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討伐準備

ドラゴン討伐のための準備を進めていた俺達は、ある厄介ごとに巻き込まれていた。


「俺達も連れて行ってくれ!」

「荷物持ちは任せてくれ!」

「魔法には自信があるよ!」


そう、俺達が国王からの依頼で来ていることはすぐに広まっていた。


それだけの実力があれば、一緒に行動すれば手柄を立てれると考えた連中が声をかけてきたのだ。


「すまないが、今回は俺達だけで挑むつもりだ。

なるべく巻き込みたくないから離れておいてくれ」


その一言で諦めてはくれる人もいるが、それでも諦めきれない人は後ろから勝手についてくると言って聞かないのだ。


「巻き込まれても文句はいわん!

何がなんでもついていくぞ!」


はぁ・・・これで厄介ごとが増えたわ。


でも怪我をさせるわけにはいかないし、そこは何か考えないとな。


「とりあえず行く時は声をかけるから待っててください。

しっかり準備をお願いしますね」


この場はそういってみんなを帰した。


さて・・・どうするか。


「みんな、大変なことになった。

俺達についてくる連中もたくさんいるみたいだし、あまり巻き込みたくない」


「勝手にさせればいいのよ。

文句を言わないなら別にほっとけば?」


「そうはいかないよ。

関係ない人でも怪我とかさせたら後味悪いし」


俺達だけなら問題はないが、そこまで戦えない者が近くにいたら足手纏いだ。


「その人達は私に任せてもらえませんか?」


「セレナ?何か考えがあるのか?」


セレナには何か策があるようだ。


「私のスキルに【統率力向上】があって、私の下についた者は指示通りに動いてくれるんです。

それを使って邪魔にならないように私が動かします」


「それは助かる!

とにかく邪魔にさえならなければいいし、俺達はドラゴンの瞳さえあればいいからな」


「ただ、みんなを統率している間は私は動けません。

そちらに意識を集中させないと続かないんです」


「ドラゴンはこちらに任せて、セレナは被害が出ないようにお願いするよ」


「わかりました」


これで一つの問題は解決だな。


次の問題は、ドラゴンとの空中戦だ。


近接武器では届かないから剣や斧は今回出番はなしだ。


だから使う武器は・・・


「ミーシャと同じ銃を使おう。

リアはいつも通り魔法で頼む」


「わかった。

どこまで使っていい?」


「ドラゴンの強さが分からないが、中級を使ってみてくれ。

効果が薄いなら上級も使っていいだろう」


「任せて」


俺と俊也は早速銃の制作に取り掛かった。


とはいっても俺は片腕だからほとんどは俊也が作っていた。


「すまんな、腕さえあれば・・・」


「気にすんな。

それより片手で使うならこれでいいよな?」


「ああ、威力は高めにしておいてくれ。

なるべく一撃で仕留められるように」


「あいよ」


テント内でキラキラと発光し続けたと思ったら、やり切った感じの俊也が出てきた。


「ほい、リボルバーだ。

リロードは弾さえ持ってれば自動で入れ替えてくれるから片手でも大丈夫だ」


「サンキュー、これで戦えるぜ」


準備は整った。


後は後方メンバーを連れて出発だ。



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