「ある程度の衝撃には耐えれる、鎮守府最強の寮なんだぁ!」
勝龍「はえぇ…すごいや…」
ドンッ
勝龍「わっ!?」
???「わっ!?ごめん!」
勝龍「いてて…貴方は…?」
???「私?私はね~…」
???「金剛姉!!早いぃ!!」
金剛「おっと!比叡、榛名、霧島、秋奈ごめーん!」
霧島「はぁ…はぁ…やっと追いついた…」
榛名「ふわぁ…金剛姉さん早い…」
比叡「…疲れた…」
秋奈「…大丈夫?お嬢さん」
勝龍「は、はい…!あっ…貴方は…」
秋奈「…あら、勝龍」
金剛「あら?秋奈とその子は知り合いなの?」
秋奈「私もこの子も同じ白河重工業で生まれたの、お姉さま」
金剛「なるほど~?あっ!!提督を探さないと!!」
金剛「前の借りをきっちりと、返すんだから」
霧島「行きましょう金剛姉!!」
金剛「お~!!!」
ダッダッダッ
勝龍「…ここの提督は何をしでかしたんだろう…」
翔龍「噂だと金剛さんたちのぷりんを食べてしまったらしい…」
勝龍「うっ…それは私でもフォロー出来ないかも…」
カツン…カツン…
???「えぇ、この海域を…」
???「…って」
???「勝龍!?貴方なんで…!!」
勝龍「ほ、鳳龍!?」
鳳龍「ここは危ないのよ!?もうすぐ南方海域奪還作戦が始まるというのに…」
鳳龍「…もしかして、今日来る新入りの子って…」
???「そうだ、鳳龍」
鳳龍「な、長門さん…」
長門「戦艦型空母…いや…」
────
数時間前 執務室
勝龍「私が…必要…?」
長門「そうだ」
長門「今作戦において、我々に必要なのは戦艦型空母の力だ」
長門「その中でも、実戦経験や性能が良い勝龍こそ、大事なのだ」
勝龍「…必ずしも戦わなきゃいけないんですか…?」
長門「…どういう意味だ」
勝龍「だって…無理な作戦ばっかりで…成功したらいいかもです…でも…」
長門「失敗をするのが、怖いか」
勝龍「…っ」
長門「失敗し、沈むのが怖いか」
長門「良いか、勝龍」
長門「戦場で死を恐れては、死ぬだけだ」
長門「何もしなければ死に、何かをすれば死ぬ」
長門「それならば、死ぬまで抗う」
長門「我々水戦少女がしてきたように」
長門「我々日本がしてきたように」
────
鳳龍「でもっ!」
???「でも、じゃないわ」
鳳龍「…陸奥さん…」
陸奥「貴方の気持ちは良くわかるわ」
陸奥「唯一の姉妹を失ったらどうしよう、もしこの作戦で死んだらどうしよう」
陸奥「それで、私たちに何が残るの?」
陸奥「破滅?それともこれ以上の地獄?」
長門「…良いか、鳳龍」
長門「今我々がいるこの場所も、いわば戦場なのだ」
長門「いつ攻撃され、いつ死ぬか分からない」
長門「何かを切り捨てなければ、何かは変えられないんだ」
長門「私たちは何のために出撃し、何のために戦うか」
陸奥「…それは、私たちの中に眠る束縛を破壊するため」
陸奥「そして、いつか自由になって楽しく過ごすため」
鳳龍「…っ」
長門「良いか、鳳龍」
長門「戦場では家族の事を考えている暇なんてない」
陸奥「あるのは、生か、死か」
陸奥「ただ、それだけよ」
次回 戦果情景




