エルグランドへの道
俺達四人は、2台のバイクを二人乗りして次なる国、エルグランドに向かっていた。
道中のモンスターは、バリアを張ったバイクでそのままぶつかれば倒すことができた。
ちなみに素材もちゃんと自動で回収するように改造してある。
便利だねぇ・・・。
「ねえ!この倒したモンスターの経験値は貰えないの?」
「一応倒した判定だから経験値は入るぞ。
ステータスを確認してみるといい」
ミーシャはステータス画面を開いてみた。
ミーシャ レベル105
「確かにレベルが上がってる!
これなら楽にいけそうね」
「そうだな。
一応燃料に関しては俺と俊也が作れるから心配はいらないぞ」
バイクの燃料にしているのは、俺達の魔力を結晶化させて、それを媒体にエネルギーとして使うようにしてある。
俺達の魔力は無くなることはほとんどないため、バイクはいくらでも使えるという訳だ。
「だが、この世界には存在しない乗り物だ。
あまり乱用すると異端扱いされるかもしれない。
念の為バリアで外からは見えないが、町や村の近くでは降りて徒歩で向かおう」
「それがいいわね」
このまま走り続けてもいいが、座りっぱなしってのも地味にきついため、時々休憩を入れることにした。
川を見つければ水分補給のために立ち寄ったり、休息のためバイクを停めて休んだりした。
そしてその日の夕方、野宿のための準備を進めていた。
用意したテントは俺が作った物で、モンスター避けの結界も張るようにしてある。
そしてなにより!冷暖房完備で快適に過ごせるよう改造もしている。
そこは変にこだわってしまった。
妥協はしたくないからね。
「野宿は今回が初めてだな。
経験はないが、何とかなるもんだな」
「そりゃ元の世界じゃ野宿することすらないからな。
貴重な経験だし、これから先も機会はあるだろう」
俺と俊也はそんな会話をしながらも、テントに興味津々な二人を見ていた。
「ただのテントのように見えて結界も張ってあるし、温度も調節もできるなんて・・・どういう代物なのよ」
「魔力・・・いえ、魔石かな?
これは仕組みが知りたい」
なんだか凄いこと言ってるけど、分解とかはやめてね?また作るの大変なんだから・・・
「さて、今日は初めての野宿だ。
料理は俺が作ろう」
「かずは料理ができるの?」
「人並みにはね。
生活する上では必要な技術だから」
「へぇ〜私も料理はするけど、あなたの腕前見てみたいわ」
「お姉ちゃんの婿さんの実力はいかに」
「そうね、私の旦那様に期待ね」
もうそこは否定しないのね・・・
「諦めなかず・・・俺もリアからはもう逃げられないからな」
ツッコむ気力もないまま、夕食を作ってその日は休んだ。
ちなみにスキルなどは使わずに純粋に料理はしていたが、高評価であった。




