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魔法もまたロマン

行ってみましょう〜

リアは持っている杖の手入れをしていた。


この杖は森のモンスターの中にいたリビングウッドという上位モンスターの素材を利用した特殊な杖だ。


所持者の魔力循環と放出を補助しつつ、消費する魔力を減らしてくれる優れものだ。


俊也がスキル【創造】で作り出したものだが、リアのためとはりきって作ったまではよかったんだが・・・


「これ、国宝級の品物だよ・・・私何かが持ってていいのかな?」


「いいんだよ。

リアに使ってもらうために作ったんだ。

遠慮なく使ってくれ」


「もしこれが他の人に渡ってしまったら・・・」


「そこは抜かりないよ。

この杖にはリア以外には使用できない術式を組み込んであるから奪われても意味がないんだ」


「それなら安心だね。

としから貰った杖、大切にするね」


「そうしてくれると嬉しいよ。

それよりも、今はどれくらいの魔法を把握している?」


「基本の火、水、風、土、雷の5属性に加えて光と闇の魔法もほとんど習得している。

初級はもちろんのこと、上級レベルの魔法も覚えてるよ」


「よし、そこは大丈夫そうだな。

無詠唱も既に習得しているし、これなら・・・あの魔法もいけるかもしれないな」


「え?これで全部じゃないの?」


「実はまだ隠された魔法が1つあるんだ。

ただこれはゆっくり時間をかけて覚えないといけない。

一歩間違えると・・・いや、これは言わないでおこう。

リアならそうはならないと思ってるからな」


「う、うん。

そんなに危険な魔法なの?」


「ああ、時空魔法と言って空間そのものを操るかなり特殊な部類の魔法だ。

圧縮や膨張、空間を繋げての移動などが主な効果だな」


「便利そう。

なのになぜ危険なの?」


「空間を扱うこと自体が普通の人に出来るレベルを超えているからね。

その圧縮や膨張といった原理そのものを変化させる効果がもし暴走して自分自身にきたら?関係ない人達に向けられたら?止めることは難しいってことになるんだよ」


「暴走しなければ大丈夫だけど、そのリスクが大きいということね。

それなら扱いが慎重になるのはわかったわ。

でもとしはそれを扱えるのよね?」


「そうだな、俺達が使ってる【異次元空間】やリア達の〔収納ボックス〕も同じ物だ。

空間そのものに影響を与え続けてはいるが、範囲がかなり限定的だからリスクはないよ」


「いいな〜私も全ての魔法を習得すればとしの横に並べるのに・・・」


「行き過ぎた能力を過信しすぎるといずれ油断から身を滅ぼすよ。

でも一緒にいてくれるだけでも満足しているから」


「ふーん・・・」


リアは俊也の横に座って静かに耳打ちした。


「男の子と女の子、どっちがほしい?」


「ぶっ!!」


盛大に吹き出してしまった。


「リ、リア・・・急に何を言い出すんだよ。

まだ君は人間換算で16歳くらいなんだし、俺なんかよりもっといい人が」


「私はとし以外には興味ない。

それに私はとしのもの、そしてとしも私のもの。

としがしたいことがあるなら私はそれを叶えてあげたい。

これは私の意思だから」


たった数ヶ月一緒にいただけなのに、よっぽど呪いを解いたのが嬉しかったか、それとも授業でつきっきりだったから気持ちに気付いたのか・・・。


理由は定かではないが、まだ気が早いとは思ってる。


「そういう話はもう少し先にしようね?

急に言われても答えられないし、まだ出会って数ヶ月くらいだからさ。

お互いのこともっと知ってからそういう話はしようよ」


「ん、それならわかった。

先に私の希望を伝えておくと、女の子がほしい」


「おいおい・・・まあ俺も女の子の方がいいとは思うよ。

可愛いだろうし」


「じゃあ頑張る」


何を頑張るんだよ・・・。


ふと横を見ると顔を真っ赤にしているミーシャがいた。


和也と会話はしているが、耳まで赤くなってる。


さりげなくリアをチラチラ見てるようだが、エルフは耳がいいからさっきのリアの耳打ちが聞こえたんだろう。


妹が大変だぞーなんとかしてくれ。


そんなことを思いながらも、リアと一緒に過ごすのは楽しいし嫌いじゃない。


これからも交流は続けていこうと思う。

四人ともラブラブですね〜

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