猫が問う、小説の読み方について
にゃぁ皆様。ぼくは『まめだいふく』という名前の喋られる猫だにゃ。名前の通り、白い体に黒の斑が特徴にゃん。
今回のエッセイは、小説の読み方について幾つか皆様に訊いてみたいと思うのにゃ。
先ずは、上記の《ぼくの情報》は正確に読み取れたかにゃ?
・まめだいふく……は、『』があるから直ぐに目に入ってくる情報にゃね!
・白い体に黒の斑……は、念の為にぼくの姿を強調したにゃん。斑は斑とふりがな振った方が読み易いかにゃ〜?
ぼくの中の人は人物や背景の描写が特に苦手で、どこまで情報を書けばいいのか分からないのにゃ。酷いときは何の描写もなく物語だけが進んでいくのにゃ。
星新一氏みたいに『◎氏』という表現をしてみたい願望はあるにゃが……あれは極力無駄のない地の文や喋り方で人と形を現してるにゃろ?
そっちのほうが遥かに難しいと、中の人は泣いているにょだ。それでも書きたいと望むから仕方ないにゃねぇ。
……と、ここまで書いたにゃが。
意味わかる?
【情報整理】
・中の人は、描写が苦手。特に人物や背景
言い訳に星新一氏の例を出したようだけど、必要無かったように思うのにゃん。これが読者の離れる『脱線ポイント』なのかにゃ〜。
そして、皆様。
ぼくの名前、覚えてますかにゃ?
はい、『まめだいふく』ですにゃ! そうなんですにゃ、中の人。名前を出す時はアホみたいに出して、出さない時は一切出してこないのにゃ。
書いてる本人も忘れるらしいにょだ。困ったものであるにゃ。
あとにゃ、これは中の人が物凄く気にしていることにゃのだけど……。
「カギ括弧の中だけ読まにゃいでー!」
皆様お待ちかねの「」ですにゃよ。
やっとここから読み始めた人も居るのではないですかにゃ。でももう少しでこのエッセイは終わりにゃん。
総合して何が言いたいのかを纏めるのが下手な中の人に変わってこのまめだいふくがバシッと纏めるにゃん!
【纏め】
・登場人物の情報は最初にどれくらい書けば読みやすいのにゃ?
・「カギ括弧の中だけ読まにゃいで〜!」
これだけの事に800字以上使ってしまったにゃん……これだから中の人は頼りないにゃね。ぼくが居なけりゃ、こんなよくわからないエッセイなんて読まれないのにゃ!
ふぅう、お代として、中の人に鰹節を要求するにゃ!───にゃ、にゃに!? 中の人の家にそんな贅沢なものはない、ですとにゃ!?
ならぼくは、いったい何のために今まで話をしていたのにゃ……くそぅ、このエッセイを無駄にしないように、字数の分だけ自分を褒めるにゃ!
「まめだいふく様カッコいい、まめだいふく様やさしい、まめだいふく様足長ーい!」
…………、
字数を伸ばして遊んでいるだけにゃんよ。最後まで楽しめましたかにゃ?
中の人は、ノーベル賞の速報をみて嬉しそうにしていたにょだ。まぁ、集中力の無い気ままな中の人が文学的な賞を貰えるにゃんて思えないけど、一緒にがんばってくにゃ〜(=^・^=)♪