出港
セイレーンの涙の件が解決し、5人は港町で数日間を過ごしていた。
セイレーンの涙が完成するまではあまり遠出はせずに港町で過ごした方がいいと考えたからだ。
そして数日後、村からセイレーンの涙が届き、いよいよ出港の準備が整った。
「兄ちゃん達のおかげで漁に出れるぜ!ありがとよ!」
「海の向こうにいる家族に会える!」
「港町に活気が戻りました!」
港町のみんなから賞賛され、悪い気はしない俺達であった。
「ようやく出港だ!野郎ども!準備はできてるだろうな!」
「「「おおおー!!!」」」
俺達が乗る予定の船のメンバーはこれでもかというくらい元気な掛け声で大盛り上がりだった。
「みなさん、本当にありがとうございました。
国だけでなく、この港町まで救ってしまうなんて…みなさんは本当の英雄ですね」
セレナは4人を英雄として称えていた。
「や、やめてくれないか?
俺達はそんなつもりでやってたわけじゃないし」
「成り行きでこうなっただけだからな」
「あんまり騒がれると恥ずかしい…」
「ん、悪くない」
それぞれの感想も聞いてセレナは大笑いだった。
「あはは!みなさんならこの先何が起きても大丈夫だと信じてます。
またこの国に訪れることがあれば城に寄ってください。
いつでも歓迎しますから」
「ありがとう。
セレナも元気でね」
セレナと別れを告げて【テレポート】でエルグランドに送ってあげた。
「さて、俺達も出発するか!
次の国ではどんな冒険が待っているのか楽しみだな」
「ああ!面白そうな物や見たことない物とかもたくさんあるだろうからな」
「海の向こうなんて初めて!わくわくするわね」
「いざ、出発」
4人は早速船に乗り込み、次なる国へと船旅を始めた。
未知なる大地へと踏み出す一行を待ち受けるものはなんなのか、果たして2人は元の世界に帰れるのか、はたまたこの世界に残るのか。
物語はまだまだ続く……
ひとまず一区切りとなります。
また次のお話は思いついたらすぐ書いていきます。




