合流
仕事が近いため、更新が遅くなるかも・・・
広場で合流した俺達は、集めた情報を共有するために近くのカフェに寄っていた。
中は賑わっていてたくさんの・・・カップルがいた。
なに、このラブラブな雰囲気・・・俺達邪魔じゃね?
「ここでいいの?もっと別のところがあると思うけど」
「ここがいいの。
それに、ここなら密偵とか差し向けにくいと思うから」
確かに・・・基本密偵は単独行動だ。
カップルの集まるカフェに一人で来たら逆に目立つ。
「なるほど、そこまで考えてたのか。
さすがミーシャだな」
「お姉ちゃんが言ってたのは半分はその通りで、もう半分は違う。
ただかずと来たかったのもあるから」
「ちょっとリア!?かずの目の前でそれを言わないでよ!」
顔を真っ赤にして口止めしようとするミーシャ。
うん、可愛い。
是非とも嫁に・・・いやいや、今は優先すべきことがある。
「ミーシャの気持ちは嬉しいよ。
その気持ちには後でちゃんと答えるとして、そっちは何かわかったか?」
耳まで真っ赤になってるミーシャに微笑みながらも、俺は俊也とリアに聞いてみた。
「最近スラム街で子供達が失踪している事件が起きている。
それまでは町の人間や冒険者がいなくなったこともあったが、スラム街が被害を受けたのはここ最近らしい」
なるほどね・・・恐らくスラム街の子供の方が誘拐しやすくて楽なんだろう。
その子供達には親がいない。
いなくなったとしてもリスクは少ないし、まだ子供だから抵抗力もない。
これはもう完全に外道だな・・・。
「そして、子供達は仲間を取り戻そうと団結してた。
自分達の問題だからと誰の力も借りずに助けようとしていた。
あれは無視できない」
良い子達じゃないか・・・余計許せなくなった。
「・・・かず、落ち着いて」
ミーシャが俺の顔を覗き込んできた。
「あ、ごめん、俺の顔怖かった?」
「そうね、すごく怒ってて見ず知らずの人のことを考えて何とかしたいと思ってることは顔を見たらわかるわ。
でも今はまだ焦らないで。
ちゃんと準備ができたらみんなでやりましょ。
それが仲間であり、もう私たちは家族なんだから」
仲間・・・家族・・・そんな言葉が俺には十分響いた。
「わかったよミーシャ。心配かけてごめん。
よし、それなら今後どうするかを決めよう。
こちらがえた貴族の情報を話すよ」
俺とミーシャは事件に関与している三人の貴族と他の貴族も関わってること、王族の施政などを話した。
「この国の王達はいい人達だな。
なぜそんな貴族を野放しにしているんだろうな?」
「きっと何かある。
実は裏で繋がってるか、ただ知らないだけか」
俊也とリアも不思議そうに感じていた。
「それも調べてみるか。
今後の計画もだいぶ形になってきたから聞いてくれ」
俺は地図を出して思いついた作戦を伝えた。
「まずはこの三人の貴族を調べよう。
手分けして屋敷内に侵入するんだ。
恐らく屋敷の中に取引や失踪に関わる資料や手紙があるかもしれない。
これには俺と俊也とミーシャで潜入しよう。
ミーシャには俺から【隠密】を教えて取得させてるから見つかる心配はないだろう」
以前の修行で気配や姿を探知されないスキル【隠密】をミーシャにも取得させていたのだ。
まさかここで役立つとは思ってなかった。
「私は?」
リアは何をすればいいかを聞いてきた。
「リアはスラム街で子供達の保護をしてくれ。
魔法で一人一人にバリアを張るんだ。
まだ連中は誘拐しに来るだろうから、それを未然に防いで欲しい。
もちろんこちらの存在は知られないようにね」
「わかった。任せて」
早速行動開始だ。
行動開始です!




