新たな謎
リアルの都合によっては更新が難しくなるかもしれません。
カルベルの悪行も偶然知った俺達は、ひとまずエントランスに向かうことにした。
念の為、カルベルには分身体を残して見張っておく。
もちろん今は証拠がないので捕えたりはしない。
だが、こちらで捕えてる貴族を引き渡せば、自分の地位を利用して厳罰を免れるように動くだろう。
そうなっては俺達の行動の意味がない。
エントランスの場所を確認したら、後で奴を調べて暴いてやろう。
「次のターゲットが決まった。
だが奴は相当用心深い。
気をつけて対処しよう」
俺達はその場を後にして目的地に向かった。
城の中は広かったが、地図のおかけですぐに着いた。
豪華なシャンデリア、しわひとつない赤い絨毯、たくさんの騎士の銅像・・・ファンタジーに出てくる内装のままだ。
「すごいな・・・こんな立派とは思わなかった。
ん?・・・誰か来る!」
俺達は像の裏に隠れた。
二人の兵士がこちらに向かっている。
気づかれることはないだろうから気にしなくていいんだけどね。
「おい、最近城内で噂になってるあれは知ってるよな?」
「いえ?私は一昨日兵士になったばかりですので、何も知らないのですが」
「そうだったな。
実は陛下のご子息が時々城の中を徘徊しているようだ。
しかも、虚な目をしながら歩いていて、見た者は戻るように声をかけると、その場から消えてしまうんだ。
そして部屋を確認すると眠っているというわけだ」
「なんですかそれ・・・怖いじゃないですか」
「ああ、それに次の日にそのことを聞いても覚えていないようだ。
目撃者はいるのに、本人が分からないのもおかしな話だよな」
「呪いか何かの類じゃないですか?」
「教会の大司教様にも診てもらったが、問題はないそうだ。
原因がわからない以上、俺ら一般の兵がどうこうできる問題ではないな」
「そうですね〜これは上の人に任せておいて、巻き込まれないようにしなくては」
おいおい、一応この国の兵士だろ・・・王族のために力になろうとは思わないのかよ。
「今聞いた話だと、王子にも何かしらの問題があるってことだな。
次から次へと・・・どうなってるんだこの国は?」
「仕方ないさ。
俺達も来たばかりだからわからないことがあって当然だ。
それで、その問題も調べるんだろ?」
「余裕があればな。
今は目先の問題を解決してから考えるよ」
やることはまだまだ多そうだ。
一つ一つ解決していこう。
問題は山積みです・・・




