表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/134

授業No.2

なんだかとんでもないことになってきました

俊也はスキル【指導者】のおかげとはいえ、リアの成長の早さに驚いていた。


新しい知識の吸収が早い。


次から次へと魔法を覚えていき、本来なら上級ランクが覚えるかどうかもわからない物まで習得した。


「このままだとこの世の全ての魔法を覚えるんじゃないか?

思ったより早く終わりそうだ」


「私、すごい?」


「ああ、これなら大丈夫そうだ。

後は最後の仕上げといったところか」


「最後の仕上げ?あ、無詠唱!」


「そうそう、無詠唱のやり方だけ教えてなかったな。

それを教える時がきたようだ」


「やった!ついに覚えられる!」


・・・これを覚えたらリアとは・・・。


「早く教えて!とし!」


「あ、ああ、わかったよ」


俊也は無詠唱について解説を始めた。


「無詠唱は魔力が体の中を循環する工程を無視して手や杖などに移すものだ。

本来の工程を無視して行うから、威力は半減してしまう。

そのまま使ったとしても詠唱したほうが圧倒的にいいだろうな」


「それなら、どうしたらいいんですか?」


「二つのやり方を組み合わせてその差を縮めるんだ。

これは前に言ってた言語とは別の方法だな。

一つ目は伝達する魔力の量を増やすんだ。

これで半減する威力を補うんだ」


「なるほど・・・でも、それだと魔力が持たないんじゃ?」


「そうだ、それに加えてもう一つの操作を同時に行うんだ」


「もう一つ?」


「それは、あらかじめ体内に魔力を循環させつづけるんだ。

体内で同じ魔力を循環してキープすることで、魔力を減らさずに常に魔法を撃てるようになるんだ」


「最初から魔力が循環していたらいつでも撃てるし、その魔力を増やせば威力も増えるってことですね?」


「そうだよ。

元々体を循環するようにしておけば詠唱する必要がないからね。

でも同時に行うのは至難の業だよ」


「頑張って会得してみせる・・・」


どうやら本気のようだ。


「これを会得するなら今日から魔力の循環と魔力の量を増やそう。

繰り返していけば必ず覚えられるはず。

暴走しそうになったら俺が止めるから」


実は今までの魔法実践で何度か暴走しかけたことがあった。


リアの持ってる魔力量は最初から高かった。


しかし、経験が浅くて呪いもあったため、ろくに才能も発揮できないまま暮らしてきたのだ。


勉強は続けてはいるが、わかったつもりであったとしても、一歩間違えれば暴発してしまう可能性もある。


俺も最初の暴発時にはすぐに抑え込む対応をしたが、やはり魔力の暴走は国一つ消し飛ばすレベルのものだった。


「私はもう大丈夫だから。

もしもの時は私が抑え込む」


「俺はギリギリまでは手を出さないよ。

何とかできるって信じてるから」


「・・・ふふ」


可愛らしい笑い方だ。


その日以来、魔力の体内循環の練習を繰り返していた。


どうやら暴発する心配はなさそうだ。


これならすぐにでも授業は終わりそうだ。


「ねえとし・・・この授業で終わりなの?」


「あ、うん、これで教えることはほぼないよ」


「これで終わり・・・終わっちゃう・・・それはいや」


「リアちゃん?なんか寂しそうな、悲しそうな感じだね」


「いや、いや、いや、離れたくない、いやだ」


「おーいリアちゃん?話聞いてる?」


「このまま離れちゃうのは嫌、だったら、離れなくてもいいようにしなきゃ」


リアの目線は完全にロックオンしていた。


「あ、あのリアさん?なんでこっちにくるの?」


「逃がさない・・・としは私の物・・・」


その後のことは詳しくは載せないでおこう。



次はどうしようかな・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ