噴火の後
和也とミーシャが目覚めて1時間後に俊也とリアも目を覚ました。
四人は支度をするとテントから出て周りの状況を見に行くことにした。
「さて・・・セレナはどこだ?」
今ここを指揮しているのはセレナのはず。
少し歩くと大勢が並んでいる配給所にセレナはいた。
「あ!みなさん!お目覚めになったんですね」
セレナはこちらを見ると後の人に任せて走ってきた。
「ご苦労様セレナ、すまないが今の村の状況を教えてくれ」
「わかりました。
って和也さんも腕が治ってるじゃないですか!
私もそちらの話が気になりますが、立ち話もなんですし、あちらの席で座って話しましょう」
少し開けた場所にあるテーブルに座って聞くことになった。
「まずは【テレポート】で送ってもらった時からお話しします。
村は火山の噴火により大混乱でした。
みんなが一斉に避難を始めましたが、冒険者が大半なのであちこちに走り回って怪我をしたりぶつかったりで大変な状態でした」
冒険者って自分勝手な人もいるから我先に逃げようとして混乱したのだろう。
「ここに戻ってきた私はスキルを使って皆さんを統率し、安全な場所まで誘導しました。
幸い怪我人は接触などがほとんどで死者は出ていません。
皆さんが食い止めてくださったおかけです!」
「そう言ってもらえるとありがたいよ。
ひとまず村に大きな被害が出なくてよかった」
「はい、今は避難でボロボロになった村の復旧を急いでいます。
そしてこの事はすぐに王都に連絡をしています。
今後の火山噴火の対処と調べるための人員の派遣をお願いしています」
「いい判断だ。
今後もこういうことが起きないとは限らない。
後のことは国に任せよう」
「今回の件はさすがに王国も動くと思います。
さすがにこれは見てみぬふりはできないでしょうから」
これで王国のイメージもよくなってくれればいいんだが。
「今は噴火も収まってて大丈夫だとは思いますが、今後が不安ですね・・・」
セレナは不安な顔をしていた。
「僕の見立てではしばらくは噴火はないと思いますよ」
声がした方を見ると、カインが立っていた。
「カインじゃないか、無事だったんだな」
「はい、皆さんのおかげで無事に帰ってこれました。
今はここで怪我人の治療とセレナさんのお手伝いをしています」
「ほう?」
「彼女は村を守るために必死で呼びかけと避難の誘導を頑張っていました。
そんな姿をみて僕も何かしなきゃと思い、ここに残っています」
「へぇ〜君もなかなかの勇気と行動力を持ってるね。
それはそうと、しばらく噴火の心配はないって話だけど・・・」
「はい、今からそのお話しをしたいのですか、僕も一緒にいいですか?」
「もちろんだ」
カインは席に座ると、自分の見解を話し出した。
仕事が始まってなかなか時間がとれません・・・




