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初めての・・・人?

ここから少し進展します。

設定考えるの難しい!

起きたら朝になっていた。


外も明るくなって天気もいい。


それはそうと、俺達は夢じゃないか?と疑っていたが、洞窟にいるのは間違いない。


「夢じゃないんだな・・・」


「受け止めるしかないか」


仕方ない、この世界で生き延びることで帰る道があるかもしれない。


「念の為、俺達が異世界から来たことは秘密にしておこう。説明してもどうせわからんだろうからな」


「それもそうだな。今日は出来れば誰かに会いたい。情報を集めたいからな」


「キャーーーー!」


「!?」


悲鳴!?すぐ近くのようだ。


「いくぞ!」「おう!」


俺達はすぐに声のした方向へ走った。


スキルのおかげだろうか?いくら走っても息切れしない。


とにかく悲鳴の聞こえた所へ向かった。


辿り着くと、二人の女の子が狼に囲まれていた。


なんともベターな展開よ・・・


それより女の子にはある特徴があった。耳がとんがっている。


エルフ?漫画とかでよく見る感じの特徴である。


ジリジリと近づく狼たち。


「ひぃぃ・・・た、たすけて・・・」


さすがに助けない選択肢はない。


「とし、俺が結界を張るから、周りの狼の注意を惹きつけてくれ」


「わかった 任せとけ」


俊也は木に向かって拳をぶつけた。


「おら!お前らの相手は俺だ!」


俊也の挑発に狼たちが一斉にそっちを向いた。


俺は僅か隙をついて女の子たちの周りに結界を張る。


基本的に詠唱したほうがいいと思うが、こんな場面では間に合わない可能性もある。


スキル【無詠唱】を使って展開しておいた。


その僅かな時間で結界を張り合えた後、俊也に目配せして一気に狼たちを攻撃を仕掛けた。


戦いというより一方的な虐殺・・・数分足らずで終わった。


ちなみに女の子たちには見せないために、結界の中からは外が見えないようにした。


さすがにあの光景は見せれない・・・俺達もずいぶん慣れたもんだ。


後始末を手早く終えると、結界を解いて中の女の子たちに話しかけた。


「大丈夫?もう危険はないよ」


「・・・ひっ」


女の子たちは怯えてしまっていた。


無理もない、狼に殺されかけてたんだ。


「あの狼たちはもういない。怖がらなくてもいいんだよ」


「・・・ほんとうに?」


「ああ、もう周りにはいないだろ?」


女の子たちは周りを見渡すと、確かにさっきの狼たちはもういない。


それどころか死体すらないのだ。


だが、地面には血がこびりついている。


「あなたがたがたすけてくれたの?」


「そうだよ」


やっと安心したのか、少しずつ話せるようになっていた。


「俺は和也。かずと読んでくれ。こっちは兄の俊也だ」


「よろしくな お二人さん。としと呼んでくれたら嬉しいよ」


俺達は軽く挨拶をした。


「カズさんに、トシさん、助けていただいてありがとうございます。私はミーシャ、この子はリアです。」


リアと呼ばれた子はこくりと頷いた。


「ん?その喉は・・・」


「え?わかるのですか?これは呪いです・・・2度と声を発することが出来なくなる恐ろしいものです。」


呪い?そんなものがあるのか。


「この呪いのせいで、リアは言葉を失って元気がないのです。せめてこの森の貴重な薬草なら、治せるんじゃないかと思ってきたのですが・・・」


「そこでさっきの狼に襲われたと」


「はい・・・」


そういう理由なのか・・・でも二人では危なくないか?


「私は多少なりは弓の経験があります。しかし、リアを庇いながら戦うには弓だけではダメでした。結局リアも危険な目な合わせてしまいましたから」


なんとも可哀想な二人だ・・・助けてやりたいな。


それなら・・・


「とし、あのスキルを使ってみたらどうだ?」


「ん?あれか!でも俺でいいのか、かず?」


「ああ、俺ばかり格好つけるわけにもいかないだろ?」


俊也はリアの喉に手を当てた。


ミーシャとリアは不思議そうにそれを見つめる。


俊也の手から光が発すると、リアの喉に吸収されていく。


僅かな時間だったが、その光が収まった。


「リアちゃん、ゆっくりでいいから声を出してみて?」


俊也がそう言うと、リアは震えながらも声を出そうとした。


「・・・ぁ・・・ぁ、あ、あ」


少しずつではあるが、声が出た。


「リア・・・?・・・リア!」


ミーシャは涙を流しながらリアの名前を呼んだ。


リアも涙を目にしながらミーシャと抱き合った。


よかった、本当によかった。治せたことが本当に嬉しい。

思いつく限りの設定をぶちこみますw

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