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メイドの仕事 2日目

次の日、ミーシャとリアは城へと向かった。


昨日の報告会で決まった貴族と宰相の様子を確認するためだ。


「待ってたよ!

今日もルギナ様のお世話をお願いしたい。

あの方も二人を待っておられたからね」


「至極光栄の至りでございます。

本日もよろしくお願いします」


二人はメイド服に着替えて、早速王子のところに向かった。


「失礼致します。

ルギナ様、朝でございます」


ミーシャとリアは部屋に入ると、まだ眠っているルギナのそばに近づいた。


「う〜ん、あと少し〜」


まだ眠そうなルギナを起こそうとミーシャは手を差し出すと、急に手を握ってきた。


「ひゃ!ルギナ様!何をなさるんですか!」


大きな声を出してしまった故に、ルギナは驚いて起きてしまった。


「え?あ!ごめんなさい!

つい寝ぼけて手を握っちゃった・・・」


「わ、私は大丈夫です。

それよりも大声を出してしまって申し訳ありません」


「ううん、ちゃんと起きなかった僕が悪いから。

アイシャ、エリスおはよう!」


「はい、おはようございます、ルギナ様。

早速お着替えをお手伝い致します」


「それは自分でやるから大丈夫だよ。

母上からも自分でできることは自分でやりなさいと教わってるからね」


「承知いたしました」


ちゃんと教育もされてるのね・・・将来が楽しみでもあるわ。


「お着替えがお済みになられましたら、声をおかけください。

私達は外におりますので」


「うん、分かった」


それから数分後、着替えが済んだルギナは朝食をいただきながら今日のスケジュールを聞いていた。


「本日は午前中に剣の稽古、昼食後は家庭教師による勉強、夕食後は国王様と王妃様とお休みになられるまでの交流の予定でございます」


やはり未来を背負う王子のスケジュールは堅苦しいものばかりだ。


この子にはもっと伸び伸びと暮らした方が良さそうな気もするけど・・・。


「わかった。

まずは剣の稽古からだね。

行ってきます」


「「いってらっしゃいませ」」


素直で頑張り屋な性格だ、無理してなければいいけど。


「これで少し時間ができたわ。

さて、どうやって罪人のことを調べましょうか?」


「捕られられてる場所は地下牢に間違いない。

それならスキルと魔法で姿を隠して見に行けばいい」


「それがいいわね!

なら、早速行動開始ね」


ミーシャとリアはスキル【隠密】と〈インビシブル〉で姿を消したあと、そのまま地下牢に向かった。


入り口には見張りがいたが、気づかれることなく入ることができた。


その地下牢にはやはりトニーとバルマ、そして執事とカルベルがいた。


囚人服を着た四人だったが、カルベル以外はもう諦めたような顔をしていた。


カルベルに関しては鉄格子の窓から照らす光に向けて懺悔をしていた。


「神よ・・・願わくばこの国に永久の平和を。

私は地獄に落ちようとも、国が平穏で、国王様が元気でいられれば全て受け入れます。

どうか、我が願いを叶えたまえ・・・」


どうやら本当に改心したみたい。


誰も聞いてないこの地下牢で、今後もずっと懺悔を繰り返していくのだろう。


それが報われるかどうかはわからない。


でも、彼がその気持ちを持ち続けられたら、もしかしたら未来は変わるかもしれない。


そう考えながら、ミーシャとリアは地下牢を去った。


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