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暗躍する者

町の外での殺人事件があったその日の夜、教会のある建物の地下には大きな空洞があった。


そこにはたくさんのローブを被った集団が並んでいた。


そして部屋の奥にはかがり火で灯された椅子があり、そこにもフードを被った男がいた。


その両隣には年老いた男性と角の生えた女性が座っていた。


「計画は明日の夜行う。

人形の準備はできたか?」


男が横にいた女性に話しかける。


「ええ、既に五万の数は用意できたわ。

一つ一つにちゃんと付けておいたから、明日が楽しみね」


女性はニヤけながらそう言ってきた。


「しかし、ここまでする必要はあるのかね?

この性能なら一万体くらいでよかろうに」


老人は呆れてそうなトーンで言っていた。


「複数の計り知れない力を感じるわ。

魔族でもある私の危険予知は間違い無いわよ」


角のある女性は魔族であった。


この魔族が他の種族に牙を向く存在の一人である。


「この人形達に任せればいい。

例え全部倒せたとしても、我々は既にここにはいない。

痕跡も残さず去れば失敗してもさほど影響はないだろう」


フードの男はそう言うと、椅子から立ち上がり、目の前に並ぶ人形達を見た。


「この町は終わりだ。

混沌の世界となるためのきっかけになってもらう。

誰にも邪魔はさせん・・・」


「そうね、私達の悲願のためにも、犠牲は必要なのよ」


「わしが生きてる内に、叶えたいものよのぉ」


三人は人形達をその場に残し、転送陣で消えていった。


その瞬間、人形の目に光が見えると動き出した。


次々と動き出す人形は感情もないただの殺戮マシーンで不気味でもあった。


両手は刃となっており、少し動くたびにカタカタと音がする。


中身は鉄の骨組みだけで肉体は持たない。


こんなのが五万もいるのだ。


だが人形達の大半はその場から動かないでいた。


目の光はついているが、全く動かない。


まるでその時を待っているかのように・・・。

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