討伐 1日目
日が沈む少し前、四人はキャンプに戻ってきた。
「まだまだいけそうなんだがなぁ」
「そうそう、いっそのこと夜も討伐いくか?」
「夜の森は危険よ。
私達エルフでさえ、夜は避けてるんだから」
「としが行きたいなら私も付き合う」
そんな会話をしながらその1日の結果を報告し合う。
「俺は132体倒した。
全て首に一撃でな」
「俺は100体までは数えてたが、後は面倒になって数えるのやめたわ」
「80体くらいかしら。
ライフルは連射できないのが弱点だから数は稼げないのよね」
「150体。
隕石の数で大体わかる」
オーク討伐の報告会も終了し、夕食にすることにした。
「今日は私とリアで作るわ。
二人は休んでて」
「え?でも二人も疲れてるんじゃ・・・」
「この程度なんてことないわ。
それに、花嫁修行として料理の腕はもっと上げたいもの」
「としにご飯を振る舞う。
幸せなことだから」
あーもう可愛いなぁちくしょう!
この二人に出会えて良かったと心から思う。
そして二人の手作り料理で夕食を済ませた後、次の日の準備に取り掛かった。
「かず、今回はライフルのみで戦ってみたんだけど、狙うのが楽しいわね。
私狙撃手目指そうかと思ってるわ」
「そのライフルは軽量化してるし、サプレッサーも付けてるから本来の威力ではないからな。
なんだったらもう一丁作るか。
そっちは本当の狙撃で使う非常に強力なものだから持ってて損はないだろう」
「やった!」
嬉しそうなミーシャを見て、和也も笑っていた。
「リア、戦いの最中に閃いたんだが、土魔法で作った人形に命を宿らせて戦わせる方法を見つけたんだ」
「人形?でも動力となるコアの問題が・・・」
「それなら大丈夫だ。
テントに使ってる魔石があるだろう?あれに魔力をこめて動力にすれば動くんだ。
なんでテントを作成した時に気づかなかったんだろうな・・・」
「としは安全のことだけ考えて作ったから気づかなくても仕方ない。
それも私達のためでしょ?それなら方法を見つけたことを喜んだ方が私も嬉しい」
「リア・・・」
「あと、たくさんオーク倒したから褒めてほしい」
「ははは、やっぱりリアは素直で正直だ。
こっちにおいで」
「うん」
リアは俊也の膝の上に座った。
頭を撫でながら「よくやったな、俺の自慢の家族だよ」と言うと、リアはとても嬉しそうだった。
「この土人形の研究は続けていこう。
リアも協力してくれるよね?」
「もちろん、私も研究したい」
二人は仲睦まじく話をしていた。




