表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編小説集

黒いワンピース

作者: 真顔くん
掲載日:2025/12/04

海に咲く灯篭を、橋の上から見ている

波に合わせてゆらゆらと踊る

空には沢山の星が哭きそうな程綺麗だ

視界が滲んでいく

拳を握りしめる

きつく、痛く、強く

血が滲む程

ゆっくりと解いた手で空を掻く

病的に白い、細い腕があんなにも綺麗な星を隠した


生まれつき幽霊のように白い私は家でも、学校でも傷をつけられてきた

腕には痣がこべりついている

腕には切り傷が這っている


母は私の体に傷を増やす

昨日は脚を切られた

今日は頬を

明日は何処だろう


私は知っている

母にとってこれが愛だということ

私は知っている

母はそうやって愛されてきたこと


私もいつか蛙になる前に


海に沈もうと思った


橋から何かが落ちた気がした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ