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闇の精鋭

ミーシャとリアは街で情報を集めるために酒場にきていた。


グレッシュ王国と同じやり方が1番だと思ったからだ。


「すみません、ちょっとお聞きしたいことがあるんですが」


「は〜い、なんでしょうかお嬢ちゃん達?」


カウンターにいたのは少し年配の女の人だった。


「この国について教えて欲しいんです。

私達ここにきたばかりであまり詳しくなくて」


「ああ冒険者かい?

可愛いお二人さんになら話してあげるよ」


「ありがとうございます」


「まずこの国は東西南北と中央区の5つで分かれているの。

そして王城があるのが中央区。

この国の王族は基本的に何もしてないわ。

なぜかというと、国民の自主性を重んじるという考えなの。

あまり王族が介入してしまうと国民が何もしなくなる可能性があるからあえて何もしてないらしいわ」


なるほど、大体噂で聞いた通りね。


「だけど、大きな事件とかはなぜか起きてないのよね。

荒くれ者の喧嘩や魔法使いの暴走とかはあるけど、どれも小さいレベルばかりで、気づいたら終わってるの。

まるで誰かが火消しをしているかのように」


「その誰かはわからないんですか?」


「ええ、現場にいた人も姿は見てないらしいの。

だから憶測だけが広がってるんだけど信憑性がないからみんなすぐ忘れるってわけ!」


何者かが事態を大きくならないように操ってるってことね。


「有益な情報ありがとうございます。

後、グレッシュ王国とエルグランド王国以外の二つの国について何か知ってますか?」


「そうねぇ・・・一つはアクバン帝国ね。

そこは皇帝が国を牛耳ってる国で、階級制度による上下関係がすごいらしいの。

一般の人も奴隷と同じような扱いだし、貴族や王族は自分達より下の者は人として見てないって噂よ」


それは酷い・・・そんな国があったなんて。


「それに、強い人がいれば兵士としてしつこく勧誘して、思い通りにならなければ厳罰を与えたり、美人がいれば妻にするからと平気で攫ったりするみたいよ」


聞いてて頭が痛くなった。


「も、もう大丈夫です・・・それで、もう一つの国は?」


「国の名前はオルギンド王国。

魔族が中心となって栄えた国としかわからないわね。

そもそも他の国との関わりはほぼないと言われているからね。

ここでもあまり情報は集まらないかも」


「それだけ聞ければ大丈夫です。

ありがとうございました」


「またいつでもいらっしゃい」


二人は酒場を出ると、宿屋に戻ることにした。


「・・・リア、気づいているわね?」


「うん、私達を監視している」


あらゆるところに視線を感じる。


敵意はなさそうだが、安心はできない雰囲気だ。


グレッシュ王国でも似たようなことがあったのに・・・


「どうする?このまま帰ると居場所を知られる可能性もあるわ」


「なら、【テレポート】で一気に帰ろう。

そしたら追跡できない」


「いいわね!

あの服屋さんなら賑わってるから紛れ込んで移動しましょう」


二人はちょうど人がたくさんいる服屋に入っていくと、謎の集団の目を欺いて魔法で宿屋に戻った。


追いかけてきた連中だが、既にいなくなっている服屋を一通り回っていた。


「いない・・・どうやら尾行がバレていたようだ」


「まずいぞ。

ひとまず国王様に報告だ」


謎の集団はその会話だけして消えた。


まるで最初からそこにいなかったかのように・・・


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