オークの潜む森
俺達は村からの依頼で、東の森にいるオークを討伐するためにバイクで移動していた。
村からはそこまで距離は離れておらず、1日程度で辿り着く距離だった。
森についた俺達は討伐に向けての作戦会議を行った。
「一番手っ取り早いのは森ごと焼き払うことだが、これだと他の生き物まで巻き込むからなし。
となると、ここはそれぞれに分かれて発見次第倒す、これがいいと思うがどうだ?」
「そうだな、だがもし逃げる奴がいたらどうする?」
「うーん、リア何とかなりそう?」
「ならこの森全体にバリアを張ればいい」
「バリア?・・・なるほど、逃げられないようにこの森を檻にしてしまうんだな?」
「うん、でもこれだけの範囲だと魔法陣組むのに少し時間かかりそう」
「なら俺が協力する。
俺が魔法陣を張るからリアは魔力を練ってすぐに発動できるようにしてくれ」
「わかった」
俊也とリアは森にバリアを張るための準備に入った。
「その間、俺達はどうする?」
「もし1日で終わらなかった時用に野宿の準備をしましょ。
森にいるオークの数は結構多いんでしょ?」
「ああ、【サーチ】で見てみるとかなりの反応が出てきた。
鳥や獣の反応を除いても相当いるな。
1日で終わる数じゃない」
事前にオークの数をスキルで調べてみたが、確かに1日で終われる量ではない。
ざっと1000体は潜んでいる。
「相当な時間がかかりそうだな。
とりあえず日が暮れる前に戻ってくるようにしよう。
夜は見通しも悪くなるし、ずっと戦い続けるのは得策じゃない」
「倒せる分だけ倒して戻りましょう。
無理は禁物ね」
オーク討伐の作戦は決まった。
後はバリアを張ってからが勝負だ。
それから一時間程で魔法陣が完成し、リアは森全体に逃走阻止用のバリアを張った。
もちろん俺達は出入りできるし、他の人が入れないようもした。
迷い込んだら危ないからね。
「じゃあ日が沈む前にここに集合。
連絡はスマホで取り合おう。
作戦開始だ!」
四人はバラバラに分かれて森に入って行った。




