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~リーリウム王国歴史書(一部抜粋)~


 星暦(せいれき)1276年7月8日。リーリウム王国の王都フロースにあるスノウフレイク学園にて、大量虐殺事件が発生した。当時学園では、国王主催の舞踏会が行われており、生徒の他、多くの来賓もいた。


 事件の主犯格は4名。

 リーリウム王国第1王子 ギルバート・キュアノス・リーリウム。

 同第2王子 ヴィンセント・ベーリュッロス・リーリウム。

 カサブランカ公爵家令嬢であり祝福の神子 レイチェル・サピュルス・カサブランカ。

 ハイドランジア辺境伯(へんきょうはく) ルカ・キュアノス・ハイドランジア。

 この他、ギルバートの従者キース、レイチェルの従者ハリエット、ルカの従者フォスら3名も関与している。

 当時、ギルバート、ヴィンセント、ルカの3名は同じ第5学年クラスAと同級生で、レイチェルは一つ下の第4学年クラスA。ギルバートとルカははとこ、レイチェルとルカはいとこという繋がりがあった。


 彼ら4名は悪魔に魂を売り、魔族となっていたことが、聖女エレナ・アマリリスによって明らかにされている。魔族の力で舞踏会に参加しいていた生徒、教員、来賓(らいひん)惨殺(ざんさつ)。聖女エレナの活躍によって守られた命も少なくはないが、4名の力は凄まじく、多くの犠牲者が出た。

 4名は国宝である4つの宝玉を強奪し逃走。当時のリーリウム王国国王エリオットは、彼らの捕縛と、彼らに関わる全ての者の身元を明らかにし、魔族であった場合は即刻討伐することを命じ、聖女エレナもこれに参加。即刻全ての騎士団にこの勅令が伝わるよう、その魔法で貢献した。

 レイチェルの生家であるカサブランカ公爵家、ヴィンセントの生家であるダリア男爵家は共に魔族ではないと判明。しかし、ギルバートの母である第1王妃フィリスとルカの生家であるハイドランジア辺境伯家は領民含め全員が魔族であると判明し、王国騎士団はやむなくこれを殲滅した。

 4名は逃走の際、フィリス王妃と、ギルバートの妹であるリオノーラ王女、ヴィンセントの母である第3王妃ヴィオラを殺害。実母、実妹に対するあまりにも凄惨な仕打ちに国王は怒り、彼らに懸賞金をかけ、抹殺を命じた。


 同時期、カサブランカ公爵領と王都北部に広がるコンウォルウルス大平原にて大地震が発生。これにより、大平原は巨大な山脈となった。何人もの登山家がこの山に挑むも、山には急な斜面や崖、さらには深い谷があり、多くの死者が出た。これにより王国はこの山の登山を禁止し、山脈の向こうには魔族が住み、今でも死者の怨念が漂っているという旧ハイドランジア領があるため、聖女エレナの言葉により山脈の麓に防魔(ぼうま)(とりで)を築いた。

 当時、聖女エレナは、叛逆の徒レイチェルと同じ祝福の神子であったが、王国に多大なる貢献をしたことから国王直々に聖女の位を授かり、聖女エレナと呼ばれるようになった。聖女エレナは全ての魔族が消えるその時まで人間を守ると宣言し、現在も当時と変わらない姿で我々を守っている。


    ~リーリウム王国歴史書より一部抜粋~





ルカとギルバートの関係を、「いとこ」から「はとこ」に変更しました(2019.09.25)

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