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見解

カインは席につくとノートみたいな物を取り出して話し始めた。


「過去の文献を見てみると、一度噴火が起きてから次の噴火までかなりの時間が必要となります。

膨大なエネルギーを蓄えている火山ですが、それは長い時間でゆっくりとしたペースで蓄積されるようです。

そのエネルギーが放出された後は、火山が活発になるためのきっかけが無くなるので大人しくなるんです」


そういうものなのか・・・火山に関してはあまり詳しくはないが、こちらではそういうものなのだろう。


「今回の噴火の原因は恐らくドラゴン出現による環境の変化でしょう。

かれこれ150年以上も確認はされてませんでしたが、それまでには噴火したというケースはなかったようですし」


「じゃあそのドラゴンのせいでこんな事態になったってことか。

迷惑な奴らだ」


「そうですね、でも今回で全て討伐はされましたし村は無事でした。

ただドラゴンの回収ができなかったのは痛いですね・・・」


カインは残念そうにしていた。


「ああ、それなら問題ない。

俺達が回収してるから」


「はい?」


カインは何を言ってるか理解できてない顔だった。


「噴火が始まる直前に回収しておいたんだ。

俺達もこいつの素材が必要だったからな。

後で出すから今回一緒に行ったメンバーを集めよう」


「いえ、多分無理でしょう。

今回の件で実力不足を感じたらしく、みんな避難が終わったら早々にここを去りました。

なので残ってるのは僕だけになります」


そりゃあの戦いを見たらそう思っちゃうよね・・・なんか悪いことしちゃった。


「じゃあ素材の取り分は俺達で分けるか。

カインも村の復興に協力してくれたから受け取る権利はあるよ」


「ありがたい話ですが、僕は遠慮しておきます。

皆さんがいなければここには立ってないでしょうし、セレナさんの方がもっと大変だったでしょうから」


「何を言ってるんですか!カインさんのおかげで治療だけでなく助言までしてくれたのにそれではダメです!」


「そうだとも。

今回の功労者には君も含まれているんだ。

貰ってくれないとこちらも気にしてしまうからさ」


「・・・わかりました。

ここで受け取らないと皆さんに迷惑をかけてしまいそうなので受け取らせてもらいます」


こうして無事話も大体終わったところで・・・


「そういえば和也さんの腕が治りましたよね?

随分と早いみたいですが」


セレナは疑問に思っていたことを聞いてきた。


「ああ、これはレベルアップによる恩恵だ。

自然災害って実は経験値にもなるみたいでな、おかげて再生能力が上がって復活したんだ」


「なんですかそれ!?自然災害が経験値になるなんて話聞いたことありません!」


カインが興奮していた。


「これは大発見だ!後に残すべき情報だ。

しっかり書いておかないと・・・」


それから火山で起きたこととカインからの大量の質問を答え終わったところで、テントに戻って休むことにした。


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