状況整理
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俺達四人は、町外れに用意した小屋に集合した。
あらかじめ集まれる小屋を自作して拠点としていたのだ。
「あの貴族と暗殺者は確保できた。
後はコマボと王族への対応だが・・・」
「コマボは大丈夫だと思う。
子供達を保護しているし、みんな元気そうだから」
ミーシャが見た情報では、コマボは子供達の保護と買い取りを自主的に行ってる。
屋敷に残した分身体からの連絡とも合っている。
「あいつは大丈夫だろう。
俺の分身体を残してあるから襲撃にも対応できる。
それよりも・・・」
目の前にあるのは人身売買と借金の誓約書が並んである。
「これはかなりの悪党だな。
俺達だけで制裁を加えていいな」
「待って。
王族にも知らせてあげない?
自分達の国でこんなことがあってることは知っておいた方がいいと思うの」
ミーシャは王族への情報提供を提案してきた。
「確かにな。
だが、いきなり俺達が王城に行っても門前払いだろう。
何か考えないと・・・」
「それなら手紙はどうかな?
この国には王様への意見要望が出せる箱が設置されてるんだけど、そこに王様へのお礼や応援の手紙が入ってることがよくあるの。
しかも手紙は全て王自ら確認してるから読まれない心配はないみたい」
「いい考えだなミーシャ。
よく調べたな」
「町の子供達が話してるのを聞いててね。
今それを思い出したのよ」
王族への情報共有はそれでいこう。
「だが、王様が素直に信じるとは思えない。
そこで、ちょっと揺さぶりをかける」
手紙には匿名で今回の人身売買のことだけを書いておく。
そしてこちらを信用してくれたら情報や証拠を提出するが、断ればこちらが勝手にやるだけの選択肢を選んでもらうことにした。
「この国の民を思う気持ちがあれば、信用するしか道がないようにする。
そのために、この紙に細工をする」
スキル【創造】で紙に何かしらの形状変化が起きれば、もう一枚の紙にも影響する仕組みを作った。
王様が破ればこちらの紙も破られるし、燃やされれば火が発生する。
「あらかじめ手紙の対処を書いておけば、どちらかのやり方をするはずだ。
俺達はここで王様の考えを待つことにしよう」
「信用を選んだらどうするの?」
「証拠や首謀者達を渡すのは本当だが、どう渡すかだな。
城に持っていくのはリスクが高い。
俺達も同じ仲間として捕まる可能性もあるからな」
「それならこちらが指定した場所に来てもらうのはどう?
王様自ら来なくても、兵士達を向かわせればいいだけだし」
「その案でいくか」
とりあえず信用はしてくれる可能性は高いが、さて・・・どう返事をしてくるか
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