表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/134

信頼

町に残った三人は襲撃に備えて町の警備をしていた。


「あ、あの・・・お二人とも大丈夫ですか?

顔がすごい怖いんですが」


「ええ、大丈夫よ。

何があってもいいように集中してるだけだから」


「そう、この町に何かあれば二人に顔向けできない」


和也と俊也がギルドから出ていって1日が経過した。


まだ二人は帰ってきていない。


「あのお二人なら心配はいらないと思いますが・・・早く帰ってきてほしいです」


ミーシャはセレナの言葉を聞きながら考えていた。


(多分数日はかかると思う・・・私達を巻き込まないためにもし遠くに行ってるのなら、帰ってくるのにも時間はかかる。

でも私達に出来ることは待つことのみ)


そんなことを考えながら町を移動していた。


「お姉ちゃん、あそこ」


リアが指差したところは、怪我人を治療している簡易テントであった。


町には病院がなく、医者が来てからテントの中で診療を行うというものだった。


「怪我人を治療していきましょう。

セレナさん、回復魔法は使えます?」


「はい!回復魔法は騎士の入隊時に全員取得することになってますので!」


「では手分けしていきましょう」


三人は分かれて怪我人に回復魔法を使っていった。


その日は結局それだけで終わってしまった。


ギルドの好意で部屋を用意してもらい、三人はそこで泊まることになった。


いつ帰ってきてもいいように和也と俊也の部屋も用意されている。


「町の人、とても感謝していましたね。

良いことをすると気持ちがいいです」


セレナがやりきった感を出してゆっくりしていた。


「ええ、明日も苦しんでいる人がいたら助けましょう。

今は私達が出来ることをしていけばいいはず」


ミーシャは明日の計画も考えていた。


「むぅ、女神とか言われたけど、そんなのには興味ない」


リアは怪我を治した人達から女神様と呼ばれていたが、恥ずかしくて足早に去っていた。


「お二人とも・・・いつ帰ってくるのでしょうね?」


「「・・・・・」」


三人とも心の中では心配と不安でいっぱいだった。


「セレナさんはどうして二人を心配してくれるの?

まだ出会って間もないっていうのに」


「・・・実は私、皆さんの監視役として同行していたんです。

火山のドラゴンを倒してくれるところまでついていき、何か不都合があれば私が抹消するという命を受けていました」


へぇ、これがセレナさんの本当の目的ってことね。


「でも王国を出発して、この町まで旅を続けていく内に皆さんのところが居心地がよくて、監視していることが馬鹿馬鹿しくなっちゃって」


「セレナさん・・・」


「だから、ドラゴンを討伐するまでは監視役としてではなく、仲間として皆さんに協力したいと思ったのです。

そのための協力なら惜しみません」


「・・・それなら、尚更かずととしを待つしかないわね!

ドラゴンもまだ倒してないし、一緒にやりたいことはたくさんあるから!」


三人はより仲を深めあうことができた。


一時的とはいえ、この旅は良い経験となるものであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ