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戦いの代償

異空間で人形と戦っていた俺達だったが、とある一体の人形と対峙していた。


人形は赤いフードを被っており、顔は確認できなかったが一目見て只者ではないことは容易にわかった。


「こいつだけ他の奴とは違う。

まずは様子見で魔法を撃ってみるか」


どんな相手なのか判断しなくては・・・俺達の攻撃をかき消す程の実力を持っている。


舐めてかかるとこちらがやられる。


「ファイア!」


初級の火魔法を放ってみたが、奴の目の前で消えていった。


まあ、予想通りだよね。


「お次は中級と上級をっと」


火魔法の中級と上級も放ってみたがやはり目の前でかき消される。


「魔法に関しては耐性持ちだな。

となると物理だが・・・」


先ほどの俺の大剣で放った斬撃が効いていなかったから効果は薄いと見ていいだろう。


「魔法も物理もダメか。

さて、どうするかね」


どちらも効かないとなると厄介な相手だ。


「俺達と同じってか?ならとにかく攻撃あるのみだぜ!」


魔法に物理、ありったけの攻撃を繰り返してみたが、どれも効かなかったり回避していた。


それまでほとんど動かなかった赤フードが動き出した。


両手の刃を擦りながらこちらにやってきた。


「とにかくこいつを倒さなければ帰れそうにないな。

まずは俺が行く」


俊也が前に立ち、その赤フードに向かって斧を振り下ろした。


だが片方の刃で受け止めると、もう片方の刃で切り掛かってきた。


「おっと!本気を出してないとはいえ、俺の斧を受け止めるか。

じゃあこれならどうだ!」


斧に土魔法を付与して横に薙ぎ払った。


赤フードは危険を感じたのか、回避して大きく離れていった。


危険察知もできるのか・・・面白い。


「ほぉ〜今のを避けるか。

まあ受け止めようとしたらバラバラになってただろうな」


俊也も関心はしていたが、このままだと埒が開かない。


「そろそろ終わらせるぞ。

一撃で仕留めてやる」


俺と俊也は武器を構えると、タイミングを合わせて攻撃を繰り出した。


「火炎烈空!」「震残皇龍波!」


二人の技が放たれると、赤フードは回避しようとした。


しかし、その足元には魔法陣があり、身動きがとれなくなっていた。


「逃すかよ」


俊也が戦ってる間に俺は、奴の足元にバインドの魔法を用意していた。


俺達が大技を出せば必ず回避する・・・先程の俊也の一撃を避けた時に考えた策だ。


動けないまま、俺達の連携攻撃を受けた赤フードは塵も残さず消えた。


「よし、倒せたな。

これで帰れ」


ドス・・・


俺の右腕に刃が貫いていた。


「!!」


後ろを振り返ると、あの赤フードの片腕だけが残っており、その刃は俺の右腕を切り落とした。


「かず!!!」


俊也が即座に俺に駆け寄ってきたが、俺は切り落とされた右腕を拾おうとすると、奴の残っていた片腕

と共に爆発して消えた。


「・・・やられた。

あいつめ、最後の悪あがきで俺の腕を道連れに」


切り落とされた右腕は魔法で止血してある。


痛みもスキル【痛覚無効】で無くなってる。


「治せるのか?」


「再生はできるが時間がかかる。

ここだと落ち着いてできないから戻ろう。

ちょうど分身体も終わったところだ」


横を見ると、人形の殲滅を終えた分身体が立っていた。


「戻るか・・・痛みはないとはいえ、腕がないのは不便だな」


無くなった腕を見ながら俺達は帰還した。


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