王子の異変
どんどん書いてまいります!
アルブランド家に生まれた一人の赤ん坊がいた。
その子供の名前はルギナ・アルブランド。
将来の王として、幼い頃から様々な教育を受け、剣の実力を身につける未来にある子供だったが、ある手紙を受け取ったことによって変化が起きていた。
「僕宛の手紙?」
「はい、ルギナ様への手紙が入っておりました」
メイドの一人がルギナへの手紙を預かり届けていた。
「なんだろう?初めての手紙だ!」
ルギナは嬉しそうに手紙を開けると、そこには・・・
「あれ?何も書いてない。
書き忘れたのかな?」
その手紙には何も書いていない「真っ白」な手紙であった。
「うーん、もしかして入れる紙を間違えたのかな?
とりあえずこの手紙は保管しておこっと」
ルギナは引き出しの中に手紙を入れておいた。
その夜・・・。
「ではおやすみなさいませ」
「うん、おやすみなさい」
メイド達におやすみの挨拶をしてルギナはベッドで眠った。
深夜、静まり返った寝室に奇妙な光が机から漏れ出ていた。
その奇妙な光が手の形をして、王子を包み込んだ。
だが、特に王子が苦しむということはなく、静かに王子の中に潜り込んでいった。
そして、光が消えた時、机の中の手紙が消えていた。
まるでそこに最初からなかったかのように・・・。
次の日の朝。
「おはようございますルギナ様。
朝でございます」
メイドがルギナを起こしに来ると、部屋には既に起きてるルギナがいた。
「あ、おはようございます。
ちょっと早く目覚めちゃいました」
いつもは起こされていたルギナが朝から起きていたという事態に驚いていた。
「ル、ルギナ様?
もう起きていらしたのですね」
「うん、それで今日は何をするの?」
いつも通りのルギナだったが、この時点で既に、何かしらに精神を乗っ取られていた。
誰もそれを気づかないまま、時々夜を徘徊するようになったのだった。




