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王城騒然

エルグランド王国の中央区にあるお城で暮らす王族がいた。


その国王の名はハインツ・エルグランド。


国の名前は王族の名前を使っている。


先日の会議の時に影の者からの報告を聞いていた時の出来事・・・。


「では、街外れにできた戦闘の跡はその双子の仕業ということか?」


「はい。

激しい戦闘だったようで、周りが大惨事でした。

しかし、その者たちが去った数分後には何事もなかったかのように元に戻っておりました」


「なに?その戦闘の跡も何もなく、誰も気づいていなかったということか?」


「その通りでございます。

離れた所の人達に聞いてもそんな音や振動はなかったと証言しております」


ふーむ、普通であればそれだけの規模なら国中が大騒ぎになっておるはずなのに、そんなことはなかった。


つまり、あの場所だけ他とは別の空間になっていたということか?


そうとなれば我らの常識を遥かに超える存在だということ。


「その者達を調べ、監視せよ。

もし国の害になるようであれば、始末することも許可しよう」


「承知いたしました」


影が消えると王は重鎮達の方を見た。


「聞いた通り、我が国に謎の脅威が紛れ込んでいるようだ。

だが正体が分からぬ今、迂闊に手を出してしまうのもよくない。

正体が掴めるまでは様子を見ることにする」


会議は終わったが、国王は不安でいっぱいだった。


「この脅威が破滅となるかどうかは我らの選択にかかっている。

慎重にならなくては・・・」


国王が放った監視をつけるという選択の時点で既に危険な状態ではあるが、それに気づくのはその後であった。



俊也とリアとの接触により、影からの報告を受けた国王は酷く動揺していた。


「何をしておるのだ!

余は接触しろとか怒らせろとかは言っておらぬぞ!」


「申し訳ありません!どうやら監視をしていたことが既にバレておりまして、私達は何も抵抗できませんでした」


「なんということだ・・・まさかこの国を破滅に向かわせたのは我らの方だったのか。

いや、何としても怒りを鎮めてもらわなくては!

セレナ!セレナはおるか!?」


「は!ここにおります!」


セレナと呼ばれた騎士の格好をした女性は王の前に跪いた。


「騎士隊長であるお主に命ずる!

この国に滞在しておる例の四人をここに連れて参れ!

何があっても粗相の無いようにな!」


「は!承りました。

必ずやここに連れて参ります!」


セレナは複数の騎士を連れて城を出た。


「何としても見つけなくては!

皆の者、捜索を始めよ!」


騎士たちはそれぞれに分かれていった。


国の将来のために、騎士達は街へと繰り出した。


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