修行No.3
普通に戻れました
和也は次の修行にむけて新たな銃を作成していた。
今まではアサルトライフル、ショットガン、ライトマシンガンなどの武器をミーシャに使わせるために作成して修行に使っていた。
最後の銃としてスナイパーライフルを扱ってもらうためにスキル【創造】で作成をしていたが、なぜかうまく作れなかった。
おかしい・・・今までの銃はすぐにできたのに、スナイパーライフルは時間がかかる。
何が足りない?イメージか?知識か?
とにかく急がないと・・・ミーシャが待っているから。
あの後、俺とミーシャは恋人以上の関係となっていた。
お互いが顔を見れるようになるのに時間がかかった。
それはそうと、なんとか形にはなってきたスナイパーライフルを持って練習場に向かった。
「ミーシャお待たせ。
最後の銃はこれになるよ」
「これは、かなりの大きさですね。
確かに連射には向いてないし、重量もありますね」
「狙いを定めるには、銃が動かないように地面に置いて使うんだ。
そうしないとブレが凄くて、まともに当たらないからね」
「わかりました。
試しに使ってみますね」
「今回はあの木に取り付けてる的を撃ってみよう。
かなり小さい的だから、よーく狙ってみてね」
ミーシャはライフルを構えてスコープを覗き込んだ。
相当な距離だというのに、まるで近くにあるかのように見えた。
「照準を合わせて、落ち着いて定めて、引き金を・・・」
ドン!・・・・
あの距離の的が見事に粉砕されていた。
「やった!これでいいんだよね?」
「見事だよ!
1発で当てられるとは・・・集中力も鍛えられたね」
これでミーシャも一通りの武器が扱えるようになった。
護身術もかなり身につけていて心配もないだろう。
「もう大丈夫そうだね。
俺がいなくてもやっていけそうだ」
「え?それって、どういうこと?」
「そろそろ次のところに行こうと思ってるんだ。
何かと世話になりっぱなしだし、調べたいこともあるからね」
「そう、なんだ・・・」
しょんぼりした顔のミーシャを見るのは何回目だろうか。
だが、俺にも決めていることがある。
「なあ、ミーシャ」
「「一緒にいかない?」」
あ、ハモった。
「いいの?ミーシャ。
この先どうなるかわからないんだよ?」
「私なら大丈夫。
それに、あなたと離れたくないから」
そうはっきりと言ってくれると照れてしまう。
「わかった。
じゃあ出発に向けて準備といこう。
あ、持っていく品はこれに入れてね」
「これは?」
「収納ボックスといって、どんな物でも中にしまえるんだ。
容量もかなり多いし、引越しなどに役立つだろうから」
「またとんでもない品物を作ったわね。
でも、あなたなら何でもできちゃいそうね」
「何でもは無理だよ。
ただやれることをやってるだけ。
さて、一旦集落に帰ろうか」
「リアにも相談しないとね。
多分、一緒に行くことになるとは思うけど」
「だろうな。
二人揃ってこそだから」
そんな会話をしながら集落に戻っていく二人であった。




